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2023年10月 6日 (金)

マタイ26:57-68 大祭司やサンヘドリンの議員たちから違法な裁判で死刑判決を受けたイエス・キリスト様

 マタイ2657-68には次のように記されています。
57 人々はイエスを捕らえ、大祭司カイアファ〔カヤパ(口語訳、新改訳)〕のところへ連れて行った。そこには、律法学者たちや長老たちが集まっていた。
58
 ペトロは遠くからイエスの後に付いて、大祭司の中庭まで行き、成り行きを見届けようと、中に入って、下役たちと一緒に座っていた。
59
 さて、祭司長たちと最高法院の全員は、死刑にしようとしてイエスに対する偽証を求めた。
60
 偽証者が何人も現れたが、証拠は得られなかった。最後に二人の者が来て、
61
 「この男は、『神の神殿を打ち倒し、三日あれば建てることができる』と言いました」と告げた。
62
 そこで、大祭司は立ち上がり、イエスに言った。「何も答えないのか。この者たちがお前に不利な証言をしているが、どうなのか。」
63
 イエスは黙っておられた。大祭司は言った。「生ける神に誓って我々に答えよ。お前は神の子、メシアなのか。」
64
 イエスは言われた。「それはあなたの言ったことだ。だが、私は言っておく。あなたがたは間もなく人の子が力ある方の右に座り、天の雲に乗って来るのを見る。」
65
 そこで、大祭司は衣を引き裂いて言った。「神を冒涜した。これでもまだ証人が必要だろうか。諸君は今、冒涜の言葉を聞いた。66 どう思うか。」
人々は、「死刑にすべきだ」と答えた。
67
 そして、イエスの顔に唾を吐きかけ、こぶしで殴り、ある者は平手で打って、68 「メシア、お前を殴ったのは誰か、言い当ててみろ」と言った。”(聖書協会共同訳)とあります。

 マタイ265657節の間には、ヨハネ1813の出来事が入ります。
マタイ2657.58の個所をも含めて、ヨハネ1812-16はもう少し詳しく次のように記しています。
12 そこで一隊の兵士とその大隊長、およびユダヤ人の下役たちは、イエスを捕らえて縛り、13 まず、アンナスのところへ連れて行った。彼が、その年の大祭司カイアファ〔カヤパ(口語訳、新改訳)〕のしゅうとだったからである。
14
 一人の人が民の代わりに死ぬほうが好都合だと、ユダヤ人たちに助言したのは、このカイアファであった。
15
 シモン・ペトロ〔ペテロ(新改訳)〕ともう一人の弟子〔筆者の使徒ヨハネ(リビングバイブル)〕は、イエスに付いて行った。この弟子は大祭司の知り合いだったので、イエスと一緒に大祭司の中庭に入ったが、16 ペトロは門の外に立っていた。大祭司の知り合いである、そのもう一人の弟子は、出て来て門番の女に話し、ペトロを中に入れた。”(聖書協会共同訳)とあります。

 祭司長とサンヘドリンの議員たちは、正式な裁判ではなく、最初からイエス・キリストを死刑にしてしまおうと決めていたのです。
マタイ2659には“さて、祭司長たちと最高法院〔ユダのサンヘドリン(筆者挿入)〕の全員は、死刑にしようとしてイエスに対する偽証を求めた。”と記されています。

 十のことば(十戒)には“隣人について偽りの証言をしてはならない。”(聖書協会共同訳)と記されていますが、偽りの証人は幾人も出たようです。
60.61
節には次のように記されています。
60 偽証者が何人も現れたが、証拠は得られなかった。最後に二人の者が来て、
61
 「この男は、『神の神殿を打ち倒し、三日あれば建てることができる』と言いました」と告げた。”とあります。
 61
節の「神の神殿を打ち倒し、三日あれば建てることができる、と言いました」という証言も、主イエス様の御言葉を歪曲(わいきょく)したものでした。
ヨハネ219には次のように記されています。
「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」(聖書協会共同訳)と主イエス様は語られたのです。
 主イエス様が上記のように語られた個所は、過越しの祭りが近づいた頃の宮清めでした。ヨハネ2章には次のように記されています。
13 ユダヤ人の過越祭が近づいたので、イエスはエルサレムへ上って行かれた。
14
 そして、神殿の境内で、牛や羊や鳩を売る者たちと両替人たち〔しばしば法外な交換率で両替して暴利をむさぼっていた(筆者挿入)〕が座っているのを御覧になった。
15
 イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、16 鳩を売る者たちに言われた。「それをここから持って行け。私の父の家を商売の家としてはならない。」
17
 弟子たちは、「あなたの家を思う熱情が私を食い尽くす」と書いてあるのを思い出した。
18
 ユダヤ人たちはイエスに、「こんなことをするからには、どんなしるしを私たちに見せるつもりか」と言った。
19
 イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」
20
 それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、三日で建て直すと言うのか」と言った。
21
 イエスはご自分の体である神殿のことを言われたのである。
22
 イエスが死者の中から復活されたとき、弟子たちは、イエスがこう言われたのを思い出し、聖書とイエスの語られた言葉とを信じた。”(聖書協会共同訳)とあります。

 何とかイエス・キリストを死刑にしたい大祭司は、イエス・キリストに「生ける神の御名によって命じる。あなたは神の子キリスト〔メシア(筆者挿入)〕なのかどうか。さあ、はっきり答えてみなさい。」(63節・リビングバイブル)と言いました。

 大祭司が、「生ける神の御名によって命じる」と、イエス・キリスト様に言われたものですから、イエス・キリスト様は次のように答えました。
大祭司の質問に対する主イエス様のお答えとサンヘドリンの議員たちの言動をリビングバイブルは次のように意訳しています。
65 これを聞いた大祭司は、即座に着物を引き裂き、大声で叫びました。「冒涜だ!神を汚すことばだ!これだけ聞けば十分だ。さあ、みんなも聞いたとおりだ。66 この男をどうしよう。」
一同はいっせいに叫びました。「死刑だ、死刑にしろ!」
67
そうして、イエスの顔につばをかけたり、なぐったりしました。またある者は、平手で打ち、68 「おい、キリストなんだろ。当ててみろ。今おまえを打ったのはだれだ」とからかいました。”と記しています。

 64節に記されている主イエス様の御言葉は、ダニエル713の預言に基づくもので、“私は夜の幻を見ていた。見よ、人の子のような者が天の雲に乗って来て、日の老いたる者のところに着き、その前に導かれた。”と(聖書協会共同訳)と記されています。
続く14節には、“この方に支配権、栄誉、王権が与えられ、諸民族、諸国民、諸言語の者たちすべては、この方に仕える。その支配は永遠の支配で、過ぎ去ることがなく、その統治は滅びることがない。”(聖書協会共同訳)と記されています。

<お祈り>
天のお父様。
あなたをほめたたえます。
主イエス様は、真実のみを語りました。
そして死刑判決を受けました。
進んで偽証した人たちや、「死刑だ」と言った人たちは、最後の審判の時に驚くことになるのでしょう。
私たちキリスト者も、もし主イエス様の贖いを信じないで最後の審判のところに出されたら、その罰は、火の池でした。
イエスキリストの恵みと神の愛と聖霊の関与に感謝します。
三一の主なる神様の愛の実行によって救いにあずからせていただけましたことを感謝し、私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

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コメント

偽証や人を陥れる世の中が、無くなることを切に願うのですが…
この世はサタンの支配下、起こることはないのですものね。
私がこの世に生を受け、イエス様を信じる事ができた事に感謝です。
主の教えに従った生き方をし続けることができますように。少しでも福音を語ることができますように。と、切に願い祈ります。

アーメン。

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