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2023年10月26日 (木)

マタイ27:27-31 ローマ兵から侮辱されたイエス様

 マタイ2727-31には次のように記されています。
27 それから、総督の兵士たちは、イエスを総督官邸に連れて行き、部隊の全員をイエスの周りに集めた。
28
 そして、イエスの着ている物を剥ぎ取り、深紅の外套を着せ、
29
 茨で冠を編んで頭に載せ、右手に葦の棒を持たせて、その前にひざまずき、「ユダヤ人の王、万歳」と言って、侮辱した。
30
 また、唾を吐きかけ、葦の棒を取り上げて頭を叩いた。
31
 このようにイエスを侮辱したあげく、外套を脱がせて元の服を着せ、十字架につけるために引いて行った。”(聖書協会共同訳)とあります。

 28.31節には“、「深紅の外套」(28節)、「外套」(31節)、と出てきますが、新共同訳スタディ版の注は、“おそらくローマ兵のマントかケープ”と記しています。
主イエス様がヘロデのもとに送られたときにも、ヘロデから外套を着せられて送り返されています。ルカ236-11には次のように記されています。
6 それを聞いたピラトは、この人はガリラヤ人かと尋ねた。
7
 ヘロデの管轄下にあると分かると、イエスをヘロデのもとに送った。ヘロデもその頃、エルサレムに滞在していたからである。
8
 イエスを見ると、彼は非常に喜んだ。というのは、イエスの噂を聞いて、ずっと以前から会いたいと思っていたし、イエスが何かしるしを行うのを見たいと望んでいたからである。
9
 それで、いろいろと尋問したが、イエスは何もお答えにならなかった。
10
 祭司長たちと律法学者たちは立って、イエスを激しい口調で訴えた。
11
 ヘロデも、自分の兵士たちと一緒にイエスを嘲り、侮辱したあげく、きらびやかな衣〔はでな衣(2017)〕を着せてピラトに送り返した。”(聖書協会共同訳)とあります。
主イエス様は、ヘロデからきらびやかな衣〔はでな衣(2017)〕を着せてピラトに送り返されたのです。
この衣はどうなったのでしょうね。
さて、ヘロデは皮肉を込めて王が着るような外套をイエス様に着せたのです。
ヘロデも最後の審判のときには、王の王である主イエス様の前に立つのです。
一時の王がまことの王の前で判決を受けるために。

 脱線しますが、ルカの福音書には、ヘロデから送り返されてきたイエスについて、次のような総督ピラトの言葉が2313-16節に記されています。
13 ピラトは、祭司長たちと議員たちと民衆とを呼び集めて、14 言った。
「あなたがたは、この男が民衆を惑わしているとして私のところに連れて来た。私はあなたがたの前で取り調べたが、訴えているような罪はこの男には見つからなかった。
15
 ヘロデもそうだった。それで、我々のもとに送り返してきたのだ。この男は死刑に当たるようなことは何もしていない。16 だから、懲らしめたうえで釈放しよう。」”(聖書協会共同訳)とあります。

 兵士たちは、主イエス様を侮辱し、暴力を振るいました(マタイ2728-31)。
茨の冠は、とげが頭にささって痛いというだけではなく、宝石等でできている王冠の代わりでした。
兵士たちには分からなかったでしょうが、茨は、呪いの象徴でした(創世記317.18、へブル68)。
主イエス様は、私たち罪人の上にある呪いを代わりに負って十字架にかかられるのです。
今日の個所ではありませんが、兵士たちは、その後主イエス様を、太い釘で十字架に打ち付けたのです。
十字架につけられた主イエス様は、この兵士たちをも含めた罪人に対してとりなしの祈りをしたのです。
「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか分からないのです。」(ルカ2334)と。

 この兵士たちだけではありません。
私たち人間は、生まれながらに、御子であり、主であり、救い主となってくださった(ヘ)イェシュア(イエス)様を信じ、すなわち心に受け入れて生まれてきたわけではないのです。すなわち罪人として生まれてきたのです。
ヨハネ169には「罪とは、わたし〔イエス・キリスト(筆者挿入)〕を信じないことです。」(リビングバイブル)と記され、
詩篇515には「ご覧ください。私は咎ある者として生まれ、罪ある者として母は私を身ごもりました。」{2017(新共同訳は7節)}と記されています。
 私たち人間は、まことの神を神とも思わず、神に感謝もせず、生まれてきた者です。
そして、ここで見る兵士たちと同じように罪の中を歩んできたのです。
「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか分からないのです。」(ルカ2334)という救い主イエス様のとりなしは私たちに対しても当てはまります。

 ニュースなどを見ていると、「ユダヤ人はイエスを殺した悪い奴だ」というようなクリスチャンもいることに驚かされます。
イエス様を十字架につけたのは、私たち罪人ですから。
私たちが罪を犯さなかったら、主イエス様は私達の身代わりとして十字架にかかる必要はなかったのです。
現在、ハマスがユダヤを襲ったことで戦争が勃発していますが、私は、どちらか一方だけを応援することはできません。
かのISISの暴力的な人からも、悔い改めてキリスト者になった人がいるということを聞いています。
ロシアがウクライナに侵攻したことで、ウクライナの人たちの中から、イエス様を個人的な救い主として信じるようになった人たちが起こされているということも耳にします。
私には、だれがイエス様を信じて救われるのか分かりません。
地上で、平和で豊かな生活を送ったとしても、罪人のままで死んだならば、最後の審判の時に、有罪を宣告されて永遠の処罰を受けるのです(黙示録2011-15)。
この地上におかれている間に、唯一なすべきことは、主イエス様を信じることです。それに勝る何物もありません。
そして、キリスト・イエス様を信じて救われた者は、キリストの証人として生きていくのです。

 余談になりますが、戦争になると、Aが悪い、いやBが悪い、いやそれだけではなくCも悪い、と地上のことだけを考えがちですが、戦争の背後には悪魔(サタン)の策略もあります。
主は、人の欲望や恨み及びサタンの策略からもたらされる戦争状態をも用いて、人々に永遠の命を提供したいと望んでおられる善なるお方なのではないかと思います。
この世の最後に大患難時代が来ます(主を待ち望んでいるキリスト者は大患難時代前に携挙されます)が、ユダヤ人が大迫害を受ける大患難時代の第一目的は、それを通してイスラエル人が、イェシュア(イエス)をハマシアハ(キリスト)と信じ、救われるためです。私たち人間は、地上の平和、地上の幸せ、地上の豊かさ、・・・と地上のことだけを考えがちです。しかし主は、地上のことにも配慮してくださいますが、永遠の観点から物事を考えられるお方です。

それ故私は、戦争状態にある地域や人々について、主が教えてくださった祈りの中から「天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。御国が来ますように。みこころが天で行われるように、地でも行われますように。」と、とにかく「御心がなされますように」と、また、天使たちが祈っていたように「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和(平安)がみこころにかなう人々にあるように。」と祈ることが精一杯です。
いと小さき私は、世界が平和になることを願いつつも、愛にして、また義なる、そして全知全能である神様にすべてをゆだね祈ります。主が最善をなしてくださいますようにと。

<お祈り>
天のお父様。
あなたをほめたたえます。
あなたはすべてを予知なさるお方です。
あなたは悪しき霊たちや人間が悪を行っても、その行為をも用いて、それをあなたに在って、良きことへと用いられるお方ですから御名を崇めて賛美します。
主イエス様は、私たちを救うために、侮辱を甘受し、暴力を甘受し、十字架上で贖いを成し遂げてくださいました。
ありがとうございます。
私たちキリスト者は、あなたの証人として歩みつづけていくことができますように。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。

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コメント

生まれながらの罪のところは、私はまだ、混乱してしまう時があります。(都度々、確認させてくださる機会、学びをありがとうございます)そのまま(生きたいように生きる…わがままとかではなく、ありのままで良いという事がわかりませんでしたので)でいれば、変えてくださる事を信じます。
今、地球で起きている出来事は、神様が関与されている事だと捉え…トミーさんも書かれておりましたが、主の祈りを唱える事しかできません。
日々の生活の中で、目の前に起こる出来事に対しても、最終的には主の祈りのみですが、最終的にいきつく迄は、様々な思いを巡らせてしますし、主に嘆いたりします。
後から、「あーそうかー」と罪を告白する日々の繰り返しですね…。
主であるイエス様を信じることができる事は感謝です。
主であるイエス様を表してゆけるよう、祈ります。(日々祈り続けておりますけれども…です)

アーメン。

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