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2020年9月29日 (火)

1サムエル20:1-23 ダビデとヨナタンの誓い/生きることはキリスト

 1‐3節には、
“1 ダビデはラマのナヨテから逃げて、ヨナタンのもとに来て言った。「私があなたの父上の前に何をし、私にどんな咎があり、どんな罪があるというのですか。父上が私のいのちを求めておられるとは。」2 ヨナタンは彼に言った。「とんでもないことです。あなたが死ぬはずはありません。父は、事の大小を問わず、私の耳に入れずに何かをするようなことはありません。どうして父が、このことを私に隠さなければならないでしょうか。そんなことはありません。」3 ダビデはなおも誓って言った。「父上は、私があなたのご好意を受けていることを、よくご存じです。『ヨナタンが悲しまないように、このことを知らせないでおこう』と思っておられるのです。けれども、主は生きておられます。あなたのたましいも生きておられます。私と死の間には、ほんの一歩の隔たりしかありません。」”(2017)とあります。

 ダビデがヨナタンに話している内容を読むと、ダビデの「私と死の間には、ほんの一歩の隔たりしかありません。」という言葉より、自分が何時殺されるのか分からない、という切迫感をダビデが持っていたことが分かります。

ヨナタンに対するサウルの態度は、父と息子の関係であり、またサウルは、ダビデに対して自分が何をしているのかをヨナタンには教えていないので、ヨナタンは、ダビデの言っていることをよく理解できていませんでした。
またヨナタンは、ヨナタンにサウルが「主は生きておられる。あれ〔ダビデ(筆者挿入)〕は殺されることはない。」(1サムエル19:6・2017)と誓ったことがあったので、それを信じていました。

サウルはヨナタンに王位を継がせたいと考えていたくらいですから。
ダビデにひどいことをするサウル王でも、自分の子どもは愛しているのです(1サムエル20:31)。

 ダビデの切羽詰まった思いを聞いたヨナタンは、ダビデに「あなたの言われることは、何でもあなたのためにします。」(4・2017)と言いました。
 ヨナタンの申し出を受けたダビデがヨナタンに頼んだ内容は、5‐8節に次のように記されています。
“5 ダビデはヨナタンに言った。「明日はちょうど新月祭で、私は王と一緒に食事の席に着かなければなりません。でも、私を行かせて、三日目の夕方まで、野に隠れさせてください。6 もし、父上が私のことをとがめたら、おっしゃってください。『ダビデは自分の町ベツレヘムへ急いで行きたいと、しきりに頼みました。あそこで彼の氏族全体のために、年ごとのいけにえを献げることになっているからです』と。7 もし父上が『良し』とおっしゃれば、あなたのしもべは安全です。もし激しくお怒りになれば、私に害を加える決心をしておられると思ってください。8 どうか、このしもべに真実を尽くしてください。主に誓って、しもべと契約を結んでくださったのですから。もし私に咎があれば、あなたが私を殺してください。どうして父上のところにまで、私を連れ出す必要があるでしょうか。」”(2017)とあります。

 ヨナタンは、父の思いを確かめ、父の思いをダビデに知らせることを誓いました。9‐15節には次のように記されています。
“9 ヨナタンは言った。「とんでもないことです。父があなたに害を加える決心をしていることが確かに分かったら、あなたに知らせないでおくはずはありません。」
10 ダビデはヨナタンに言った。「もし父上が厳しい返事をなさったら、だれが私に知らせてくださいますか。」
11 ヨナタンはダビデに言った。「野に出ましょう。」それで、二人は野に出た。
12 ヨナタンはダビデに言った。「イスラエルの神、主にかけて誓います。明日かあさっての今ごろまでに、父がダビデに対して寛大であるかを探ってみます。寛大でなければ、必ず人を遣わして、あなたの耳に入れます。13 もし父が、あなたに害を加えようと思っているのに、それをあなたの耳に入れず、あなたを無事に逃がさなかったなら、主がこのヨナタンを幾重にも罰せられますように。主が父とともにおられたように、あなたとともにおられますように。14 もし私がこれ以上生きるべきではないのなら、あなたは、主の恵みを私に施して、私が死ぬことのないようにする必要はありません。15 しかし、あなたの恵みを私の家からとこしえに断たないでください。主がダビデの敵を地の面から一人残らず断たれるときにも。」”(2017)とあります。

 ヨナタンがダビデに誓った内容は12-15節に記されています。

 16.17節には、
“16 ヨナタンはダビデの家と契約を結んだ。「主がダビデの敵に血の責めを問われますように。」17 ヨナタンは、ダビデに対する愛のゆえに、もう一度ダビデに誓わせた。ヨナタンは、自分を愛するほどにダビデを愛していたからである。”(2017)とあります。

 契約の中には「ダビデの恵みをヨナタンの家からとこしえに断たない」(15)という項目がありますが、ダビデは後にこの契約を守りました(2サムエル9章:メフィボシェテ)。

 「ヨナタンは、自分を愛するほどにダビデを愛していた」とありますが、ヨナタンは、愛と勇気を持ち合わせていた人でした。
イエス様は、自分を愛する以上に私たちを愛してくださいました。
パウロは、自分を愛する以上に主エス様を愛しました。パウロは「私の願いは、どんな場合にも恥じることなく、今もいつものように大胆に語り、生きるにしても死ぬにしても、私の身によってキリストがあがめられることです。」(ピリピ1:20・2017)と語りました。
ここに、霊における、花婿イエス様と花嫁の関係を見ることが出来るように思います。パウロのこの体験は、エペソ5:22-32に表されているように思います。

 18‐23節には、ダビデに対するサウル王の思いがどの様なものであるのかを、ヨナタンがダビデに知らせる方法が次のように記されています。
“18 ヨナタンはダビデに言った。「明日は新月祭です。あなたの席が空くので、あなたがいないことが分かるでしょう。19 三日目に、日が暮れてから、あの事件の日に隠れた場所に行って、エゼルの石のそばにいてください。20 私は的を射るように、三本の矢をそのあたりに放ちます。21 私が子どもを遣わして、『行って、矢を見つけて来い』と言い、もし子どもに『それ、矢はおまえのこちら側にある。それを取って来い』と言ったら、出て来てください。主は生きておられます。あなたは安全で、何事もありませんから。22 しかし、私が少年に『それ、矢はおまえの向こう側だ』と言ったら、行ってください。主があなたを去らせるのです。23 私とあなたが交わしたことばについては、主が私とあなたの間の永遠の証人です。」”(2017)とあります。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
ヨナタンとダビデの麗しい友情関係もサウル王一人のためにこの期以降は地上においては見ることが出来なくなりますが、二人とも主を豊かに愛していましたから、霊の世界では親しい交わりを持っていることと思います。
あなたは、イエス・キリスト様の十字架と復活のゆえに、主キリスト・イエス様を通してあなたを愛する者をとこしえにあなたの御国の民として生活させてくださいますからありがとうございます。
イエス様が私たちを愛してくださったように、私たちも主イエス様の愛を分与され、イエス様を愛する者となさしめてください。
慈しみ深いあなたの御名を崇め、感謝し、主イエス・キリスト様の御名でお祈りします。アーメン

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コメント

サウルが、ヨナタンの事を愛しているという参考箇所で1サムエル10:31と書いてくださっておりましたが、10章は27節までとなっておりました。何処を参考箇所としたらよいでしょうか?
ダビデとヨナタンの友情は何度読んでも、何度学んでも心温まります。
実際の地上生活の中で、ダビデとヨナタンの友情以上のものはないのでしょうね。そして2人の主への信仰の深さはとても素晴らしいですね。

“1サムエル10:31”の箇所は、1サムエル20:31の間違いです。
教えてくださり感謝します。
せっかく教えてくださったのに、元の本文を開けないので、本文の訂正ができません。
よろしくお願いします。

追記
様々な方法を行ったところ元の文章を開くことができたので訂正しておきました。

何時もありがとうございます。
とても助かっております。

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