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2021年11月17日 (水)

キリスト者に与えられた恵み1/悔い改め

 今日からしばらくは、私に与えられた恵み、これから先、私に与えられる恵み、今、私に与えられている恵み、すなわちキリスト者に与えられている恵みについて、一つ一つのテーマに分けて述べていこうと思います。

 キリスト者の救われる前の状態はどのようなものであったのでしょうか?
一人一人、その歩みは異なるでしょうが、共通していることは、まことの神すなわち神である主から分離され、悪魔(サタン)の支配下あることを意識せず、悪魔(サタン)の支配下にあって生きてきたというものです。

 エペソ2:1-3を、
 2017は、“1 さて、あなたがたは自分の背きと罪の中に死んでいた者であり、2 かつては、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って歩んでいました。3 私たちもみな、不従順の子らの中にあって、かつては自分の肉の欲のままに生き、肉と心の望むことを行い、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。”と訳し、
 新共同訳は、“1 さて、あなたがたは、以前は自分の過ちと罪のために死んでいたのです。2 この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な者たちの内に今も働く霊に従い、過ちと罪を犯して歩んでいました。3 わたしたちも皆、こういう者たちの中にいて、以前は肉の欲望の赴くままに生活し、肉や心の欲するままに行動していたのであり、ほかの人々と同じように、生まれながら神の怒りを受けるべき者でした。”と訳し、
 リビングバイブル旧版は、“1 以前、あなたがたは神様からのろわれた存在であり、罪のために永遠に滅びる運命でした。2 世間一般の人と同じ生き方をし、別に変わったところもありませんでした。罪にまみれ、空中の権威を持つ、力ある支配者サタンの言うままになっていたのです。このサタンは、主に反抗する人の心に、今も働きかけています。3 私たちもみな、以前はほかの人たちと全く同じでした。その生活ぶりは、心にある悪を反映したものでした。欲望や悪意のおもむくままに、あらゆる悪事を重ねていたのです。私たちは、生まれつきの悪い性質で悪へと突っ走り、他のすべての人と同様、神様の怒りを受けて当然の者でした。”と意訳しています。

 イエス様の御救いにあずかる前の私は、エペソ2:1-3のような状態の者であることを、全く知らなかった者です。それどころか、それなりに善人であると思ってきた面もあったのです。悪いことも行ってきたのに。
性善説というのは、おそらく悪魔、悪霊の入れ知恵なのでしょう。

 コロサイ2:8を、
 2017は、“あの空しいだましごとの哲学によって、だれかの捕らわれの身にならないように、注意しなさい。それは人間の言い伝えによるもの、この世のもろもろの霊によるものであり、キリストによるものではありません。”と訳し、
 口語訳は、“あなたがたは、むなしいだましごとの哲学で、人のとりこにされないように、気をつけなさい。それはキリストに従わず、世のもろもろの霊力に従う人間の言伝えに基くものにすぎない。”と訳し、
 新共同訳は、“人間の言い伝えにすぎない哲学、つまり、むなしいだまし事によって人のとりこにされないように気をつけなさい。それは、世を支配する霊に従っており、キリストに従うものではありません。”と訳しています。

 この世が、悪魔(サタン)の支配下にあることについて、1ヨハネ5:19は、次のように述べています。
 2017は、“私たちは神に属していますが、世全体は悪い者の支配下にあることを、私たちは知っています。”と訳し、
 新共同訳は、“わたしたちは知っています。わたしたちは神に属する者ですが、この世全体が悪い者の支配下にあるのです。”と訳し、
 口語訳は、“また、わたしたちは神から出た者であり、全世界は悪しき者の配下にあることを、知っている。”と訳し、
 リビングバイブル旧版は、“私たちは神様の子供ですが、周囲の世界は、悪魔の力の支配下にあることを、知っています。”と意訳しています。

 サタン(悪魔)の支配下にある者が、どの様にしてそこから抜け出すことができるのでしょうか?
イエス様の御言葉に次のようなものがあります。
わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。また、まず強い人を縛り上げなければ、どうしてその家に押し入って、家財道具を奪い取ることができるだろうか。まず縛ってから、その家を略奪するものだ。」(マタイ12:28.29・新共同訳)と記されています。
 「神の国」の「国」のギリシア語原語は「バシレイア」で、国の他、支配、等の意もあります。
「強い人」とは、サタン(悪魔)のことです。
「その家」とは、サタンの王国のことです。
「家財道具」とは、所有物のことで、サタンに支配されている人のことです。

 というわけで、ひとり子の御子であられるイエス様が、肉体を纏って地上に現れ、公生涯に入った後、マタイ12:28.29の御言葉は成就したのです。

 罪について、世界に目を向けると、人々は、同じ考えを持っているわけではありせん。
イスラム教の人、共産主義国の人、国家元首個人を崇拝しているorさせられている国の人、民主主義国の人、倫理道徳の根本をなす教育の違い、等により罪概念は変わります。

 まことの罪とは、神のみ旨に従わないことです。
イエス様の要約によれば、まことの神である主を愛さないこと、隣人を自分のように愛さないことです(マタイ22:37-40参照)。
具体的には、10のことば、いわゆる十戒を破ること、それが罪です。

 イエス様は罪について次のようにも語られました。
「罪とは、わたしを信じないことです。」(ヨハネ16:9・リビングバイブル旧版)

 人は、罪をもって生まれたのです。
 詩篇51:5には、「私は生まれながらの罪人なのです。母が私をみごもった時から、罪人でした。」(リビングバイブル旧版)と記されています。
 ローマ5:12には、“一人の人〔アダム(筆者挿入)〕によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだ”(新共同訳)と記されています。
代々、人は、アダムの罪を受け継いで、罪をもって生まれてくるのです。
この罪というのは、具体的な個々の罪ではなく、罪の性質です。
罪の性質をもって生まれて来るので、罪を犯すのは自然なことなのです。
人は、だれかに教えてもらわなくても、嘘をつき、嫉妬やねたみを起こし、人のものを欲しがり、喧嘩をし、自分勝手です。
更に、まことの神であられる主を神とすることを、人は教えてもらわなければ知ることが出来ません。
イエス・キリスト様を信じないことが、罪であるとは、思い浮かばないことです。
イエス・キリスト様を信じれば、すべての罪を赦されるのです。
しかし、イエス・キリスト様を信じれば救われるという知識を与えられなければ、イエス・キリスト様を信じることさえもできません。
それどころか、イエス・キリスト様について教えて頂いたとしても、信じない人のほうが多いのが実状です。

 罪は、思い出せる限り、主のみ前に告白したほうが良いですが、最大の中心ポイントは、イエス様を救い主、主として信じることです。
イエス様を信じないことが罪である、ということを度外視して、まことの救いにあずかることは出来ません。
中には自分が犯した罪を悔い改めるのですが、イエス様を主としない人もいるのです。その場合には、まことの救いを得ることは出来ません。

 ローマ10:9に、“なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われるからです。”(2017)と記されています。

 初代教会の最初の人たちの言葉に次のようなものがあります。
「それでは神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ」(使徒11:18・2017)と記されています。

 「悔い改め」は、神の恵みであったのです。

 「恵み」とは、“愛なる神の、人間に対する好意(愛顧)、またはそれに基づく働きかけである。それは、特に受けるに値しない対象に向けられた神のいつくしみである。”(キリスト教辞典より抜粋)
 
 救いにあずかる神の恵みの担当者は、神の第三位格である聖霊様でした。
1コリント12:3には次のように記されています。
“・・・、聖霊によるのでなければ、だれも「イエスは主です」と言うことはできません。”とあります。

 「求めなさい。そうすれば与えられます。」(マタイ7:7抜粋・2017)とイエス様は語られましたが、へりくだって救いを求めた者に、神様は、「悔い改め」を与えてくださったのです。

 「悔い改め」の中心ポイントは、「回心」です。
回心とは、まことの神である主に立ち返ることであり、それは、悔い改めと信仰の二つの要素から成り立っています。
「悔い改め」のギリシア語原語は、ほとんど「メタノイア」(または動詞〈ギ〉メタノエオー)であり、文字通りには心の転換を意味しています。
キリストの方へと心を転換すること、それが中心ポイントです。
そして、キリスト・イエス様を「主」として歩むのです。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
わたしにも悔い改めの恵みを与えてくださり、イエス様を信じる信仰を与えてくださいましたことを感謝します。
あなたの御名をほめたたえます。
あなたに感謝し、私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。


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