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2023年1月23日 (月)

マタイ16:13-20 ペテロの信仰告白と、それを受けたイエス様の御言葉1

 マタイ1613-20には次のように記されています。
13 イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに「人々は、人の子を何者だと言っているか」とお尋ねになった。
14
 弟子たちは言った。
「洗礼者ヨハネだと言う人、エリヤだと言う人、ほかに、エレミヤだとか、預言者の一人だと言う人もいます。」
15
 イエスは言われた。「それでは、あなたがたは私を何者だと言うのか。」
16
 シモン・ペトロが答えた。「あなたはメシア、生ける神の子です。」
17
 すると、イエスはお答えになった。
「バルヨナ・シモン、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、天におられる私の父である。
18
 私も言っておく。あなたはペトロ。私はこの岩の上に私の教会を建てよう。陰府の門もこれに打ち勝つことはない。
19
 私はあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上で結ぶことは、天でも結ばれ、地上で解くことは、天でも解かれる。」
20
 それから、イエスは、ご自分がメシアであることを誰にも話さないように、と弟子たちに命じられた。”(聖書協会共同訳)とあります。

 13節に、フィリポ・カイサリア(ピリポ・カイザリヤ)という地名が出てきます。
フィリポ・カイザリアは、ガリラヤ湖の北約40㎞でヘルモン山南麓の高台に位置した町です。旧約聖書時代のバアル・ガドやバアル・ヘルモンと同じ場所であると考えられています。今日の名称はパニアスで、イスラエル旅行に行った人はバニアスの滝に行ったかもしれません。
ヘレニズム時代からパネイオン(ギリシア神話のパン神の聖所)があり、アラビア語でパニアスと呼ばれていました。
B.C.20
年にヘロデ大王は、皇帝アウグストゥスからこの町を与えられました。その記念に皇帝の像を安置した神殿を建設したのです。
ですから、この地はユダヤ教の聖地エルサレムとは大きく異なり偶像の町であったのです。
その後、この地方の国主となったヘロデ大王の息子であるピリポ{フィリポ(マタイ143のヘロデ・ピリポとは別人)}が町を整備して、皇帝ティベリウスに敬意を表してカイザリヤと改め、地中海沿岸のカイサリア(カイザリヤ)と区別するために、自分の名前を添えて、カイサレエイアー・テース・ピリプー(ピリポのカイサリア)としたのです。

 余談になりますが、パウロの第二次伝道旅行で帰港したのは大西洋に面したカイサリアであり(使徒1822)、パウロの第三次伝道旅行の出港も、ローマ行きの出港もカイサリアです。

 主イエス様は、ユダヤ教の聖地エルサレムからは程遠い異教の町フィリポ・カイサリアに弟子たちを連れて行って、「人々は、人の子を何者だと言っているか」と質問したのです(13)。

 主イエス様が、「人々は・・」と聞かれたので、弟子たちは、イエス様について人々が噂しているところの答えを言いました。
人々は、イエス様について、ある者は「洗礼者ヨハネだ」と言い、また別の人は、「いやエリヤだ」と言い、さらにほかの人は、「エレミヤだ」とか、「預言者の一人だ」などと噂していたのです(14)。

 群衆にとっては、イエス{ヘブライ語では「イェシュア」(神は救う、故に「救い主」)が神の子であるとは夢にも思わなかったのであろうと思います。すなわち群衆は、イエス様が真理を語り、かつて誰も行えなかったほどの数々の奇跡を見せていたにもかかわらず、外見からすれば人にしか見えませんから、イエス様を人間であると思っていたのです。〔イエス様は、神{神は霊です(ヨハネ424)}であるとともに人となられましたから〕

 主イエス様が神のひとり子の御子であられるというのは、当時の人にとって奥義であったのです。このことは現在でも奥義です。これが誰の目にも明らかになるのはキリストの地上再臨後のことでしょう。

 四大聖人(四聖)について、日本大百科全書は、“4人の聖人の意。世界では4人の偉大な思想家である中国の孔子(こうし)、インドの釈迦(しゃか)、ユダヤのイエス・キリスト、ギリシアのソクラテスをいい、・・・・。[執筆担当:田所義行]”と述べています。

 キリスト者からしたら、主イエス様が、孔子や釈迦やソクラテスと同列に書いてあることに驚きを覚えることでしょう。

 また井上円了という人は、“自身が哲学を専修のものとしてあらゆる哲学者の著書を研究し、その中から古今東西の聖賢として代表4人を選びました。哲学を「東洋哲学」と「西洋哲学」に大別し、このうち東洋哲学は中国哲学とインド哲学、西洋哲学は古代哲学と近代哲学に分類。それぞれの代表者を、「孔子」「釈迦」「ソクラテス」「カント」とし、四聖と定めました。”と東洋大学のサイトに記されています。

 また四大宗教というと、仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教ということになるそうです。

 神のひとり子の御子(三位一体の神の第二位格の神)は創造者です。孔子や釈迦やソクラテス、マホメットは、人間で被造物です。バプテスマのヨハネ、エリヤ、エリシャ、その他の神の預言者も人間であり、神の被造物です。
 コロサイ116をリビングバイブルは、次のように意訳しています。
“事実、キリストはすべてのものの創造者なのです。天にあるものも地にあるものも、目に見えるものも見えないものも、霊の世界の王座も主権も支配も権威もすべて、この方がご自身の目的と栄光のために造られたのです。”と記しています。

 人にとって、このことは、まさしく奥義です。
まことの神様が教えてくださらなければわからないのです。悟ることが出来ないのです。
この世は、悪魔(サタン)が支配していますから(1ヨハネ519、ルカ46)、この世の宗教家や哲学者の悟り、というものはまことの神ヤハウェ(主)からくるものではなく、この世を支配する悪しき霊からくるものなのです。
 コロサイ28には、“人間の言い伝えにすぎない哲学、つまり、むなしいだまし事によって人のとりこにされないように気をつけなさい。それは、世を支配する霊に従っており、キリストに従うものではありません。”(新共同訳)と記されています。

 15-17節には次のように記されています。
15 イエスは言われた。
「それでは、あなたがたは私を何者だと言うのか。」
16
 シモン・ペトロが答えた。
「あなたはメシア、生ける神の子です。」
17
 すると、イエスはお答えになった。
「バルヨナ・シモン、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、天におられる私の父である。”とあります。

 私たちキリスト者も、イエス様をキリスト〔(メシア)油注がれたもの{王の即位、祭司の聖別に際して頭に油を注ぎました(旧約聖書)}〕と言います。そして中間時代のユダヤ人は、メシヤ(メシア)という称号を「救済者」の意味に用いたのです。メシアのギリシア語は「クリストス」(キリスト)です。
主イエス様こそ、王の王、主の主(黙示録1916)、まことの大祭司(へブル414)、ヘブライ語では「イェシュア」{(救い主、神は救う)マタイ121、ルカ211}です。
キリスト者は、皆、イエスはキリストであり、神の子であり、救い主であると信じています。
 イエス様のお言葉を借りると、「キリスト者よ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、天におられる私の父である。」(7)となります。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名をほめたたえます。
私にも、イエスはキリストであり、神の子であり、救い主であると啓示してくださり、スーッと心に受け入れさせてくださいましたこと、すなわちあなたが悟らせてくださいましたことを感謝します。
御名を崇め私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「誇る者は、ただ、これを誇れ。悟りを得て、わたしを知っていることを。わたしは主であり、地に恵みと公正と正義を行う者であるからだ。──主のことば。」(エレミヤ924

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コメント

イスラエルで地に行った事がありませんので、行ってみたいと改めて思いました。
私も聖書を学ばなければ、イエス様が救い主であるという意味を知る事はなかったです。
何の救い主なのだろう?と…。今の世の中には、理不尽な事が多々生じているというのに…と、思っておりましたので。聖人とも思っておりませんでしたから、同列は意外なところです…。誤解が多々あるのですね…。
コロサイ2:8を読めば、私は惑わされ易く、流され易く、呑み込まれ易いので、直ぐサタンに支配されてしまう性質ですので〝あ、これも主が導いてくださっている〟と思いました。
とても1人では難しく… 学んでいても、グラグラしているのは肉である私ですが、それを導いてくださっている事は実感出来ます。昨日より今日。昨年より今。10年前から今へと…表現の仕方が分かりかねますが、明らかに今のこの時をも主が導いてくださっているということを感じます。
イエス様が救い主であり、主の主、王の王、大祭司であるということを信じているという事の他に、私が誇れるものはないと、実感します。

本当にありがたいですね。

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