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2016年8月 1日 (月)

使徒27:39-28:1 乗船者全員がマルタ島に上陸できた

27:39夜が明けて、どこの土地かよくわからなかったが、砂浜のある入江が見えたので、できれば、それに舟を乗り入れようということになった。
27:40そこで、いかりを切り離して海に捨て、同時にかじの綱をゆるめ、風に前の帆をあげて、砂浜にむかって進んだ。
27:41ところが、潮流の流れ合う所に突き進んだため、舟を浅瀬に乗りあげてしまって、へさきがめり込んで動かなくなり、ともの方は激浪のためにこわされた。〔ところが、深みに挟まれた浅瀬にぶつかって船を乗り上げてしまい、船首がめり込んで動かなくなり、船尾は激しい波で壊れだした。(新共同訳)〕
27:42兵卒たちは、囚人らが泳いで逃げるおそれがあるので、殺してしまおうと図ったが、
27:43
百卒長は、パウロを救いたいと思うところから、その意図をしりぞけ、泳げる者はまず海に飛び込んで陸に行き、
27:44その他の者は、板や舟の破片に乗って行くように命じた。こうして、全部の者が上陸して救われたのであった。
28:1わたしたちが、こうして救われてからわかったが、これはマルタと呼ばれる島であった。”(口語訳)

 夜が明けて周りの景色が見える状態になっていました。すると、砂浜のある入り江が目に留まったのです。そこで、その砂浜に船を乗り入れようということになりました(39)。

 砂浜に船を乗り入れるのであれば、もはや錨は必要ありませんから、錨を切り離して海に捨てました。それとともに舵の綱をゆるめ、風に前の帆をあげて、砂浜にむかって進んでいきました(40)。

 ところが砂浜に乗り上げる前に浅瀬に座礁してしまい、船首がめり込んで動かなくなってしまったのです。それだけではなく船尾は激しい波で壊れだしたのでした(40)。

 この船にはパウロの他にも数人の囚人たちが乗っていたのです(使徒27:1)。
ローマにおいては、囚人を預かっている兵士は、囚人を逃がしたら厳しく責任を問われますから、兵士たちは、囚人たちが泳いで逃げないように、殺そうと計りました(42)。

 パウロに対して、天使が、主の御告げを告げてくれた話を、兵士たちも聞いたはずですが、誰もパウロが証した話の内容を信じてはいなかったのです。パウロが皆に話した内容は、「昨夜、私の主で、私の仕えている神の御使いが、私の前に立って、こう言いました。『恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。』ですから、皆さん。元気を出しなさい。すべて私に告げられたとおりになると、私は神によって信じています。」(使徒27:23-25・新改訳)というものでした。
パウロに与えられた預言を信じていたとすれば、全員の命が助かると共に乗船しているすべての人をパウロの支配下に置くという主のことばを信じていたはずでした。少し前に乗客をおいて逃げ出そうとした船員たちも、この兵士たちも、パウロのことばを信じていなかったことが分かります。

 百人隊長ユリアスは、パウロに対し、最初の頃から寛大であったことが、使徒27:1-3に、「さて、私たちが船でイタリヤへ行くことが決まったとき、パウロと、ほかの数人の囚人は、ユリアスという親衛隊の百人隊長に引き渡された。私たちは、アジヤの沿岸の各地に寄港して行くアドラミテオの船に乗り込んで出帆した。テサロニケのマケドニヤ人アリスタルコも同行した。翌日、シドンに入港した。ユリアスはパウロを親切に取り扱い、友人たちのところへ行って、もてなしを受けることを許した。」(新改訳)と記されていました。百人隊長は、乗船後のパウロの話の内容を耳にしパウロの行動を見ていたことでしょう。恐らく最初の時よりもより一層パウロに対して好意を持っていたのだろうと思います。百人隊長は、パウロをあくまでも助けようと思って、兵士たちが囚人を殺してしまうことを止めました。そして、百人隊長は、泳げる者がまず海に飛び込んで陸に上がるように、それから残りの者は、板切れや、その他の、船にある物につかまって行くように命じたのでした(43.44)。百人隊長の命令によって全員が上陸できました。そこはマルタ島でした(使徒28:1)。

 <お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
パウロは、「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしをしなければならない」(使徒23:11・新改訳)と主イエス様から語られてからずいぶんと色々なところを通ってきました。
鎖をつけられた状態ではありましたが王たちの前で証をさせて頂けたという嬉しいこともありましたが、まさに苦難に続く苦難の中を通って、みことばが成就されていくのを見てきたことです。また、「恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。」(使徒27:24)という天使を通して語られた主の御告げの中の「カイザルの前に立つ」という箇所はローマ到着後のことになりますが、後半の部分は成就しました。
ここから、あなたからおことばを頂いても、そのおことばが成就するまでには紆余曲折がある場合もあるということを教えられます。
おことばを頂くや否や、事が成就すればよいのですが、そうでない場合でも、主の約束を信じ続けて歩む者であらせてください。
主イエス・キリスト様の御名によってお祈りします。アーメン

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