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2020年9月16日 (水)

1サムエル13:1 サウルに主の霊が注がれていた期間は2年間/イエス様を主として歩む歩みに価値がある

 1節には、“ サウルは、ある年齢で王となり、二年間だけイスラエルを治めた。”(新改訳2017)と記されています。

 1節を
 新改訳第三版は「サウルは三十歳で王となり、十二年間イスラエルの王であった。」と訳し、
 新共同訳は、「サウルは王となって一年でイスラエル全体の王となり、二年たったとき、」と訳し、
 口語訳は、「サウルは三十歳で王の位につき、二年イスラエルを治めた。」と訳し、
 岩波訳は、「サウルは・・・歳で王位につき、二年間イスラエルを治めた。」と訳しています。

 現代の聖書の底本になっている聖書は最初のものではなく写本ですから、定かでない箇所は、どこかで欠けてしまったのかも知れません。あるいは最初から抜けた箇所のある文章なのかもしれません。私には正しいことは分かりません。
この節の訳については諸説ありますが、ヘブライ語聖書を直訳している岩波訳の注を下記しておきます。
“〔「サウルは・・・歳で王位につき」について(筆者挿入)〕原文には数を示す語が欠ける。記者は、サウルが王位についた時の年齢について記そうとしたが、ついに分からないままで終わったらしい。七十人訳写本のあるものは、サウルが即位したのは、彼が三十歳のときであったとし、ベシッタ〔シリア語訳(筆者挿入)〕は二十一歳としている。本節は主要な七十人訳写本にはない。
〔「二年間イスラエルを治めた」について(筆者挿入)〕使徒13:21、ヨセフス『ユダヤ古代史』VI.378はサウルの治世を40年とする(ただし、『ユダヤ古代史』X.143は二十年)。”と注しています。

 私の推測ですが、主がサウルに主の霊を注いでいたのが2年間ということではないかと思います。
サウルが罪を犯した後、主はダビデに主の霊を注ぎ、主の霊が注がれなくなったサウルの上には災いの霊が来たのです。
1サムエル16:13-15には、
“13 サムエルは油の角を取り、〔サムエルの(筆者挿入)〕兄弟たちの真ん中で彼〔サムエル(筆者挿入)〕に油を注いだ。主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕の霊がその日以来、ダビデの上に激しく下った。サムエルは立ち上がってラマへ帰って行った。14 さて、主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕の霊はサウルを離れ去り、主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕からの、わざわいの霊が彼をおびえさせた。15 サウルの家来たちは彼に言った。「ご覧ください。わざわいをもたらす、神の霊〔神から来る悪霊(口語訳)〕が王をおびえさせています。”(新改訳2017)と記されています。
 サウルからヤハウェ(主)の霊が去ったあと、ヤハウェ(主)の許可により、サウルの上には悪霊が来たのです。

 神は光です(1ヨハネ1:5)。光が去ると闇になります。光がなければ闇なのです。闇の支配者はサタンです。サタンの配下には悪しき霊がたくさんいます。

 エペソ2:1-3には、“1 さて、あなたがたは自分の背きと罪の中に死んでいた者であり、2 かつては、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って歩んでいました。3 私たちもみな、不従順の子らの中にあって、かつては自分の肉の欲のままに生き、肉と心の望むことを行い、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。”(新改訳2017)とあり、同じ個所を前の版のリビングバイブルは、
 “1 以前、あなたがたは神様からのろわれた存在であり、罪のために永遠に滅びる運命でした。2 世間一般の人と同じ生き方をし、別に変わったところもありませんでした。罪にまみれ、空中の権威を持つ、力ある支配者サタンの言うままになっていたのです。このサタンは、主に反抗する人の心に、今も働きかけています。3 私たちもみな、以前はほかの人たちと全く同じでした。その生活ぶりは、心にある悪を反映したものでした。欲望や悪意のおもむくままに、あらゆる悪事を重ねていたのです。私たちは、生まれつきの悪い性質で悪へと突っ走り、他のすべての人と同様、神様の怒りを受けて当然の者でした。 ”と意訳しています。

そしてエペソ5:8に行くと、「あなたがたは以前は闇でしたが、今は、主にあって光となりました。光の子どもとして歩みなさい。」(新改訳2017)とあります。

 また、使徒ヨハネがイエス・キリスト様の一部分について記述した文章の中に、
“1 初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。2 この方は、初めに神とともにおられた。3 すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもなかった。4 この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。5 光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。”(ヨハネ1章・新改訳2017)というものがあります。

 人は、イエス様の内に在れば光の中にあり、イエス様の内に無ければ霊的には闇の中にいるのです。闇の支配者はサタン(悪魔)です。
イエス様を信じていなくても人間的に素晴らしい人はたくさんいます。サタンは元大天使でした。主に反逆してサタン(悪魔)となったのですが、サタンは光の天使に偽装することもあるのです(2コリント11:14)。サタンの入れ知恵で作られた宗教や哲学の中には、良い内容のものがたくさんありますが、ただ一点、「イエスは主」ということが抜けています。イエスを信じないことが罪なのです(ヨハネ16:9)。

 旧約においては、ヤハウェ(主)を自分の主(アドナイ)としている期間が、主にある期間であり、
新約においては、イエス{(イェシュア)救い主}を自分の主{(ヘ)アドニorアドナイ、(ギ)キュリオス、(英)Lord}としている期間が、価値ある年数として主に数えられているのかなと私は想像します。

 人の目に見えるサウルのイスラエル統治は、2年ではなくもっと長い期間でした。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
自分を自分の主としてしまうことなく、いつもイエス様を主として歩む者であらせてください。
我らの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン
御父とアドナイ・イェシュアに栄光あれ!

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コメント

「1 初めにことばがあった。・・5 光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。」
この箇所は、ヨハネ福音書1章でよかったでしょうか? 又、その前に載せてくださった〝神は光です(1ヨハネ1:5)〟と同じ箇所で良かったでしょうか?
〝旧約においては、ヤハウェ(主)を自分の主(アドナイ)といている期間・・〟となっておりました。

ミスタッチの箇所の訂正や誤りの箇所、足りない箇所を直しておきました。
短い文章なのに何ということでしょう。
ご指摘を感謝します。

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