« エゼキエル36:8-12 イスラエルの地の回復 | トップページ | 箴言27:2 自己称賛ではなく他者から称賛されなさい/神様からほめられた人 »

2023年12月 7日 (木)

詩篇105:1-8a ご自分の契約をとこしえに覚えておられる主

 詩篇1051-8aには次のように記されています。
1 主に感謝し御名を呼び求めよ。そのみわざを諸国の民の間に知らせよ。
2
主に歌え。主にほめ歌を歌え。そのすべての奇しいみわざを語れ。
3
主の聖なる御名を誇りとせよ。主を慕い求める者たちの心よ、喜べ。
4
主とその御力を尋ね求めよ。絶えず御顔を慕い求めよ。
5
主が行われた奇しいみわざを思い起こせ。その奇跡と御口のさばきを。
6
主のしもべアブラハムの裔よ。主に選ばれた者、ヤコブの子らよ。
7
この方こそ、私たちの神、主。そのさばきは全地にわたる。
8a
主はご自分の契約をとこしえに覚えておられる。”(2017)とあります。

 この個所は1歴代誌168-14に記されている内容とほぼ同じです。
「ほぼ同じ」と書いたのは、一か所異なるからです。
それは詩篇1056の「アブラハム」と記されている個所が、1歴代誌1613では「イスラエル」となっているところです。

 この詩は、神の箱をしかるべきところに運び入れた記念すべき時に、ダビデの命令によって神ヤハウェ(主)に献げられたものです。
1
歴代誌1617には次のように記されています。
1 人々は神の箱を運び込んで、ダビデがそのために張った天幕の真ん中にそれを置き、神の前に全焼のささげ物と交わりのいけにえを献げた。/
7
その日、その時、初めてダビデはアサフとその兄弟たちを任命して、このように主に感謝をささげさせた。”(2017)とあります。
1
歴代誌16章では、この7節の後から、詩篇1051以降とほぼ同じ内容の詩が始まるのです。

 神の箱(契約の箱、主の契約の箱)について、その製作に関する啓示から製作、神の箱の安置の変遷までを学ぼうとすると出エジプト記から歴代誌までを読む必要があります。そのダイジェストと言っては主に叱られるかもしれませんが、主の契約の箱に関する説明のダイジェスト版を聖書辞典から抜粋して下記します。

 “契約の箱 「主の箱」(ヨシ3:13)、「神の箱」(サム3:3)、「主の契約の箱」(申10:8)、「神の契約の箱」(士20:27)、「あかしの箱」(出30:6)とも呼ばれる。
 十のことば(十戒)を刻んだ2枚の石の板が納められている直方体の箱である(参照申10:1‐5)。
 アカシヤ材で作られ、長さ2キュビト半(約111メートル)、幅と高さ1キュビト半(約67センチ)であった。
箱は内側も外側も純金で覆われ、箱のまわりには金の飾り縁があり、四隅の基部には運搬用の棒を差し込むための黄金製の環が取りつけられていた。
箱のふたは純金で作られた板で「贖いのふた」と呼ばれた。
その両端に、翼を伸べて「贖いのふた」を覆い、互いに向き合って顔が「贖いのふた」に向かうように2つの金のケルビムが作られた(出25:10‐22)。
 「契約の箱」と呼ばれたのは、その箱に納められた2枚の石の板に刻まれた十のことば(十戒)が、主とイスラエルとの契約の基礎をなす神のことばであったことによる。ヘブ9:4によると、契約の箱には契約の2つの板のほか、マナの入った金のつぼと芽を出したアロンの杖も納められていた(参照出16:33‐34,17:10)。
 契約の箱の意義は、それが納められた幕屋の至聖所で(出26:34)ケルビムと結合されている点に見出される。ケルビムは神の臨在の象徴であるから、契約の箱の置かれた至聖所は、イスラエルの神である主が御自身のしもべに御旨を啓示される会見の場であった(モーセに対して25:22,30:36,アロンに対してレビ16:2,ヨシュアに対してヨシ7:6)。こうして契約の箱は民を導く神の臨在の象徴として用いられた。 
 それはシナイで神がモーセに命じられた通りに作られてから(出25:8以下)、荒野の旅において(民10:33)、ヨルダン渡河において(ヨシ3章)、民の先頭に立って進んだ。ヨシュアは契約の箱をギルガルに運び、さらにシロに移した(ヨシ18:1)。一時ベテルに運ばれたこともあったが(士20:27)、サムエルの時代までシロに安置されていた(サム1:3,3:3)。しかしペリシテ人との戦いで契約の箱がエベン・エゼルの戦場に持ち出された時、イスラエルは打ち負かされて契約の箱をペリシテ人に奪われてしまった(サム4章)。ところがペリシテ人はこの箱のために主によって7か月も災害に悩まされ、その箱を返還せざるを得なくなった(Ⅰサム5‐6章)。契約の箱は神の現臨を象徴するものであったから、不用意に中を見たり、手でふれたりするなら死をもって罰せられた(サム6:19,Ⅱサム6:6‐7)。契約の箱は再びイスラエルの手に戻ってキルヤテ・エアリムに運ばれ、そこに安置された(サム7:1‐2)。ダビデは契約の箱をキルヤテ・エアリムからエルサレムの天幕の中に移して安置し(サム6章)、アブシャロムの反乱の時もそれを持ち出すのを許さなかった(サム15:24‐29)。その箱が、新しく造営されたエルサレム神殿に、荘厳な儀式と共に安置されたのは、ソロモンの治世においてである(Ⅰ列8章)。その後、南王国ユダの王ヨシヤの宗教改革の時に契約の箱が聖所に再び安置されたとある以外(35:3)、この箱についての言及は見られない。”と述べられています。

 この箇所の勧めや教えは、私達キリスト者にとっても全く同じです。
A)感謝:「主に感謝し」(1
B)祈り:「御名を呼び求め」(1)、「主とその御力を尋ね求め、絶えず御顔を慕い求め」(4
C)思い巡らしと主の御業の再確認:「そのすべてのくすしい御業に思いを潜(ひそ)めよ」(2・新改訳初版~第三版)、「主が行われた奇しいみわざを思い起こせ。その奇蹟と御口のさばきを」(5
D)主を賛美すること:「主に歌え、主にほめ歌を歌え」(2
E)宣教:「主のみわざを諸国の民の間に知らせよ。」(1)、「そのすべての奇(くす)しいみわざを語れ」(2
F)主を崇めること(主を聖とすること):「主の聖なる御名を誇りとせよ」(3
G)主に在って兄弟姉妹の心を喜ばせること:「主を慕い求める者の心を喜ばせよ」(3・新改訳初版~第三版)
H)主との絶えざる交わり:「絶えず御顔を尋ね求めよ。」(4
(I)キリスト者のアイデンティティー:「主のしもべ、アブラハムのすえよ。主に選ばれた者、ヤコブの子らよ。」(6
キリスト者は、キリストの血の故に罪赦され、聖とされ、義とされ、永遠の命を頂いた者であり、更に神の子どもとされ、キリストの花嫁とされ、神の家族とされ、永遠の住まいが備えられている者であると共に、働きにおいては、キリストのしもべであるということ。
J)神は主権者、審判者:「この方こそ、私たちの神、主。そのさばきは全地にわたる。」(7) 
K)主の契約の上に立脚する:「主はご自分の契約を、とこしえに覚えておられる。」(8
聖書の約束とは異なる自分の感情に支配されるのではなく、主の約束の上にしっかりと立つことによって揺らがない者になります。よく自分を見つめて「自分はダメだ」と絶望する人がいますが、元来、人のうちには救いに至る良きものは何もないのです。
御子イエス・キリストを信じる者は永遠の命を持っているのです(ヨハネ647)。

<お祈り>
天のお父様。
あなたをほめたたえます。
ヨハネ114.16には「ことば〔御子イエス・キリスト(筆者挿入)〕は人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けた。」(2017)と記されていますが、新生したキリスト者は、大なり小なりこのようなことを経験させていただいていますから御名を崇め感謝します。
父なる神様と御子なるイエス様を益々賛美させていただけますように。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「御座に着いておられる方と子羊に、賛美と誉れと栄光と力が、世々限りなくあるように。」(黙示録5132017
アーメン

« エゼキエル36:8-12 イスラエルの地の回復 | トップページ | 箴言27:2 自己称賛ではなく他者から称賛されなさい/神様からほめられた人 »

詩編」カテゴリの記事

日毎の恵み17」カテゴリの記事

コメント

主に賛美し、主に救いを求め祈ります。
〝自分の感じ方ではなく〟と、トミーさんが書かれていらした事は、聖書の御言葉のお話しでしょうか?それとも日々の生活の中で感じる自分の感覚の事でしょうか?
質問の仕方があっているのかも分からないですけれども、この辺りを教えていただけると幸いです。
〝自分自身のうちには救いに至る良きものは何もないのです。〟と書かれている事に、全くもってその様に思っております。
(I)が半角かな?と思いました。また、細かな所をすみません。

理解されにくい言葉足らずの言い回しをしてしまったので書き換えておきました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« エゼキエル36:8-12 イスラエルの地の回復 | トップページ | 箴言27:2 自己称賛ではなく他者から称賛されなさい/神様からほめられた人 »

カテゴリー

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ