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2015年8月 1日 (土)

詩篇143篇 救い、きよめ、主に従う歩み

“ダビデの歌
143:1主よ、わが祈を聞き、わが願いに耳を傾けてください。あなたの真実と、あなたの正義〔恵みの御業(新共同訳)〕とをもって、わたしにお答えください。
143:2あなたのしもべのさばきにたずさわらないでください。生ける者はひとりもみ前に義とされないからです。〔あなたの僕を裁きにかけないでください。御前に正しいと認められる者は、命あるものの中にはいません。(新共同訳)〕
143:3敵はわたしをせめ、わがいのちを地に踏みにじり、死んで久しく時を経た者のようにわたしを暗い所〔闇に閉ざされた国(新共同訳)〕に住まわせました。
143:4それゆえ、わが霊はわがうちに消えうせようとし、わが心はわがうちに荒れさびれています。〔それゆえ、私の霊は私のうちで衰え果て、私の心は私のうちでこわばりました。(新改訳)〕
143:5わたしはいにしえの日を思い出し、あなたが行われたすべての事を考え、あなたのみ手のわざを思います。〔わたしはいにしえの日々を思い起こし、あなたのなさったことをひとつひとつ思い返し、御手の業を思いめぐらします。(新共同訳)〕
143:6わたしはあなたにむかって手を伸べ、わが魂は、かわききった地のようにあなたを慕います。〔セラ
143:7主よ、すみやかにわたしにお答えください。わが霊は衰えます。わたしにみ顔を隠さないでください。さもないと、わたしは穴にくだる者のようになるでしょう。
143:8あしたに、あなたのいつくしみを聞かせてください。わたしはあなたに信頼します。わが歩むべき道を教えてください。わが魂はあなたを仰ぎ望みます。〔朝にあなたの恵みを聞かせてください。私はあなたに信頼していますから。私に行くべき道を知らせてください。私のたましいはあなたを仰いでいますから。(新改訳)〕
143:9主よ、わたしをわが敵から助け出してください。わたしは避け所を得るためにあなたのもとにのがれました。
143:10あなたのみむねを行うことを教えてください。あなたはわが神です。恵みふかい、みたまをもってわたしを平らかな道に導いてください。〔御旨を行うすべを教えてください。あなたはわたしの神。恵み深いあなたの霊によって安らかな地に導いてください。(新共同訳)〕
143:11主よ、み名のために、わたしを生かし、あなたの義によって、わたしを悩みから〔私のたましいを苦しみから(新改訳)〕救い出してください。
143:12また、あなたのいつくしみによって、わが敵を断ち、わがあだをことごとく滅ぼしてください。わたしはあなたのしもべです。〔あなたの恵みによって、私の敵を滅ぼし、私のたましいに敵対するすべての者を消し去ってください。私はあなたのしもべですから。(新改訳)〕”(口語訳)

 今回は、ダビデが、或いはイスラエルが、という捉え方ではなく、主の御救いに与り既に永遠の命を与えられたキリスト者に当てはめて考えてみたいと思います。

 2節に「・・御前に正しいと認められる者は、命あるものの中にはいません。」(新共同訳)とありまが、主によって救われたキリスト者も、幸いなことに、主イエス様を信じる前に、自分は神の御前に正しくない、罪人であると認識することができ、かつ神に裁かれて、地獄に行く者であると捉えることの出来た者だと思います。

 1節に、「主よ、わが祈を聞き、わが願いに耳を傾けてください。あなたの真実と、あなたの正義〔恵みの御業(新共同訳)〕とをもって、わたしにお答えください。」(口語訳)とあります。
この人は、「神様の真実と正義とを持って、私にお答えください。」と祈り、2節の冒頭で「あなたのしもべをさばきにかけないでください。」(新改訳)〕と祈っています。神様の正義に従って裁かれたらひとたまりもありません。
「あなたの正義」(口語訳)というところを、新共同訳は、「恵みの御業」と訳しました。
「恵みの御業」を成就してくださったのは主イエス・キリスト様です。
イエス様は十字架の上で私たちのすべての罪を身代わりに引き受けてくださり血を流して死んでくださったのです。イエス様は、十字架上で、肉体の命の終わりの時に臨んで、「(贖いが)完了した。」と語られました。父なる神様は、主イエス様の贖いを確かに受け入れたということの証しとしてイエス様をご復活させなさいました(十字架と復活の意味はこれ以外にもあります)。イエス様の肉体が十字架上で死んでも、イエス様の霊は生きていました。イエス様は元来神であられ、永遠のお方です。父なる神様は、イエス様の肉において罪を処罰されたのです(ローマ8:3)。そして3日目に体をもってご復活なさったのです。
イエス様の十字架は自分の罪のためであり、信じる者の罪は赦されるという神様のおことばを信じる者を神様は救われるのです(ローマ3:21-26)。それを信じた人がキリスト者です。
神様は義なるお方ですから、ご自分がキリストにあって人間と結ばれた血の契約を勝手に無効にすることは出来ません。
神様は、義である故に、イエス様の贖いを受け入れた人を例外なく救うのです。信じた人を義と認めるのです。

 主イエス様の救いに与る前は、霊的暗やみの世界、即ちサタンの支配下にありました(エペソ2:1-3)。サタンを頭とする暗やみの圧政の中にいたのです(コロサイ1:13)。しかし注意しないと、救われたにもかかわらず、暗やみの圧政下にあったような生活を送ってしまうこともあるのです。

 3節に「敵〔サタン(筆者挿入)〕はわたしをせめ、わがいのちを地に踏みにじり、死んで久しく時を経た者のようにわたしを暗い所〔闇に閉ざされた国(新共同訳)〕に住まわせました。」(口語訳)と記されているような状態と感じられるような状態になってしますのです。
この様な状態になるのは、サタンが足がかりとすることの出来る私たちの罪の故です。

 サタンにいいようにされると、4節に「私の霊は私のうちで衰え果て、私の心は私のうちでこわばりました。」(新改訳)とあるような状態になります。

 そして、5節に「わたしはいにしえの日々を思い起こし、あなたのなさったことをひとつひとつ思い返し、御手の業を思いめぐらします。」(新共同訳)とあるように神様の恵みと真実を回顧するようになります。

 さらに、「あなたに向かって、私は手を差し伸べ、私のたましいは、かわききった地のように、あなたを慕います。主よ。早く私に答えてください。私の霊は滅びてしまいます。どうか、御顔を私に隠さないでください。私が穴に下る者と等しくならないため。朝にあなたの恵みを聞かせてください。私はあなたに信頼していますから。私に行くべき道を知らせてください。私のたましいはあなたを仰いでいますから。主よ。私を敵から救い出してください。私はあなたの中に、身を隠します。あなたのみこころを行うことを教えてください。あなたこそ私の神であられますから。あなたのいつくしみ深い霊が、平らな地に私を導いてくださるように。主よ。あなたの御名のゆえに、私を生かし、あなたの義によって、私のたましいを苦しみから連れ出してください。」(新改訳)と6-11節にあるような祈りをささげることになるでしょう。
ここでは罪の悔い改め、きよめ、主に従う歩みを希求した祈りをささげています。

 「罪」の原語には「的外れ」の意があり、神様の御旨から外れているということです。神様の御旨から外れている思い、感情、意思、行為等の何か、或いは全部を認めて思いを変えることは罪の悔い改めであり、神様の御旨に一致する思いに変えられるということは、思いがきよくされるということであり、それが行為に出ると、主の御旨に従って歩んでいくことになるのですから、この祈りの中にそれらの物を見ることができます。

 12節に「あなたの恵みによって、私の敵を滅ぼし、私のたましいに敵対するすべての者を消し去ってください。」(新改訳)とありますが、サタンはイエス・キリスト様の十字架の御業によって既に敗北しました。サタンはキリストの千年王国の最後に火と硫黄との池に投げ込まれます(黙示録20:10)。
それ故、キリスト者は、イエス様にあってサタンに必ず勝利できるのです。それはイエス・キリスト様の内にある者の権利であり、権威です。ただし、イエス様から離れては何もできません(ヨハネ15:5)。

 <お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
あなたは恵みの上に恵みを与えてくださり、あなたがお持ちの忠実と真実と愛を持って導いていて下さいますからありがとうございます。
あなたの御旨に従って歩み続けることができますよう、いつも御霊に満たされ導かれつつ歩ませて下さい。
感謝し、主イエス・キリスト様の御名によってお祈りします。
アーメン

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