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2020年9月22日 (火)

1サムエル15:1-9 アマレク人との戦い

 1‐3節には、主がサウルに、アマレクを聖絶せよ、との命令を下したことが記されています。
“1 サムエルはサウルに言った。「主は私を遣わして、あなたに油を注ぎ、主の民イスラエルの王とされた。今、主の言われることを聞きなさい。2 万軍の主はこう言われる。『わたしは、イスラエルがエジプトから上って来る途中で、アマレクがイスラエルに対して行ったことを覚えている。3 今、行ってアマレクを討ち、そのすべてのものを聖絶しなさい。容赦してはならない。男も女も、幼子も乳飲み子も、牛も羊も、らくだもろばも殺しなさい。』」”(新改訳2017)とあります。

 2節の出来事は有名な箇所で、出エジプト17章に次のように記されています。
“1 イスラエルの全会衆は、主の命によりシンの荒野を旅立ち、旅を続けてレフィディムに宿営した。しかし、そこには民の飲み水がなかった。/8 さて、アマレクが来て、レフィディムでイスラエルと戦った。9 モーセはヨシュアに言った。「男たちを選び、出て行ってアマレクと戦いなさい。私は明日、神の杖を手に持って、丘の頂に立ちます。」10 ヨシュアはモーセが言ったとおりにして、アマレクと戦った。モーセとアロンとフルは丘の頂に登った。11 モーセが手を高く上げているときは、イスラエルが優勢になり、手を下ろすとアマレクが優勢になった。12 モーセの手が重くなると、彼らは石を取り、それをモーセの足もとに置いた。モーセはその上に腰掛け、アロンとフルは、一人はこちらから、一人はあちらから、モーセの手を支えた。それで彼の両手は日が沈むまで、しっかり上げられていた。13 ヨシュアは、アマレクとその民を剣の刃で討ち破った。14 主はモーセに言われた。「このことを記録として文書に書き記し、ヨシュアに読んで聞かせよ。わたしはアマレクの記憶を天の下から完全に消し去る。」15 モーセは祭壇を築き、それをアドナイ・ニシと呼び、16 そして言った。「主の御座の上にある手。主は代々にわたりアマレクと戦われる。」”(2017)とあります。

 1サムエル15:3に、主がサウルに「今、行ってアマレクを討ち、そのすべてのものを聖絶しなさい。容赦してはならない。男も女も、幼子も乳飲み子も、牛も羊も、らくだもろばも殺しなさい。」と命令されていますが、出エジプト17:14 を見ると、主はその箇所で「わたしはアマレクの記憶を天の下から完全に消し去る。」と語られていたのです。

 主が語られた言葉は必ず成就するのです。それは主が成し遂げられるからです。イザヤ55:11には「・・、わたしの口から出るわたしの言葉は、むなしくわたしのもとに帰って来ることはない。それはわたしの望むことを成し遂げ、わたしが言い送った事を成就する。」とあります。

 4‐9節には、サウルはアマレクを打ち破りましたが、それは主のご命令通りのありようではなかったことが次のように記されています。
“4 サウルは兵を呼び集めた。テライムで彼らを数えると、歩兵が二十万、ユダの兵が一万であった。5 サウルはアマレクの町へ行って、谷で待ち伏せした。6 サウルはケニ人たちに言った。「さあ、アマレク人のもとを離れて下って行きなさい。私があなたがたを彼らと一緒にするといけないから。あなたがたは、イスラエル人がみなエジプトから上って来たとき、親切にしてくれたのです。」ケニ人はアマレク人の中から離れた。7 サウルは、ハビラからエジプトの国境にあるシュルに至るまで、アマレク人を討ち、8 アマレク人の王アガグを生け捕りにし、その民のすべてを剣の刃で聖絶した。9 サウルとその兵たちは、アガグと、肥えた羊や牛の最も良いもの、子羊とすべての最も良いものを惜しんで、これらを聖絶しようとしなかった。ただ、つまらない値打ちのないものだけを聖絶したのである。”(新改訳2017)とあります。

 サウルは、主の命を受けてアマレクと戦いましたが、サウルと兵士たちは、主の「聖絶せよ」とのご命令の一部には従い、一部に関しては自分たちのしたいようにしました。
8.9節には、主からの命令に反した事柄が、「アマレク人の王アガグを生け捕りにし、肥えた羊や牛の最も良いもの、子羊とすべての最も良いものを惜しんで、これらを聖絶しようとしなかった。」と記されています。

 サウルと兵士たちは、主の命令に従って戦いに出、自分たちにとって値打ちのないものについては主のご命令に従い、自分たちが自分たちにとって価値あると思うものについては、主の命令よりも自分たちの貪欲の罪に従ったのです。

 主のご命令であるアマレクの聖絶は何時なされたのでしょうか。
聖書辞典によると、“ダビデによってアマレク人は徹底的に屈服させられ,王国の確立と共にアマレク人の攻撃はやんだようである(参照2サムエル8:12).前8世紀末のヒゼキヤ王の時代に,アマレクの残党がセイル山のとりでにいたが,シメオン族によって打ち滅ぼされた(1歴代誌4:42.3”(抜粋)と記されています。
 1歴代誌4:41-43を抜粋すると「ユダの王ヒゼキヤの時代に、・・、彼らシメオン族のうち、五百人の人々が、イシュイの子ペラテヤ、ネアルヤ、レファヤ、ウジエルをかしらとしてセイル山に行った。彼らは、アマレクの逃れて残っていた者を討ち、そこに住んだ。今日もそのままである。」(新改訳2017)とあります。 
 出エジプト17:16には「主は代々にわたりアマレクと戦われる。」と記されています。正しく「代々にわたり」です。 

 サウルはサムエルに主のご命令に従わなかったことを責められました。
そのときサウルはサムエルに「私は、主の御声に聞き従い、主が私に授けられた使命の道を進みました。私はアマレク人の王アガグを連れて来て、アマレク人たちは聖絶しました。兵たちは、ギルガルであなたの神、主にいけにえを献げるために、聖絶の物の中の最上のものとして、分捕り物の中から羊と牛を取ったのです。」(1サムエル15:20.21・新改訳2017)と言い訳しました。
しかし、主はこれを受け入れませんでした。主は言葉を聞くだけではなく、心を見られるお方です。 

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
恵みの時代に生かされていることをありがたく思います。
それはイエス様を信じさせて頂けたことで、決して捨てられることがないからです。
イエス様を信じさせて頂けたことで、ヨハネ3:6や1ヨハネ3:1にあるように、あなたの子どもとして生まれさせて頂けたからです。
今は霊に関してですが、主の空中再臨の時には、霊の体を与えられ、すべてのものに、神の子どもとして明らかにされますから感謝します。
恵みの上に恵みを与え続けてくださる主の御名を賛美し、主イエス・キリスト様の御名でお祈りします。アーメン

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コメント

「恵みの時代に行かされて」トミーさんのいつも丁寧な祈りの文言の変換に誤りかな?と思いました。
以前は〝ケニ人はアマレク人の中から離れた〟という箇所をもサウルは間違えているのでは?と捉えてしまっておりましたが、今回はサウルの優しさなのだと思いました。
人の目、肉の目には良いことでも、神様の目からは悪であったりするから、勝手な思いで事を為していくのはよくない事を学びます。
罪を提示されたら、直ぐに認める事の大切さを同時に学びます。
サウルの王の時代は、2年と記されてありましたが、これだけ沢山、色々な出来事が起こるともっと長い年月が経っている様に思いたくなってしまいます。

誤変換の箇所を教えてくださり感謝します。
早速変えておきました。

“サウルの王の時代は、2年と記されてありましたが、これだけ沢山、色々な出来事が起こるともっと長い年月が経っている様に思いたくなってしまいます。”→
ヘブライ語聖書は、「2年」です。聖書協会共同訳と新改訳初版~第三版は「12年」です。
新改訳2017、フランシスコ会訳、口語訳、文語訳は、「2年」です。
新共同訳スタディ版の歴史年表では20年です。
人間の世界観では、サウルが死ぬまで、サウルはイスラエルの王でしたから、2年よりはずーっと長かったでしょう。
<私の捉え方>
サウルが主に退けられた時が、王から2年経ったときであったのだろうと思います(1サムエル15:26)。ただし、イスラエルの人たちは、サウルが王であると、その後も思っていました。
2年の後、神様の中ではダビデがイスラエルの王であったのであろうと思います(1サムエル16章)。しかし、人の目には、ダビデが王についたのは、2サムエル2章でした。
私は、この年数から、神様の見方と人の見方の違いがあることを教えられます。

いつも詳しく教えてくださり、感謝いたします。
数字を目で見てしまい、そこから考えて神様の御言葉を学ぶ…。私の今の私の状態を表すと、全く肉的思考である事を思いました。
15章16章、又この先を学んでゆくことが楽しみです。

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