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2020年9月26日 (土)

1サムエル17章 主の御名で(主の御名に在って)ダビデがゴリアテに勝利する

 1-11節には、ペリシテの戦士、巨人ゴリアテの登場とゴリアテによるイスラエルへの挑発が次のように記されています。
“1 ペリシテ人は戦いのために軍隊を召集した。ユダのソコに集まり、ソコとアゼカの間にあるエフェス・ダミムに陣を敷いた。2 一方、サウルとイスラエル人は集まってエラの谷に陣を敷き、ペリシテ人に対する戦いの備えをした。3 ペリシテ人は向かい側の山の上に構え、イスラエル人は手前側の山の上に構えた。その間には谷があった。
4 一人の代表戦士が、ペリシテ人の陣営から出て来た。その名はゴリヤテ。ガテの生まれで、その背の高さは六キュビト半。5 頭には青銅のかぶとをかぶり、鱗綴じのよろいを着けていた。胸当ての重さは青銅で五千シェケル。6 足には青銅のすね当てを着け、背には青銅の投げ槍を負っていた。7 槍の柄は機織りの巻き棒のようであり、槍の穂先は鉄で、六百シェケルあった。盾持ちが彼の前を歩いていた。
8 ゴリヤテは突っ立って、イスラエル人の陣列に向かって叫んだ。「何のために、おまえらは出て来て、戦いの備えをするのか。おれはペリシテ人、おまえらはサウルの奴隷どもではないか。一人を選んで、おれのところによこせ。9 おれと戦っておれを殺せるなら、おれたちはおまえらの奴隷になる。だが、おれが勝ってそいつを殺したら、おまえらがおれたちの奴隷になって、おれたちに仕えるのだ。」10 そのペリシテ人は言った。「今日、この日、おれがイスラエルの陣を愚弄してやる。一人をよこせ。ひとつ勝負をしようではないか。」11 サウルと全イスラエルは、ペリシテ人のことばを聞き、気をくじかれて非常に恐れた。”(2017)とあります。

 ゴリアテの背の高さは六キュビト半とあります。1キュビット(アンマ)は約44-45cmです。1キュビットを45cmとして計算すると、ゴリアテの身長は、2.925mになります。ゴリアテは3m弱の大男でした。

 5.7節に「シェケル」という重さの単位がありますが、1シェケルは、11.4gです。
ですから、胸当ての重さは57kg、槍の穂先は、6.84kgです。

 3m近くある巨人のゴリアテは、40日の間、早朝と夕暮れに、イスラエルの陣営に向かって8‐10節に記されているような言葉を叫んでいたのであろうと思います。
16節には、“例のペリシテ人は、四十日間、朝早くと夕暮れに出て来て立ち構えた。”(2017)とあり、また、23節には、“ダビデが彼らと話していると、なんと、そのとき、あの代表戦士が、ペリシテ人の陣地から上って来た。ガテ出身のゴリヤテという名のペリシテ人であった。彼は前と同じことを語った。ダビデはこれを聞いた。”(2017)とありますから。

 16節を除く12節から23節までは、ダビデの出自から始まって、ダビデの紹介、ダビデが、巨人ゴリアテのイスラエルを愚弄する言葉を聞くまでのことが次のように記されています。
“12 さて、ダビデは、ユダのベツレヘム出身の、エッサイという名のエフラテ〔「ベツレヘム」の別称(筆者挿入)〕人の息子であった。エッサイには八人の息子がいた。この人はサウルの時代には、年をとって老人になっていた。13 エッサイの上の三人の息子たちは、サウルに従って戦いに出ていた。戦いに行っていた三人の息子の名は、長男エリアブ、次男アビナダブ、三男シャンマであった。14 ダビデは末っ子で、上の三人がサウルに従って出ていたのである。
15 ダビデは、サウルのところへ行ったり、帰ったりしていた。ベツレヘムの父の羊を世話するためであった。
16 例のペリシテ人は、四十日間、朝早くと夕暮れに出て来て立ち構えた。
17 エッサイは息子ダビデに言った。「さあ、兄さんたちのために、この炒り麦一エパと、このパン十個を取り、兄さんたちの陣営に急いで持って行きなさい。18 この十個のチーズは千人隊の長に届け、兄さんたちの安否を確認しなさい。そして、しるしを持って来なさい。19 サウルと兄さんたち、それにイスラエルの人はみな、エラの谷でペリシテ人と戦っているから。」
20 ダビデは翌朝早く、羊を番人に預け、エッサイが命じたとおりに、言われた物を持って出かけた。彼が野営地に来ると、軍勢はときの声をあげて陣地に向かうところであった。21 イスラエル人とペリシテ人は、向かい合って陣を敷いていた。22 ダビデは、父からことづかった物を武器を守る者に預け、陣地に走って来て、兄たちに安否を尋ねた。
23 ダビデが彼らと話していると、なんと、そのとき、あの代表戦士が、ペリシテ人の陣地から上って来た。ガテ出身のゴリヤテという名のペリシテ人であった。彼は前と同じことを語った。ダビデはこれを聞いた。”(2017)とあります。

 ダビデは、ペリシテ人の約3mもある巨大戦士ゴリアテの挑発、愚弄の言葉を聞きました。その内用は8-10節に記されていますが、もう一度、リビングバイブル訳(前の版)で読んでみようと思います。
仁王立ちのゴリヤテは、イスラエルの陣営に響き渡るように、大声で叫びました。「よく、こうも大ぜいそろえたもんだな。おれはペリシテ人の代表だ。おまえらも代表を一人選んで一騎打ちをし、それで勝負をつけようじゃないか。もし、おまえらの代表の手にかかっておれ様が倒れでもすりゃあ、おれたちは奴隷になるさ。だがな、このおれ様が勝ちゃあ、おまえらが奴隷になるんだ。さあ、どうした。イスラエル軍には人がいないのか。おれと戦う勇気のあるやつは出て来い。」”(抜粋)と意訳されています。

 そして、24節には、“イスラエルの人はみな、この男を見たとき、彼の前から逃げ、非常に恐れた。”(2017)と記されています。

 25‐30節には、ゴリアテの愚弄の言葉に怒りを燃やしたダビデ、巨人ゴリアテを倒した者に与えられる報奨の話を聞いたダビデ、自分たちのメンツのためにダビデにいら立つ兄たちの様子が次のように記されています。
“25 イスラエルの人々は言った。「この上って来た男〔ペリシテ人の巨人ゴリアテ(筆者挿入)〕を見たか。イスラエルをそしるために上って来たのだ。あれを討ち取る者がいれば、王はその人を大いに富ませ、その人に自分の娘を与え、その父の家にイスラエルでは何も義務を負わせないそうだ。」
26 ダビデは、そばに立っている人たちに言った。「このペリシテ人を討ち取って、イスラエルの恥辱を取り除く者には、どうされるのですか。この無割礼のペリシテ人は何なのですか。生ける神の陣をそしるとは。」
27 兵たちは、先のことばのように、彼を討ち取った者には、これこれをされる、と言った。
28 兄のエリアブは、ダビデが人々と話しているのを聞いた。エリアブはダビデに怒りを燃やして言った。「いったい、おまえは、なぜやって来たのか。荒野にいるあのわずかな羊を、だれに預けて来たのか。私には、おまえのうぬぼれと心にある悪が分かっている。戦いを見にやって来たのではないのか。」
29 ダビデは言った。「私が今、何をしたというのですか。一言、話しただけではありませんか。」30 ダビデは兄から別の人の方に向き直り、同じことを尋ねた。すると、兵たちは先ほどと同じ返事をした。”(2017)とあります。

 サウルは、ゴリアテを打ち取った者には、①豊かな報奨を与える、②サウル王の娘を与え、義理の息子(娘婿)とする、③父の家の税金を撤廃する、と語ったのです。

 脱線しますが、
イエス・キリスト様を信じた者、即ちイエス様を心にお迎えした者には、主なる神様はどうすると言われたでしょうか?
➀すべての罪を赦す
②神のみ前に正しいものと認める
③永遠のいのちを与える
④神の御国を相続させる
⑤霊の体を与える
⑥神の子どもとする
⑦キリストの花嫁とする
⑧とこしえに父なる神と、主なるキリストと共に暮らす
・・・・
等々と聖書にあります。

 続く31には、“ダビデが言ったことは人々の耳に入り、サウルに告げられた。それで、サウルはダビデを呼び寄せた。”(2017)と記されています。

 32‐39節には、ダビデとイスラエルの王サウルの会話、またその中で、サウルがダビデをゴリアテと戦う戦士として送り出す経緯が次のように記されています。
“32 ダビデはサウルに言った。「あの男のために、だれも気を落としてはなりません。このしもべが行って、あのペリシテ人と戦います。」
33 サウルはダビデに言った。「おまえは、あのペリシテ人のところへ行って、あれと戦うことはできない。おまえはまだ若いし、あれは若いときから戦士だったのだから。」
34 ダビデはサウルに言った。「しもべは、父のために羊の群れを飼ってきました。獅子や熊が来て、群れの羊を取って行くと、35 しもべはその後を追って出て、それを打ち殺し、その口から羊を救い出します。それがしもべに襲いかかるようなときは、そのひげをつかみ、それを打って殺してしまいます。36 しもべは、獅子でも熊でも打ち殺しました。この無割礼のペリシテ人も、これらの獣の一匹のようになるでしょう。生ける神の陣をそしったのですから。」37 そして、ダビデは言った。「獅子や熊の爪からしもべを救い出してくださった主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕は、このペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」
サウルはダビデに言った。「行きなさい。主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕がおまえとともにいてくださるように。」38 サウルはダビデに自分のよろいかぶとを着けさせた。頭に青銅のかぶとをかぶらせて、それから身によろいを着けさせたのである。
39 ダビデは、そのよろいの上にサウルの剣を帯びた。慣れていなかったので、ためしに歩いてみた。ダビデはサウルに言った。「これらのものを着けては、歩くこともできません。慣れていませんから。」ダビデはそれを脱いだ。”(2017)とあります。

 ダビデは、ゴリアテとの戦いの備えをどのようにしたのでしょうか。
40節には、“そして〔ダビデは(筆者挿入)〕自分の杖を手に取り、川から五つの滑らかな石を選んで、それを羊飼いの使う袋、投石袋に入れ、石投げを手にし、そのペリシテ人に近づいて行った。”(2017)と記されています。

 ペリシテ人の代表戦士である巨人ゴリアテは、イスラエルの代表戦士であるダビデの準備ができたのを見て、ダビデの方へじりじりと進んで来、ダビデを愚弄しました。41‐44節には次のように記されています。
“41 そのペリシテ人は盾持ちを前に立て、ダビデの方にじりじりと進んで来た。42 ペリシテ人は、ダビデに目を留めて彼を見つめ、彼を蔑んだ。ダビデが血色の良い、姿の美しい少年だったからである。43 ペリシテ人はダビデに言った。「おれは犬か。杖を持って向かって来るとは。」ペリシテ人は自分の神々によってダビデを呪った。44 ペリシテ人はダビデに言った。「さあ、来い。おまえの肉を空の鳥や野の獣にくれてやろう 。」”(2017)とあります。

 ゴリアテは、ダビデに、ダビデを殺し、ダビデの肉を空の鳥や野の獣にくれてやろう、と言い放ったのです。

 愚弄してきたゴリアテに対してダビデは何と言ったでしょうか。45‐47節には次のように記されています。
“45 ダビデはペリシテ人に言った。「おまえは、剣と槍と投げ槍を持って私に向かって来るが、私は、おまえがそしったイスラエルの戦陣の神、万軍の主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕の御名によって、おまえに立ち向かう。46 今日、主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕はおまえを私の手に渡される。私はおまえを殺しておまえの頭を胴体から離し、今日、ペリシテ人の軍勢の屍を、空の鳥、地の獣に与えてやる。すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るだろう。47 ここに集まっているすべての者も、剣や槍がなくても、主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕が救いをもたらすことを知るだろう。この戦いは主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕の戦いだ。主は、おまえたちをわれわれの手に渡される。」”(2017)とあります。

 45節には「イスラエルの戦陣の神、万軍の主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕の御名によって、おまえに立ち向かう。」というダビデの言葉があります。「御名によって」と訳された原語を直訳すると「御名の中で」となります。
「ヤハウェ(主)の御名の中で戦う」ということが実現すれば、それに敵対できるものは誰一人おりません。堕天使でも世界一の権力者でも、獣でも海の巨獣でも、空の肉食鳥でも誰もいないのです。
私たちキリスト者は対人的に暴力的に戦うことをしませんが、悪魔悪霊とは戦います。主の御名によって、或いは、主の御名の中で。

 48-51節aには、ダビデとゴリアテの戦いでダビデが勝利した様子が次のように記されています。
“48 そのとき、そのペリシテ人はダビデの方に近づき始めた。ダビデは、すばやく戦場を走って行き、ペリシテ人に立ち向かった。
49 ダビデは手を袋の中に入れて、石を一つ取り、石投げでそれを放って、ペリシテ人の額を撃った。石は額に食い込み、彼はうつぶせに地面に倒れた。50 ダビデは、石投げと石一つでこのペリシテ人に勝ち、このペリシテ人を撃って、彼を殺した。ダビデの手に剣はなかったが。51 ダビデは走って行ってペリシテ人の上に立ち、彼の剣を奪ってさやから抜き、とどめを刺して首をはねた。”(2017)とあります。

 51節bー54節までは、ペリシテ軍に対するイスラエル軍の勝利が次のように記されています。
“51 ペリシテ人たちは、自分たちの勇士が死んだのを見て逃げた。
52 イスラエルとユダの人々は立ち上がり、ときの声をあげて、ペリシテ人をガイの谷間に至るまで、そしてエクロンの門まで追った。それでペリシテ人は、シャアライムの道に、ガテとエクロンに至るまで、刺し殺されて倒れていた。53 イスラエル人はペリシテ人追撃から引き返して、ペリシテ人の陣営を略奪した。54 ダビデは、あのペリシテ人の首を取ってエルサレムに持ち帰った。しかし、武具は自分の天幕に置いた。”(2017)とあります。

 55.56節は、ダビデとゴリアテの戦いが始まる前の、サウロ王とイスラエル軍の長アブネルとの会話が、
“55 サウルは、ダビデがあのペリシテ人に向かって出て行くのを見たとき、軍の長アブネルに言った。「アブネル、あの若者はだれの息子か。」
アブネルは言った。「王様、お誓いしますが、私は存じません。」
56 そこで、王は命じた。「あなたは、あの少年がだれの息子かを調べなさい。」”(2017)と記されています。

 57.58節には、ダビデがゴリアテを打ち取った後の、サウル王とダビデの会話が、
“57 ダビデがペリシテ人を討ち取って帰って来たとき、アブネルは彼をサウルの前に連れて来た。ダビデはペリシテ人の首を手にしていた。
58 サウルは彼に言った。「若者よ、おまえはだれの息子か。」
ダビデは言った。「あなたのしもべ、ベツレヘム人エッサイの息子です。」”(2017)と記されています。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
良き環境に置かれている時も、困難な状況に置かれている時も、いつも主の御名の中で歩む者であらせてください。
我らの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたがたは神によってキリスト・イエスのうちにあります。」(1コリント1:30抜粋・2017)
「主イエス・キリストを着なさい。」(ローマ13:14・2017)
「この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト」(コロサイ1:27・2017)
「終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。」(エペソ6:10・2017)

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コメント

43節の「おれは犬か。杖を持って向かって来るとは。」という言葉、3メートル近いゴリアテが言っていると思うと笑ってしまいました。
石で撃って巨人が死んでしまう事に、神様の御力がどの様なものであるのかを学ぶ前は、分かりませんでした。今、それは〝主の御名の中〟であるからこそである、という事が分かる様にさせてくださった事に感謝します。
エリアブとダビデのやり取りを、客観的に捉えて置き換え、ヒントとして、日常の中で役立たせる様にしたいと思いました(中々、イエス様を着ることはできません)。

聖書は色々なヒントを与えてくださいますね。
ハレルヤ

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