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2016年8月17日 (水)

1テモテ4:6-11 経験を修行せよ

4:6これらのことを兄弟たちに教えるなら、あなたは、信仰の言葉とあなたの従ってきた良い教の言葉とに養われて、キリスト・イエスのよい奉仕者になるであろう。
4:7
しかし、俗悪で愚にもつかない作り話は避けなさい。信心のために自分を訓練しなさい。
4:8からだの訓練は少しは益するところがあるが、信心は、今のいのちと後の世のいのちとが約束されてあるので、万事に益となる。
4:9これは確実で、そのまま受けいれるに足る言葉である。
4:10わたしたちは、このために労し苦しんでいる。それは、すべての人の救主、特に信じる者たちの救主なる生ける神に、望みを置いてきたからである。
4:11これらの事を命じ、また教えなさい。

 6節には、「これらのことを兄弟たちに教えるなら、あなたは、信仰の言葉とあなたの従ってきた良い教の言葉とに養われて、キリスト・イエスのよい奉仕者になるであろう。」(口語訳)とあります。
新共同訳もほぼ同じで、「これらのことを兄弟たちに教えるならば、あなたは、信仰の言葉とあなたが守ってきた善い教えの言葉とに養われて、キリスト・イエスの立派な奉仕者になります。」と訳しています。
新改訳はこの箇所を、「これらのことを兄弟たちに教えるなら、あなたはキリスト・イエスのりっぱな奉仕者になります。信仰のことばと、あなたが従って来た良い教えのことばとによって養われているからです。」と訳しています。
「これらのこと」とは、普通は、既に語られた内容を指しますが、この箇所の後にも、色々な教えが記されていますから、実際にはこの手紙全般の教えを「これらのこと」として受けてもよいのかな、と思います。
「これらのことを兄弟たちに教えるなら、あなたはキリスト・イエスのりっぱな奉仕者になります。」の意はどの聖書の訳にも共通しています。
しかし、新共同訳の、「これらのことを兄弟たちに教えるならば、あなたは、信仰の言葉とあなたが守ってきた善い教えの言葉とに養われてキリスト・イエスの立派な奉仕者になります。」と、新改訳の、「信仰のことばと、あなたが従って来た良い教えのことばとによって養われているからです」には、ニュアンスの違いがあります。
実際的に考えると、神のことばを、神のことばとして、教える人は、神のことばに養われると思います。そして、神のことばに従った信仰生活を送ってきた人が、他の人に教えていくとき、教えている人自身も、更に、神のおことばに養われる、ということになると思います。

 7節には、「俗悪で愚にもつかない作り話は避けなさい。」とあります。
エペソ教会の中の一部の人たちの問題である俗悪で愚にもつかない作り話をする人たちとコンタクトをとるために、自分から、そこに降りて行ってはいけない、とパウロは忠告しました。このような話は、霊的な敵から来るのです。1テモテ4:1に、「・・・ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ・・・」(新改訳)とありました。ヤコブ3:14-16には、
“3:14 しかし、あなたがたは、内心ねたみ深く利己的である〔敵対心がある(新改訳)党派心をいだいている(口語訳)〕なら、自慢したり、真理に逆らってうそをついたりしてはなりません。
3:15 そのような知恵は、上から出たものではなく、地上のもの〔地に属し(新改訳)〕、この世のもの〔生得的で(岩波訳)、肉に属し(新改訳)〕、悪魔から出たものです。
3:16 ねたみや利己心〔敵対心、対抗心、党派心、競争心、対抗意識(筆者挿入)〕のあるところには、混乱やあらゆる悪い行いがあるからです。”(新共同訳)とあります。
これらに引きずり降ろされることの無いように、パウロは、「信心〔敬虔(新改訳)〕のために自分を訓練しなさい」(7)とテモテに命じました。
神を畏れ敬い、神のことばに従った生活をし続けていこうとの願いを常に持ち、神のことばに合致する歩みをすることが出来るように神に願い、聖霊によって変えられていきなさい、と述べたのであろうと思います。
パウロは、ローマ12:2では、「あなたがたは、この世と妥協してはならない。むしろ、心を新たにすることによって、造りかえられ、何が神の御旨であるか、何が善であって、神に喜ばれ、かつ全きことであるかを、わきまえ知るべきである。」(口語訳)と述べました。

 8.9節には、「からだの訓練は少しは益するところがあるが、信心は、今のいのちと後の世のいのちとが約束されてあるので、万事に益となる。これは確実で、そのまま受けいれるに足る言葉である。」(口語訳)とあります。
読めば理解できるところですが、実行していくのは、一日一日、毎瞬毎瞬のことです。
また、パウロは、体の訓練は、無意味であるといったのではなく、体の訓練も少しは益となる、と語っています。肉体にも心を配り、霊と魂には大いに心を配る必要があることを教えられます。

 10節には、「私たちはそのために労し、また苦心しているのです。それは、すべての人々、ことに信じる人々の救い主である、生ける神に望みを置いているからです。」(新改訳)とあります。
「私たちはそのために労し、また苦心しているのです。」をもう少し砕いて言うと「私たちは、今の命と未来の命の為に、労し、また苦心しているのです。」となります。

 イエス・キリスト様は、「すべての人々・・の救い主」です(1テモテ2:6、1ヨハネ2:2も参照)。そしてすべての人の救い主であるイエス様を信じた人は救いを自分のものとしたのです。
また、私(パウロ)たちが、苦労し奮闘しているのを可能にしているのは、救い主である生ける神に望みを置いているからだ、とも語っています。

 <お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
「敬虔のために自分を鍛練しなさい。」(新改訳)とありますが、それに先立って、あなたの豊かな恵みが先行していることを覚えます。
あなたが愛してくださっておられるその愛の豊かさを益々知ることによって、あなたを愛することが出来るようになり、あなたのおことばが真実であることを益々体験することによってより一層おことばに信頼することが出来ますことを感謝します。
それ故、敬虔の為に御霊によって自分を鍛錬していくことが出来ますからありがとうございます。
感謝し、主イエス・キリスト様の御名によってお祈りします。アーメン

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