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2014年7月15日 (火)

1ヨハネの手紙1:1-3a イエス様は神でありつつ人ともなってくださいました

1:1初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て手でさわったもの、すなわち、いのちの言について――
1:2このいのちが現れたので、この永遠のいのちをわたしたちは見て、そのあかしをし、かつ、あなたがたに告げ知らせるのである。この永遠のいのちは、父と共にいましたが、今やわたしたちに現れたものである――
1:3すなわち、わたしたちが見たもの、聞いたものを、あなたがたにも告げ知らせる。”(口語訳)

 この手紙は、80年代後半から90年代初めのころに書かれたのではないかと考察されています。この手紙を書く必要が生じたのは、その頃既に異端的教えが広がりつつあったからです。この手紙から推測できる異端的教えの内容は、
①イエスがキリストであることを否定していること。(1ヨハネ2:22)
②イエスが神の子であることを認めないこと。(1ヨハネ2:23)
③キリストが肉体をとって人となられたことを否定すること。(1ヨハネ4:2.3)
などが考えられます。
異端的な教えの誤りを論破して、信徒が誤りに引き込まれないようにすることと、イエス・キリスト様を信じている者は永遠の命を既に持っているということをよくわからせる為に書いたもののようです(1ヨハネ5:13)。

 ヨハネは、イエス・キリスト様を「ことば」として、次のようにヨハネの福音書では表現しています。
“1:1 初めに、ことば〔イエス・キリスト〕があった〔存在していた〕。ことばは神〔父なる神〕とともにあった〔存在していた〕。ことば〔イエス・キリスト〕は神であった。
1:2 この方は、初めに神とともにおられた。
1:10 この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。
1:14 ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。”(新改訳) 〔 〕内は筆者挿入

 ヨハネの手紙の方では、イエス・キリスト様を「いのちのことば」と表現しています。
イエス様は、ヨハネ14:6で、「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」(新改訳)と話され、私が「いのち」そのものですよ、と語られました。また、イエス様は、「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠のいのちを持っています。」{(ヨハネ6:54)新改訳}とも言われました。即ち、イエス様を丸ごと信じることによって「永遠の命を持つことが出来る」と教えられたのです。
イエス様は、「いのち」そのものであられると共に、いのちを与えることの出来ることばを語られたのです。「いのちのことば」をイエス様は、この世にもたらしたお方です。
 
 

 「初めからあったもの」(1)即ち、イエス様は、宇宙が創られる前から存在していたお方です。(創世記1:1、コロサイ1:15-17)。
この手紙が書かれた頃は、イエス様が天に帰られて約60年も経っていたので、実際にイエス様を肉眼で見たり、イエス様の声を耳で聞いたり、イエス様の体を手で触れたりすることが出来ず、肉の五感を通してでなければ信じることの出来ない人達がいたので、「わたしたちが聞いたもの〔お方即ちイエス・キリスト様〕、目で見たもの、よく見て手でさわったもの」(1)と書かなければなりませんでした。
イエス様が地上におられた時、ヨハネはいつもイエス様のお声を聞き、お姿を見、お体にも触れたのです。ヨハネだけではありません。多くの人がイエス様の声を聞いたり、イエス様の姿を見たりしたのです。ある難治性の長期にわたる不正出血の女性はイエス様の衣服に触れたので癒されたのです(マタイ9:20-22)。

 「永延の命」(2)を持っている存在者であるイエスキリスト様は、霊のみによって存在したのではなく、肉体をも持って存在された方であることをヨハネはまず伝えたかったというか、当時広まって来ていた異端の教えを正したかったのだと思います。
イエスが天に帰られた後は、「見ずに信じる者は幸いです。」(ヨハネ21:29)の時代へと移ったのです。

 <お祈り>
天のお父様
あなたの御名を崇めます。
今の時代、イエス様を肉の目で見ることもなく、肉の耳でイエス様のお声を聞くこともなく、手でイエス様のお体を触ることが無くても、御霊によって、イエス様を信じさせて頂けましたことを感謝します。
イエス様を信じた時、御霊によって霊の再生を頂き、その霊の中へと、御子の御霊をお送りくださいました。
私たちイエス様を信じる者は、霊においては既に永遠の命を持っていることを感謝します。そして、やがてはからだも贖われて永遠性を持たせて頂けますことを感謝します。
主の御名を崇め感謝しつつ主イエス・キリスト様の御名によってお祈りします。
アーメン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
“肉によって生まれた者は肉です。御霊によって生まれた者は霊です。”{(ヨハネ3:6)新改訳}
“主と交われば一つ霊となるのです。”{(1コリント6:17)新改訳}
“御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった。”{(ガラテヤ4:6)新共同訳}
“キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださるのです。”{(ピリピ3:21)新共同訳}

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