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2014年1月11日 (土)

1ペテロ2:9.10 王なる祭司

2:9 しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。
2:10 あなたがたは、以前は神の民ではなかったのに、今は神の民であり、以前はあわれみを受けない者であったのに、今はあわれみを受けた者です。
(新改訳)

 キリスト者は①選ばれた種族
         ②王である祭司
         ③聖なる国民
         ④神の所有とされた民
として頂きました。
それは、主イエス様の素晴らしい御業を宣べ伝えるためです。とあります。

 「選ばれた種族」は、イザヤ43:20の「私の民、わたしの選んだ者」からの引用です。この箇所は、イスラエルに対する預言として書かれていますが、キリスト者は、第二のアダムであるキリスト(1コリント15:45-47)の故に新創造され(2コリント5:17)、キリストに似た者とされたのです(1コリント15:48)。現在は、霊の部分が新しくされており、キリストの空中再臨の時に体の部分が新しくされます(1コリント15:49-52、1テサロニケ4:16.17)。キリスト者は、キリストに属する族(やから)として頂いたのです。

 「王である祭司」の訳し方について、各聖書は次のようです。
王の系統を引く祭司(新共同訳)、王なる祭司(文語訳、塚本訳、前田訳)、祭司の国(口語訳)、王の(家系の)祭司団、a royal priesthood(NKJV、KJV)、the King's priests(TEV)となっています。
この箇所を読むとき、黙示録1:6も参考になります。そこには、「わたしたちを王とし、御自身の父である神に仕える祭司としてくださった」(新共同訳)、「私たちを王国とし、ご自分の父である神のために祭司としてくださった」(新改訳)、「わたしたちを、その父なる神のために、御国の民とし、祭司として下さった」(口語訳)、「我らに王国を与え、彼〔キリスト〕の父なる神の祭司となしたもうた」(前田訳)、「わたし達を(来るべき)王国(の民となし、)その神また父への祭司となしたもうた」(塚本訳)、「父なる神の為に国民となし祭司となし」(文語訳)、「彼〔キリスト・イエス〕の父である神に私たちが祭司として仕えるために、わたし達を用いて王国を造り上げた者・・・」(岩波訳)等とあります。
翻訳のもとにしたギリシャ語の底本によっても異なってきますので、私にはよくわかりません。
1ペテロ2:9の方は、(ギ)βασίλειος バシレイオスで、kingly;黙示録1:6の方は、(ギ)βασιλεύςで、 a sovereign (king, emperor, ruler)となっています。
キリスト者は、キリストの王国では、治める者ruler裁く者となることが、ルカ19:17.19、1コリント6:2からも分かります。
旧約の時代にあっては、祭司はレビ族から出ました。王はユダ族から出たのです。祭司は王になることはできず、王は祭司になることが出来ないということが原則でした。それを破ったウジヤ王は神に打たれて病になり死んだのです(2歴代誌26章)。

 私なりに纏めると、キリスト者は、王の王、主の主であるキリストの故に、キリストに属する祭司とされ、また、キリストのもとでそれぞれが任されたところを治める者としての働きをキリストの王国において行う者とされている、ということではないかと思うのです。(歯切れが悪いのですが、天に帰ったら正しくわかることでしょう。)

 「神の所有とされた民」という語を見るとき、詩編100編を思い、心が温かくなるのです。
詩編100編は、次のように記されてあります。
「全地よ。主に向かって喜びの声をあげよ。
喜びをもって主に仕えよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。
知れ。主こそ神。主が、私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊である。
感謝しつつ、主の門に、賛美しつつ、その大庭に、入れ。主に感謝し、御名をほめたたえよ。
主はいつくしみ深くその恵みはとこしえまで、その真実は代々に至る。」(新改訳)
「私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊である。」と読むとき、何だかホーッと筋肉がゆるむのです。

 <お祈り>
天のお父様
あなたの御名を崇めます。
主は、わたし達に慈しみ深く、配慮は行き届き、その恵みを放棄することなく、とこしえまでも恵みの内に保って下さる方ですから感謝します。
御心が成りますように。
また、イエス様の素晴らしい御業を宣べ伝えていけますように。
感謝して、主イエス様の御名によってお祈りします。
アーメン

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