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2024年5月26日 (日)

箴言28:28 悪魔(ザ・サタン)に立ち向かえ

 箴言2828を、
リビングバイブルは“正しい人は、悪人が幅をきかせると隠れ、彼らが滅びると戻って来ます。”と訳し、
 聖書協会共同訳は“悪しき者が立ち上がると人は隠れ、彼らが滅びると正しき者が増える。”と訳し、
フランシスコ会訳は“悪い者が権力をふるうと、人々は身を隠す。彼らが滅びると、正しい人が増える。”と訳し、
 2017は“悪しき者が勢いを増すと、人は身を隠し、彼らが滅びると、正しい人が増える。”と訳し、
 新共同訳は“神に逆らう者が興ると人は身を隠し、彼らが滅びると神に従う人がふえる。”と訳しています。

 「悪しき者」(聖書協会共同訳、2017)、「悪人」(リビングバイブル)、「悪い者」(フランシスコ会訳)、「神に逆らう者」(新共同訳)と訳されている語のヘブライ語原語は「ラーシャー」で、誤った、不正な、邪悪な、不道徳な、悪い、不敬虔な、不信心な、罪深い、・・・、等の意に使われ、ヘブライ語ではそれに人(者)の意をつけて使いもします。
この個所の単語は複数形です。

 この世のすべての根源はまことの神であるヤハウェ(主)です。
まことの神に対して最も罪深いのは、聖書の三一の神を人間、天使、宇宙を含めた全てのものの創造主とせず、聖なるお方としないことです。
事実、ヤハウェ(主)なる神が、万物を創造されたのですから。
人間は造られたもの、被造物です。
ヤハウェが正しいとすることを正しいと捉え、主が、これが愛である、と言われ、なさることを愛とすることが健全なことですが、それから外れていることは、罪なのです。

 「幅をきかせる」(リビングバイブル)、「立ち上がる」(聖書協会共同訳)、「権力をふるう」(フランシスコ会訳)、「勢いを増す」(2017)、「興る」(新共同訳)と訳されている語のヘブライ語原語は「クーム」で、上がる、立ち上がる、増加する、昇る、起こる、等の意があり、留まる、達成する、・・等の意でも使われます。

 「人」(聖書協会共同訳、新共同訳、2017)、「人々」(フランシスコ会訳)と訳されている語のヘブライ語原語は「アーダーム」(アダム)です。

 文の後半部分に入ります。
「滅びる」と訳されている語のヘブライ語原語は「アーバド」で、死ぬ、滅びる、等の意があり、この語に接尾辞で「彼ら」を意味する語がついています。
この単語には更に接頭前置詞も付いているので、「悪者たちが滅びると」or「不敬虔な者たちが滅びると」と訳せます。

 「正しい人」(リビングバイブル、フランシスコ会訳、2017)、「正しき者」(聖書協会共同訳)、「神に従う人」(新共同訳)と訳されている語のヘブライ語原語は「ツァディーク」で、正しい、公正な、有徳な、等の意があります。神に対して正しい人は、神に従う人ですから新共同訳は「神に従う人」と訳したのでしょう。
この個所は複数形になっています。

 「戻ってくる」(リビングバイブル)、「増える」(聖書協会共同訳、フランシスコ会訳、2017、新共同訳)と訳されている語のヘブライ語原語は「ラーバー」で、増加する、増える、・・等の意があります。

 この聖句を新共同訳は、“神に逆らう者が興ると人は身を隠し、彼らが滅びると神に従う人がふえる。”と訳しました。
アダムが堕罪して以降、人々が神に背を向け、サタンに従ったので、この世の神はサタン(悪魔)となりました。
1
ヨハネ519には“・・。わたしたち〔新生したキリスト者(筆者挿入)〕は神に属する者ですが、この世全体が悪い者の支配下にあるのです。”(新共同訳)と記されています。

 ノアの時代もひどいものでした。
創世記6章には次のように記されています。
5 主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になった。/
8
しかし、ノアは主の心にかなっていた。/
11
地は神の前に堕落し、地は暴虐で満ちていた。”(2017)とあります。
ノアはアダムから10代目の人でした。それでもその当時、悪に満ちていた世界であったのです。

 ノアには3人の息子がいました。その中にハムという人がいました。
ハムにクシュという子が生まれました。そしてクシュはニムロデ(ニムロド)を生んだのです。ヘブライ語は「ニムロード」です。
ニムロデの意味は“「私たちは反逆しよう」という意味であると思われる。”と聖書辞典に記されています。
創世記1010-12には“10 彼〔ニムロド(筆者挿入)〕の王国の初めは、バベル、ウルク、アッカド、カルネで、シンアル〔別称「バビロニア」(筆者挿入)〕の地にあった。11 彼はその地からアッシリアに出て、ニネベ、レホボト・イル、カラ、12 そしてレセンを築いた。レセンはニネベとカラとの間にあり、それは大きな町であった。”(聖書協会共同訳)と記されています。

 創世記11章にはバベルの塔の記事があります。
バベルの塔について聖書辞典は次のように述べています。
“古代人がバベル(別名バビロン)に建てた巨大な塔を指す。聖書には、ニムロデがバビロニヤ南部シヌアル平野に建設した町に造られた宗教的な意味を持つ建造物の一つとして描かれ(創11:1‐9.参照創10:10)、今日では神に反抗する人間の傲慢と自己栄化を表徴する固有名詞のように言及されることが少なくない(参照黙14:8,16:19)。バベルという地名は元来アッカド語で「神の門」を意味したが、創世記の著者は「混乱させる」(〈ヘ〉バーラル)という動詞との語呂合せをしている。人々は町と塔の建築を始めたが、人の高慢を見られた神の介入によって言語が混乱し、相互理解が妨げられたので、完成できなかった。
 メソポタミヤにおける考古学的発掘調査により、シュメールの複数の町で、最上階に神殿を築いた巨大な方形の塔が見出された。それらは山を模した人工丘で、おもに日干しれんがとアスファルトを使用して作られており、ジッグラトと呼ばれる。バビロンで見つかった粘土板に楔形文字で記された物語によれば、この地の塔の土台は幅と奥行が約90メートル、高さは神殿自体も含めて100メートルほどあった。ある記録には、アッカド王シャル・カリ・シャルリ(前2250年頃)がバビロンの塔を再建したとある。セナケリブ(前704―681年在位)はその破壊をもくろんだ。エサル・ハドン(前681―669年在位)はジッグラトを修築し始めたが、戦争で中断された。再建を果したのはネブカデネザル2世(前605―562年在位)であったと碑文に記されている。ヘロドトスもその塔を目撃した(前460年頃)。”(抜粋)とあります。

 この世の終わりには、獣(反キリスト)をリーダーとした世界の軍勢が、再臨のキリストに戦いを挑むのです。しかしたちまち返り討ちにあうのです。
その後、主キリスト様が統治する1000年間があります。
その時代に生きている人々は、サタン(悪魔)が解放されるまでは、主に従うのです。
そこは、アダムの堕罪前のエデンの園のようです。

 今日の個所である“神に逆らう者が興ると人は身を隠し、彼らが滅びると神に従う人がふえる。”(新共同訳)という聖句を読んだとき、アダムの堕罪以降とキリストの千年王国に思いが行きました。

 私たちキリスト者は、サタン(悪魔)が支配している時代にあっても、サタンや配下の悪霊たちに勝利できる恵みを与えられています。
悪魔の策略に対抗し、日々主に仕えていきたいものです。

<お祈り>
天のお父様。
あなたをほめたたえます。
ヤコブ47には「・・・神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。」(新改訳初版~第三版)と記されていますから、いつも主を愛し、主に従い、悪魔に立ち向かって勝利しつつ地上生涯を全うさせていただけますよう祝福してください。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

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コメント

〝ヤハウェが正しいとすることを正しいと捉え、主が、これが愛である、と言われ、なさることを愛とすることが健全なことですが、それから外れていることは、罪〟と書いていらして、本当にその通りと思いました。御父であるヤハウェの御教えを知らなければ、正しい事がわからないです。主への道に導いていただけた今、心より感謝します。
人を見てしまう癖はまだまだ残っています。その裏に潜むサタンに目を向けること、偽物、サタンに目が眩まないよう、常に主の教えに従った歩みをしてゆくことができますよう祈ります。
主がいつも共にいてくださることに目を向け、主から出た愛に従ってゆく事ができますように。兄弟姉妹の方達と共に祈ることができますよう祈り求めます。

“主から出た愛に従ってゆく事ができますように。”→
聖歌568 聖歌総合版602 新聖歌411に「御恵の高嶺に」というものがあります。
その歌詞の2節に「日々 主イエスと歩み ややに御姿を映し ただ 神より来る愛に 満たされつつ 心は燃ゆ 心は燃ゆ 御霊の火にて燃ゆ 心は燃ゆ 心は燃ゆ 御霊の火にて燃ゆ」
とあります。
ユーチューブでも聞けますよ。

霊の高嶺を目指していきましょう。
高嶺迄は時間のかかることでしょうが。

いい曲ですね!
霊の高嶺を目指せるよう祈ります。
時間はかなりかかりそうですけれども…。
教えてくださりありがとうございます。

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