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2023年11月16日 (木)

申命記33:20-22 ガドとダンについての預言/主のみ旨に従って歩むことの大切さ

 申命記3320-22には次のように記されています。
20 ガドについて彼は言った。「ガドを大きくされる方をたたえよ。ガドは雌獅子のように伏し、腕も頭も引き裂く。
21
 彼は自分のために最上のものを選んだ。そこには指揮者〔将軍(口語訳)〕の取り分が置かれていた。彼は民の先頭に立ち、主の正義と公正をイスラエルのために行った。」
22
 ダンについて彼は言った。「ダンは獅子の子、バシャンから躍り出る。」”(聖書協会共同訳)とあります。

 20節の「ガドは雌獅子のように伏し、腕も頭も引き裂く。」という文は、ガド族の強さを表現していますし、21節の「指揮者」や、「民の先頭に立ち」の表現は、軍のリーダーであったことを表しています。

1歴代誌128.14には、“8. ガドびとのうちから荒野の要害に来て、ダビデについた者は皆勇士で、よく戦う軍人、よく盾とやりをつかう者、その顔はししの顔のようで、その速いことは山にいるしかのようであった。”(口語訳)/
14. 彼らは軍の将校で、一番弱い者でも普通の兵士百人に匹敵し、強い者ともなると千人にも匹敵しました。”(リビングバイブル)と記されています。
ダンの人たちは驚くべき強さですね。

21節には、“彼は自分のために最上のものを選んだ。そこには指揮者の取り分が置かれていた。彼は民の先頭に立ち、主の正義と公正をイスラエルのために行った。”とあります。
ダンは自分のために最上のものを選んだ、とあります。
2017
はこの個所を“彼は自分のために最良の地を見つけた。”と訳しています。

民数記321-4には、
1 ルベンとガドの人々はおびただしい数の家畜を持っていた。
彼らがヤゼルとギレアドの地方を見渡すと、そこは家畜を飼うのに適した所であったので、2 モーセと祭司エルアザルおよび共同体の指導者のもとに来て、言った。
3
「アタロト、ディボン、ヤゼル、ニムラ、ヘシュボン、エルアレ、セバム、ネボ、ベオンなど、4 主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕がイスラエルの共同体の前で滅ぼしてくださった土地は、家畜に適した土地であり、僕どもは家畜を持っております。(新共同訳)と記され、

申命記312には、「この地を、私たちは、そのとき、占領した。アルノン川のほとりのアロエルの一部と、ギルアデの山地の半分と、その町々とを私はルベン人とガド人とに与えた。」(新改訳第三版)と記されています。

ガド族は、家畜をたくさん持っており、家畜に適した土地を真っ先に手に入れたのです。それは、ヨルダン川を渡る前、即ち、約束の地を戦い取っていく前のことであったのです。カナンの地を相続地とする人たちからしたら、「ガド族はずるいことをしている」ということになったでしょう。

先に民数記321-4を記しましたが、続く民数記325には、
「それでもし、あなたの恵みを得られますなら、どうぞこの地をしもべらの領地にして、われわれにヨルダンを渡らせないでください。」(口語訳)とガド族は、ぬけぬけといったのですから。(ルベン族も一緒でしたが)

それに対して、モーセは怒りました。モーセは、「同胞が戦いに出ようとするのに、あなたたち〔ガド族とルベン族(筆者挿入)〕は、ここにとどまるつもりなのか。どうしてあなたがたはイスラエルの人々の心をくじいて、主が彼らに与えられる地に渡ることができないようにするのか。」(民数記326.7・口語訳)と言いました。
モーセのことばはさらに続くのですが、モーセのことばを聞いたルベン族とガド族は、
「われわれはこの所に、群れのために羊のおりを建て、また子供たちのために町々を建てようと思います。しかしわたしたちは、武装してイスラエルの人々の先頭に立って進み、彼らをその所に導いて行きます。」(民数記3216.17・口語訳)と答えました。

ガド族は、「わたしたちは、武装してイスラエルの人々の先頭に立って進み、彼らをその所に導いて行きます」と語ったことを実行したのです。

 ヨシュア112-18412221-9には次のように記されています。
112 ヨシュアはまた、ルベン人、ガド人、マナセ族の半数にこう言った。
13
 「主の僕モーセがあなたがたに命じた言葉を思い起こしなさい。彼はこう言った。あなたがたの神、主はあなたがたのために安息を与え、この地をあなたがたに与えられる。
14
 あなたがたの妻、子ども、家畜は、モーセがあなたがたに与えたヨルダン川のこちら側〔東側(筆者挿入)〕の地にとどまりなさい。あなたがた、力ある勇士は皆、隊列を組み、同胞の先頭に立って川を渡り、彼らを助けなさい。
15
 主があなたがたと同様に、同胞にも安息を与え、あなたがたの神、主が与える地を彼らに継がせるためである。その後、あなたがたはヨルダン川の東側へ帰り、主の僕モーセがあなたがたに与えた所有地を継ぐことができる。」
 16 彼らはヨシュアに答えた。
「あなたが私たちに命じたことは何でも行います。あなたが私たちを遣わされる所はどこへでも参ります。17 私たちがモーセに聞き従ったように、すべてあなたに聞き従います。ただ、あなたの神、主が、モーセと共におられたように、あなたと共におられますように。18 あなたの命令に逆らい、あなたが命じる言葉に聞き従わない者はすべて死ななければなりません。あなたはただ、強く、雄々しくあってください。」/
 4:12 ルベンの一族とガドの一族、およびマナセ族の半数は、モーセが彼らに告げたとおり、隊列を組んで、イスラエルの人々の先頭に立って渡った。/
 22:1 それからヨシュアは、ルベン人、ガド人、マナセ族の半数を呼び寄せて、2 言った。
「あなたがたは、主の僕モーセが命じたすべてのことを守り、私が命じたすべてのことについても私の声に聞き従った。3 今日に至るまでの長い間、同胞を見捨てることなく、あなたがたの神、主の命じられた務めを守ってきた。4 今、あなたがたの神、主は、同胞に告げられたとおり、彼らに安住の地をお与えになった。あなたがたも自分の所有地の天幕へ、すなわち主の僕モーセがあなたがたに与えたヨルダン川の向こう側〔東側(筆者挿入)〕に帰りなさい。5 あなたがたはただ、主の僕モーセが命じた戒めと律法をひたむきに守り行い、あなたがたの神、主を愛し、そのすべての道を歩み、その戒めを守って 主に付き従い、心を尽くし、魂を尽くして、主に仕えなさい。」
6
 ヨシュアは彼らを祝福して送り出し、その天幕に帰らせた。
7
 マナセ族の半数には、すでにモーセがバシャンの地に所有地を与えていた。残る半数には、ヨシュアが彼らの兄弟と共に、ヨルダン川の西側に所有地を与えた。ヨシュアは彼らもその天幕へと送り出し、祝福して、8 彼らに言った。
「多くの財宝、多数の家畜、銀、金、銅、鉄および数多くの衣服を携え、自分の天幕に帰りなさい。敵からの戦利品は同胞と分け合いなさい。」
9
 ルベンの一族、ガドの一族、およびマナセ族の半数は、こうしてカナンの地にあるシロを去り、イスラエルの人々と別れてギルアドの地へ、すなわち、モーセを通して示された主の命令によって、彼らが取得していた自分の所有地へと帰って行った。”(聖書協会共同訳)とあります。

 これらのことをモーセは、申命記3320.21に預言しているのだと思います。

22節には、“ダンについて彼は言った。「ダンは獅子の子、バシャンから躍り出る。」”とあります。
ダン族が引いたくじの相続地の割り当ては、ヨシュア1940-46に、
40 七番目のくじはダン部族の諸氏族に当たった。
41
彼らの相続地の領域はツォルア、エシュタオル、イル・シェメシュ、42 シャアラビン、アヤロン、イテラ、43 エロン、ティムナ、エクロン、44 エルテケ、ギベトン、バアラテ、45 エフデ、ベネ・ベラク、ガテ・リンモン、46 メ・ハ・ヤルコン、ラコン、およびヤッファに面する地域である。(新改訳2017)と記されています。

これは現在、テル・アビブと言われている地の方になります。

ダン族の割り当ての地を、ダン族は、十分に獲得できなかったという理由で、ダン族は申命記3222の預言にあるように、「ダンはししの子であって、バシャンからおどりでる。」という行動をとったのだろうと思われます。これによって獲得した地は、「ライシュ(レシェム)」といい、バシャンの北西部の町でした。
ヨシュア1947.48には、“しかし、その中には征服できない地域もあったので、ダン族はレシェムの町と戦って占領し、住みつきました。そして町の名を、先祖にちなんで「ダン」と呼ぶことにしたのです。”(リビングバイブル・意訳)と記されています。
このことに関しては士師記17.18章にやや詳しく記されています。

 やがて、このイスラエル北方のダンの地は、偶像礼拝の中心地の一つとなるのです。
ソロモン王の死後、北イスラエルの王はヤロブアムでした。ヤロブアムは、偶像礼拝を促進したのです。
 1列王記1228-33には、
28 王〔ヤロブアム(筆者挿入)〕は周囲に助言を求めたうえで、二体の金の子牛を造り、そして言った。
「あなたがたがエルサレムに上るのは大変である。イスラエルよ、これがあなたをエジプトの地から導き上った神々である。」
29
 彼は一体をベテルに置き、一体をダンに配した。
30
 このことは罪となった。民は一体の金の子牛の前をダンまで行進して行った。
31
 ヤロブアムは高き所を神殿とし、レビ人でない民の中から一部の者を祭司とした。
32
 ヤロブアムはユダでの祭りと同じく、第八の月の十五日〔仮庵の祭りの一か月後(筆者挿入)〕に祭りを執り行った。そして自分が造った子牛にいけにえを献げるため、ベテルに造った祭壇に上った。また、自分が造った高き所のための祭司をベテルで任命した。
33
 彼は、自分が勝手に定めたこの月、第八の月の十五日に、ベテルに造った祭壇に上った。彼はイスラエルの人々のために祭りを執り行い、香をたくため、祭壇に上った。(聖書協会共同訳)と記されています。

 ダンは、主が割り当てた割り当ての地の一部を獲得することができず、自分勝手に主が割り当てたのではない地を自分たちの地とし、さらには偶像礼拝の中心地ともなったのです。
黙示録7章には、大患難時代に世界宣教に遣わされる144000人が記されていますが、その中にダン族はいません。
 ダン族は、主に割り当てられた相続地を、主に信頼して敵と戦い勝利して獲得するということに失敗し、主が割り当てたのではないライシュの人々を殺して自分たちの地とし、さらには偶像礼拝の地となったという大きな罪を立て続けに犯したのです。
 
しかし、主はご自身の契約と憐みによって、キリストの千年王国時代には、ダン族に割り当ての地を与えます(エゼキエル481)。

<お祈り>
天のお父様。
あなたをほめたたえます。
たとえ成果を上げることができたとしても、あなたのみ旨に反することをしてしまうことがありませんよう助けてください。
あなたのみ旨と一致する方法で、あなたに在って成果を上げることができますように。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

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コメント

ガド族ルベン族がした行いの中で、自分の思いではなく神様の御旨を行うことを教えてくれている…と受け取り、信仰生活の歩み方、自分の思いがまだまだ、まだまだある事を再度学ばせていただきました。
私の心の何処かに「もういい」という自分の目標達成や諦め等がある事にも気づかされます。
それは、自分が辛い思いをしたくない等の気持ちの裏返しであったりすると思いますので、この様な気持ちが自力という形に変わっているのかな?…と、ボンヤリ思いました。
成果を上げるという発想はありませんでしたが、主の御旨ではない事は何かとトラブル等が生じるな?と思いました。気をつけたいと思いました。
イエス様を信じる前の私の行いは、御父である神様の御旨から逸れている事が多大にあった(今もあまり変わっていないと思いました)ので、イエス様を信じさせてくださる事に心より感謝です。
ヨシュア1:14の〝・・あなたがた、力ある勇士は皆、隊列を 組み、同胞の先頭に立って川を渡り、彼らを助けなさい。〟組みの前に半角が空いていました。細かな所をすみません。

ありがとうございます。
指摘してくださったようなところに気づけないことが良くあります。
感謝します。
またよろしくお願いします。

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