ネヘミヤ記

2021年10月 3日 (日)

ネヘミヤ記13章 ネヘミヤの改革

 イスラエルの民が律法に基づき、混血の者をイスラエルの信仰共同体から切り離したことが1-3節に次のように記されています。
“1 その日、民が聞いているところでモーセの書が朗読され、その中に、アンモン人とモアブ人は決して神の集会に加わってはならない、と書かれているのが見つかった。
2 それは、かつて彼らが、パンと水をもってイスラエル人を迎えることをせず、かえってバラムを雇ってイスラエル人を呪わせようとしたからであった。私たちの神はその呪いを祝福に変えられた。
3 民はこの律法を聞くとすぐに、混血の者をみなイスラエルから切り離した。”(2017)とあります。

 1.2節の元となっている律法は、申命記23:3-5の箇所でしょう。その箇所には次のように記されています。
“3 アンモン人とモアブ人は主の集会に加わってはならない。その十代目の子孫さえ、決して主の集会に加わることはできない。
4 これは、あなたがたがエジプトから出て来た道中で、彼らがパンと水をもってあなたがたを迎えることをせず、アラム・ナハライムのペトルからベオルの子バラムを雇って、あなたに呪いをもたらそうとしたからである。〔民数記22-24章に詳細が記されています(筆者挿入)〕
5 しかし、あなたの神、主はバラムに耳を貸そうとはせず、かえってあなたの神、主はあなたのために呪いを祝福に変えられた。あなたの神、主はあなたを愛しておられたからである。”(2017)とあります。

 3節に関し新聖書注解は次のように述べています。
“国外追放などではなく、信仰共同体からの分離を意味する。具体的には、神殿や祭儀などの一切からの締め出しを意味しよう。”とあります。

 ヤハウェ(主)に対して不敬なアンモン人トビヤを排除したことが4-9節に次のように記されています。
“4 これより以前、祭司エルヤシブは、私たちの神の宮の部屋を任されていて、トビヤと親しい関係にあったので、5 トビヤのために一つの大きな部屋をあてがっていた。
以前その部屋は、穀物のささげ物、乳香、器、またレビ人や歌い手や門衛たちのために定められていた、穀物と新しいぶどう酒と油の十分の一、さらに祭司のための奉納物を保管するところであった。
6 この間ずっと、私〔ネヘミヤ(筆者挿入)〕はエルサレムにいなかった。私が、バビロンの王アルタクセルクセス〔アルタクセルクセスはペルシア帝国の王ですがバビロニア帝国を征服してからはバビロンの王でもありました(筆者挿入)〕の三十二年〔B.C.433年(筆者挿入)〕に王のところに行き、その後しばらくして王にいとまを乞い、7 エルサレムに帰って来たからである。そのとき私は、エルヤシブがトビヤのために行った悪、すなわち、神の宮の庭にある一つの部屋を彼にあてがったことに気づいた。
8 私は大いに気分を害し、トビヤ家の家財をすべてその部屋から外へ放り出し、9 命じて、その部屋をきよめさせた。そして私は、神の宮の器を、穀物のささげ物や乳香と一緒に再びそこに納めた。”(2017)とあります。

 4節に、「祭司エルヤシブ」とありますが、この人は大祭司だと思います。
但し、新共同訳スタディ版の注は、「祭司エルヤシブ」は大祭司エルヤシブではないのではないか、と考察し、注解付新改訳の注と新聖書注解は、大祭司ではないだろうか、と考察しています。
 聖書に戻ると、ネヘミヤ13:28には、“大祭司エルヤシブの子エホヤダの子の一人は、ホロン人サンバラテの婿であった。”(2017)とあります。
サンバラテは、ネヘミヤによるエルサレム城壁再建工事を妨害したサマリヤの総督でした(ネヘミヤ2:10‐19、4:1.7、6:1‐14参照)。
そしてトビヤは、サマリヤの総督サンバラテのもとでネヘミヤによる城壁修復工事に反対し妨害した人です。

 大祭司の系譜は、昨日のネヘミヤ12:10.11に次のように記されていました。
“10 ヨシュアはエホヤキムを生み、エホヤキムはエルヤシブを生み、エルヤシブはエホヤダを生み、11 エホヤダはヨナタンを生み、ヨナタンはヤドアを生んだ。”(2017)とありました。
 大祭司エルヤシブは、エルサレムの再建に尽力しました。
ネヘミヤ3:1には、“大祭司エルヤシブは、その仲間の祭司たちと、羊の門の再建に取りかかった。彼らはそれを聖別して、扉を取り付けた。そしてメアのやぐらのところまで聖別し、ハナンエルのやぐらにまで及んだ。”(2017)と記されています。

 一方トビヤは、アンモン人の役人で、サマリヤの総督サンバラテのもとでネヘミヤによる城壁修復工事に反対し妨害した人です。
ネヘミヤ4:7.8には、“7 サンバラテ、トビヤ、アラブ人、アンモン人、アシュドデ人たちは、エルサレムの城壁の修復がはかどり、割れ目もふさがり始めたことを聞いたとき、激しく怒り、8 皆でエルサレムに攻め入って混乱を起こそうと、陰謀を企てた。”(2017)と記されています。
エルサレム城壁再建に対するその他のトビヤの心の状態と言動については、ネヘミヤ2:10.19、4:3、6章に記されています。
このトビヤと大祭司エルヤシブは親しい関係にあったのです。
すなわちエルヤシブは、二心状態であったと思われます。主にも仕え、この世にも仕えるという。
 エルヤシブは、主へのささげ物を保管する部屋から奉納物を移動させ、その部屋をトビヤに与えていたのです。
4.5節には、“祭司エルヤシブは、私たちの神の宮の部屋を任されていて、トビヤと親しい関係にあったので、5 トビヤのために一つの大きな部屋をあてがっていた。以前その部屋は、穀物のささげ物、乳香、器、またレビ人や歌い手や門衛たちのために定められていた、穀物と新しいぶどう酒と油の十分の一、さらに祭司のための奉納物を保管するところであった。”と記されています。

 4.5節に記されている事柄が起こったのは、ネヘミヤがアルタクセルクセス王のもとに行っている間のことであったのです(7)。
もしネヘミヤがエルサレムにいたならば、そのようなことは起こらなかったでしょう。
5節のようなことが起こったことの考察として、ネヘミヤ記5章より、新聖書注解は、“トビヤとユダヤ上層部とは、現実的に利害が一致する関係にあった。そして恐らく、それは民衆を犠牲にすることの上に成り立っていた。”と述べています。

 7ー9節は、ネヘミヤによる宮きよめです。
イエス様も公生涯の間に宮きよめを2回行っています(ヨハネ2:13-16、マタイ21:12-17)。
8節に関連して、注解付新改訳聖書の注は、“トビヤは、ネヘミヤのエルサレム到着を知り、いち早く逃亡したようである。”と述べています。

 10-13節には、ネヘミヤが、レビ人に対する処遇を誓約通りに戻させたことが書いてあります。10-14節には次のように記されています。
“10 また私は、レビ人の分が支給されていなかったために、務めに当たるレビ人と歌い手たちが、それぞれ自分の農地に逃げ去っていたことを知った。
11 私は代表者たちを詰問し、「どうして神の宮が見捨てられているのか」と言った。そして私はレビ人たちを集め、元の職務に就かせた。
12 ユダの人々はみな、穀物と新しいぶどう酒と油の十分の一を貯蔵庫に持って来た。
13 そこで私は、祭司シェレムヤ、学者ツァドク、レビ人の一人ペダヤに貯蔵庫を管理させ、マタンヤの子ザクルの子ハナンを彼らの助手とした。彼らが忠実な者と認められていたからである。彼らの任務は仲間に分配をすることであった。
14 私の神よ、どうか、このことのゆえに私を覚えていてください。私が神の宮とその務めのためにした数々の誠実な行いを、ぬぐい去らないでください。”(2017)とあります。

 ネヘミヤ一人がいないことによって、イスラエルの民はバックスライドし、ヤハウェ(主)に対する誓約はどうなったの?という状態になってしまったことを見せられます。誓約(盟約)の内容は、ネヘミヤ10:30-39に記されています。
 レビ人に関することについて、ネヘミヤ10:37には、“私たちの土地の十分の一はレビ人たちのものとする。レビ人は、私たちの耕作するすべての町から十分の一を受け取る者たちである。”(2017)と記されています。

 ネヘミヤが律法に基づき、言葉と権威によって安息日を厳守させたことが15-22節に次のように記されています。
“15 そのころ私は、ユダのうちで安息日にぶどう踏みをしている者、麦束を運んでいる者、また、ろばに荷物を負わせている者、さらに、ぶどう酒、ぶどうの実、いちじくなど、あらゆる品物を積んで、安息日にエルサレムに運び込んでいる者を見つけた。それで私は、彼らが食糧を売ったその日に、彼らを戒めた。
16 また、そこに住んでいたツロの人々も、魚などあらゆる商品を運んで来て、安息日に、しかもエルサレムでユダの人々に売っていた。
17 そこで、私はユダの有力者たちを詰問して言った。
「あなたがたが行っているこの悪事は何か。安息日を汚しているではないか。18 あなたがたの先祖も、このようなことをしたので、私たちの神はこのすべてのわざわいを、私たちとこの都の上にもたらされたのではないか。それなのに、あなたがたは安息日を汚して、イスラエルの上にまたもや御怒りを招こうとしている。」
19 安息日の前、エルサレムの門に夕闇が迫ると、私は命じて扉を閉めさせ、安息日が終わるまでは開いてはならないと命じた。そして、私の配下の若い者の何人かを門の見張りに立て、安息日に荷物が持ち込まれないようにした。
20 それで商人やあらゆる品物を売る者たちは、一、二度エルサレムの外で夜を過ごした。
21 そこで、私は彼らを戒めて言った。
「なぜ、あなたがたは城壁の前で夜を過ごすのか。もう一度このようなことをすれば、私はあなたがたを処罰する。」
その時から、彼らはもう安息日には来なくなった。
22 また私はレビ人に、安息日を聖なるものとするために、彼らが身をきよめ、門の見張りとして来るように命じた。私の神よ、このことにおいても、どうか私を覚えていてください。そして、あなたの豊かな恵みにしたがって私をあわれんでください。”(2017)とあります。

 申命記5章には安息日律法が次のように記されています。
“12 安息日を守って、これを聖なるものとせよ。あなたの神、主が命じたとおりに。
13 六日間働いて、あなたのすべての仕事をせよ。
14 七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはいかなる仕事もしてはならない。あなたも、あなたの息子や娘も、それにあなたの男奴隷や女奴隷、牛、ろば、いかなる家畜も、また、あなたの町囲みの中にいる寄留者も。そうすれば、あなたの男奴隷や女奴隷が、あなたと同じように休むことができる。
15 あなたは自分がエジプトの地で奴隷であったこと、そして、あなたの神、主が力強い御手と伸ばされた御腕をもって、あなたをそこから導き出したことを覚えていなければならない。それゆえ、あなたの神、主は安息日を守るよう、あなたに命じたのである。”(2017)とあります。

 ネヘミヤが再度雑婚問題を取り扱かわねばならなかったことが23-29節に次のように記されています。
“23 そのころまた私は、アシュドデ人、アンモン人、モアブ人の女を妻にしているユダヤ人たちに気がついた。
24 彼らの子どもの半分は、アシュドデのことばか、あるいはそれぞれほかのことばを話して、ユダヤのことばが分からなかった。
25 そこで私は彼らを詰問してののしり、そのうちの数人を打って毛を引き抜き、神にかけて誓わせて言った。
「あなたがたの娘を彼らの息子に嫁がせてはならない。また、彼らの娘をあなたがたの息子、あるいはあなたがた自身の妻としてはならない。26 イスラエルの王ソロモンも、このことで罪を犯したではないか〔1列王記11:1-10を参照(筆者挿入)〕。多くの国の中で彼のような王はいなかった。彼は神に愛され、神は彼をイスラエル全土を治める王としたのに、その彼にさえ異国人の女たちが罪を犯させてしまった。27 あなたがたについても、異国人の女を妻とし、私たちの神の信頼を裏切るという、この大きな悪が行われていることを聞かなければならないのか。」
28 大祭司エルヤシブの子エホヤダの子の一人は、ホロン人サンバラテの婿であった。それで、私は彼を私のところから追い出した。
29 私の神よ、どうか彼らのことを覚えていてください。彼らは祭司職を汚し、祭司職とレビ人たちの契約を汚したのです。”(2017)とあります。

 イスラエルにおいてヤハウェ(主)が、異国人との結婚を許さなかったのは、異教の神を信じている者と結婚することによって、それが背教につながるからです。

 ネヘミヤの働きのまとめが30.31節に次のように記されています。
“30 私は異教的なもの一切から彼らをきよめ、祭司とレビ人のそれぞれの務めにしたがって職務に就かせ、31 定められた時に行う薪のささげ物と、初物についても規定を定めた。私の神よ、どうか私を覚えて、いつくしんでください。”(2017)とあります。

 ネヘミヤは、ヤハウェ(主)のみ旨に従い、イスラエルの民がヤハウェ(主)を信じ、ヤハウェ(主)に誠実を尽くす信仰共同体となるべく、尽力したのでした。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
ネヘミヤが一人いない状態になるだけで、主のみ前に誓約迄した人たちが、信仰的に崩れていくのを見させて頂きました。
新約の時代は、イエス様を信じた人に御聖霊が住んでくださることによって、旧約時代と同じようになってしまうことはありませんが、常に御言葉に従い、御聖霊に従うようにしないと霊的力が失われ、霊的に危険な状態に陥ることを覚えます。
私たちキリスト者全員を背教からお守りください。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

2021年10月 2日 (土)

ネヘミヤ記12章 バビロン捕囚から帰還した祭司とレビ人のリスト及びエルサレム城壁の奉献式

 1-6節は、バビロン捕囚から最初に帰還した祭司のリストが次のように記されています。
“1 シェアルティエルの子ゼルバベルおよびヨシュアと一緒に上って来た、祭司とレビ人は次のとおりである。
セラヤ、エレミヤ、エズラ、2 アマルヤ、マルク、ハトシュ、3 シェカンヤ、レフム、メレモテ、4 イド、ギネトイ、アビヤ、5 ミヤミン、マアデヤ、ビルガ、6 シェマヤ、エホヤリブ、エダヤ、7 サル、アモク、ヒルキヤ、エダヤ。以上はヨシュアの時代に、祭司とその同族のかしらであった者たちである。”(2017)とあります。

 8.9節は、バビロン捕囚から最初に帰還したレビ人のリストが次のように記されています。
“8 また、レビ人では、ヨシュア、ビヌイ、カデミエル、シェレベヤ、ユダ、マタンヤで、感謝の歌を受け持っていたのはマタンヤとその兄弟たちであった。
9 また、彼らの兄弟のバクブクヤとウンニは、務めのときには彼らの向かい側に立った。”(2017)とあります。

 10.11節は、バビロン捕囚から解放された後の大祭司の系図が次のように記されています。
“10 ヨシュアはエホヤキムを生み、エホヤキムはエルヤシブを生み、エルヤシブはエホヤダを生み、11 エホヤダはヨナタンを生み、ヨナタンはヤドアを生んだ。”(2017)とあります。

 大祭司エホヤキムの時代の時代に祭司で一族の頭であった者たちのリストが12-21節に次のように記されています。
“12 次に、エホヤキム〔大祭司ヨシュアの子。10節参照(筆者挿入)〕の時代に、祭司で一族のかしらであった者は次のとおりである。
〔「エホヤキムの時代」について、注解付新改訳聖書の注は、“B.C.520年、神殿再興の年には、まだヨシュアが活躍していた。3:1によれば、B.C.445年の城壁修復開始の時の大祭司は、エルヤシブであった。したがって、エホヤキムの時代は、B.C.520-445年の間のどこかである。”と述べています。(筆者挿入)〕
セラヤ族ではメラヤ、エレミヤ族ではハナンヤ、13 エズラ族ではメシュラム、アマルヤ族ではヨハナン、14 メリク族ではヨナタン、シェバンヤ族ではヨセフ、15 ハリム族ではアデナ、メラヨテ族ではヘルカイ、16 イド族ではゼカリヤ、ギネトン族ではメシュラム、17 アビヤ族ではジクリ、ミンヤミン族、モアデヤ族ではピルタイ、18 ビルガ族ではシャムア、シェマヤ族ではヨナタン、19 エホヤリブ族ではマテナイ、エダヤ族ではウジ、20 サライ族ではカライ、アモク族ではエベル、21 ヒルキヤ族ではハシャブ、エダヤ族ではネタンエル。”(2017)とあります。

 22.23節には、
“22 エルヤシブ、エホヤダ、ヨハナン、ヤドアの時代にレビ人は一族のかしらとして登録され、また、祭司はペルシア人ダレイオスの治世に登録された。23 レビの子孫で一族のかしらたちは、エルヤシブの子ヨハナンの時代まで、年代記に記されていた。”(2017)とあります。

 この箇所は、解釈が一定していないようです。
ダレイオスの治世、とありますが、ダレイオス2世の場合であれば、B.C.423-404年であり、ダレイオス3世であれば、B.C.336-331年となるとのことです。ネヘミヤ記の著作年代は、B.C.430年頃か、それより少し後になると思われると注解付新改訳聖書のネヘミヤ記緒論は述べています。それに基づけば、ダレイオス2世の時代でしょう。私は、26節より、ここに記されているダレイオスは、ダレイオス2世だと思います。
「年代記に記されていた」とありますが、「年代記」は宮廷に保管された公式文書です。

 24.25節は、エズラ、ネヘミヤ時代のレビ人のかしらたち、聖歌隊の奉仕と門衛のリストが次のように記されています。
“24 レビ人のかしらたちは、ハシャブヤ、シェレベヤ、およびカデミエルの子ヨシュアであり、その兄弟たちが彼らの向かい側に立って、組と組が相応じて、神の人ダビデの命令に基づき、賛美をして感謝をささげた。
25 マタンヤ、バクブクヤ、オバデヤ、メシュラム、タルモン、アクブは門衛で、門の倉を見張っていた。”(2017)とあります。

 26節には、“以上はエホツァダクの子ヨシュアの子エホヤキムの時代と、総督ネヘミヤ、および学者である祭司エズラの時代の人々である。”(2017)とあり、1-25節をまとめています。

 エルサレム城壁を奉献するにあたり、職務についていないレビ人を集めたこと、祭司やレビ人が身をきよめたこと、門と城壁をきよめたことが27-30節に次のように記されています。
“27 エルサレムの城壁の奉献式に際して、彼らはあらゆる場所からレビ人を捜し出してエルサレムに連れて来た。
シンバルと琴と竪琴に合わせて感謝の歌を歌い、喜びをもって奉献式を行うためであった。
28 歌い手たちは、エルサレムの周辺の低地やネトファ人の村々から、29 またベテ・ギルガルやゲバとアズマウェテの農地から集まって来た。この歌い手たちは、エルサレムの周辺に自分たちの村々を建てていたのである。
30 祭司とレビ人は自分たちの身をきよめ、また民と門と城壁をきよめた。”(2017)とあります。

 レビ人の中には、民の間に散在してレビ人としての職務についていない人たちも多くいました。その理由は、おそらくレビ人に対して律法で定められたレビ人への支給分が払われていなかったので、レビ人は自活する必要があったためであると思われます(ネヘミヤ13:10参照)。

 レビ人と祭司への支給の取り決めは、ネヘミヤ10:37-39に次のように記されています。
“37 また、私たちの初物の麦粉と奉納物、およびあらゆる木の果実、新しいぶどう酒と油を祭司たちのところに、私たちの神の宮の部屋に携えて来る。また、私たちの土地の十分の一はレビ人たちのものとする。レビ人は、私たちの耕作するすべての町から十分の一を受け取る者たちである。
38 レビ人が十分の一を集めるとき、アロンの子孫である祭司が、そのレビ人とともにいなければならない。レビ人は、その十分の一の十分の一を私たちの神の宮へ携え上り、宝物倉の部屋に納めなければならない。
〔レビ人が治める十分の一は、祭司のためのものです。(筆者挿入)〕
39 この部屋に、イスラエルの子らとレビ人たちは、穀物、新しいぶどう酒、油の奉納物を携えて来るようになっているからである。そこには聖所の用具があり、また、当番の祭司や門衛や歌い手たちもいる。このようにして私たちは、自分たちの神の宮をなおざりにはしない。」”(2017)とあります。

 エルサレム城壁の奉献式の様子が、31-43節に次のように記されています。
“31 私〔ネヘミヤ(筆者挿入)〕はユダの長たちを城壁に上らせ、感謝の歌をささげる二つの大きな賛美隊として配置した。
 一組は城壁の上を右の方〔反時計回り(筆者挿入)〕に、〔谷の門から(筆者挿入)〕糞の門に向かって進んだ。32 彼らのうしろに続いて進んだ者は、ホシャヤとユダの長たちの半分、33 アザルヤ、エズラ、メシュラム、34 ユダ、ベニヤミン、シェマヤ、エレミヤであった。
〔32-34節の人々は、31節のユダの長たちの半分と思われる(注解付新改訳聖書の注)〕
35 祭司のうちのある者もラッパ〔金属製の長くまっすぐなラッパ(新聖書注解)〕を持って進んだ。まず、ヨナタンの子ゼカリヤ。
ヨナタンはシェマヤの子、シェマヤはマタンヤの子、マタンヤはミカヤの子、ミカヤはザクルの子、ザクルはアサフの子である。
36 次に、ゼカリヤの兄弟たちシェマヤ、アザルエル、ミラライ、ギラライ、マアイ、ネタンエル、ユダ、ハナニで、神の人ダビデの楽器を持って続いた。
学者エズラが彼らの先頭に立った。
37 彼らは泉の門のところで、城壁の上り口にあるダビデの町の階段をまっすぐに上り、ダビデの家の上を通って東の方の水の門〔水の門はキドロンの谷から城内に入る門(新共同訳スタディー版の注)〕に来た。
 38 感謝の歌をささげるもう一組の賛美隊は、左の方〔谷の門から時計回り(筆者挿入)〕に進んだ。私〔ネヘミヤ(筆者挿入)〕はそのうしろに従った。民の半分〔つかさたちの半分の意であろう(注解付新改訳聖書の注)〕は城壁の上を進み、炉のやぐらの上を通って、幅広の城壁のところに進み、39 エフライムの門の上を通り、エシャナの門を過ぎ、魚の門と、ハナンエルのやぐらと、ハ・メアのやぐらを過ぎて、羊の門まで進んだ。そして監視の門〔警備の門(新共同訳)〕で立ち止まった。
〔出発地点は南西部にある谷の門、到着地点は北壁の東側にある監視の門(警備の門)ということのようです(筆者挿入)〕
 40 こうして、感謝の歌をささげる二つの賛美隊は神の宮で位置についた。〔監視の門は神域に近い門です(筆者挿入)〕
私〔エレミヤ(筆者挿入)〕も、私とともにいた代表者たちの半分もそうした。
41 また祭司たち、エルヤキム、マアセヤ、ミンヤミン、ミカヤ、エルヨエナイ、ゼカリヤ、ハナンヤもラッパを持って、そこにいた。
42 また、マアセヤ、シェマヤ、エルアザル、ウジ、ヨハナン、マルキヤ、エラム、エゼルもいた。
こうして、歌い手たちは歌い、イズラフヤが指揮をした。
43 彼らはその日、数多くのいけにえを献げて喜んだ。神が彼らを大いに喜ばせてくださったからである。女も子どもも喜んだので、エルサレムの喜びの声ははるか遠くまで聞こえた。”(2017)とあります。

 おもに神殿奉仕者の任務について44-47節に次のように記されています。
“44 その日、財宝や、奉納物、初物や十分の一を納める部屋を管理する人たちが任命され、祭司とレビ人のために律法で定められた分を、町々の農地からそこに集めた。これは、職務に就いている祭司とレビ人をユダの人々が喜んだからである。
45 彼らは、自分たちの神への任務ときよめの任務を果たした。歌い手や門衛たちも同様であった。ダビデとその子ソロモンの命令のとおりである。
46 昔から、ダビデとアサフの時代から、歌い手たちのかしらたちがいて、神への賛美と感謝の歌がささげられた。
47 ゼルバベルの時代とネヘミヤの時代、全イスラエルは、歌い手と門衛のために定められた分を日ごとに渡していた。彼らはまたレビ人の分を聖別し、レビ人はアロンの子らの分を聖別していた。”(2017)とあります。

 44-47節について、実用聖書注解は次のように述べています。
“ユダヤ人が神の民にふさわしく聖く生き、喜んで主に仕えるのが、ネヘミヤの願いであった。そのため、奉献式の喜びの機会を用いて、正しい神礼拝が行われるように、必要な組織や任務の整備をした。人々のささげ物の管理者が任命されて、祭司やレビ人、歌うたいや神殿の門衛などの奉仕者たちが職務に専念できるようにした。これらの整備は、かつてダビデ王(1歴代誌23-26章)やソロモン王(2歴代誌8:14)が定めた制度に基づいて行われたと述べて(45-46)、新しい制度の確立ではなく、いつしか顧みられなくなった制度の復興を強調していよう。”とあります。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
実用聖書注解の解説の中に、“ユダヤ人が神の民にふさわしく聖く生き、喜んで主に仕えるのが、ネヘミヤの願いであった。”とあります。
詩篇100篇には、“2 喜びをもって主に仕えよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。3 私たちは主のもの主の民その牧場の羊。”(2017)とあります。
私たちキリスト者は、神の民であると共に神の子どもです。
神の子どもの立場にふさわしく聖く生き、喜びをもってあなたにお従いする者であらせてください。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 指揮者のために。ダビデの賛歌。
1 全地よ主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕に向かって喜びの声をあげよ。
2 喜びをもって主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕に仕えよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。
3 知れ。主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕こそ神。主〔原語は「フー」で「彼」(筆者挿入)〕が私たちを造られた。私たちは主〔原語の意は「彼」(筆者挿入)〕のもの、主〔原語の意は「彼」(筆者挿入)〕の民、その牧場の羊。
4 感謝しつつ主〔原語の意は「彼」(筆者挿入)〕の門に、賛美しつつその大庭に入れ。主〔原語の意は「彼」(筆者挿入)〕に感謝し御名をほめたたえよ。
5 主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕はいつくしみ深くその恵みはとこしえまでその真実は代々に至る。”(詩篇100篇・2017)

2021年10月 1日 (金)

ネヘミヤ記11章 居住地・居住者リスト

 エルサレムに住んでいた者とエルサレムへの移住民について1.2節には次のように記されています。
“1 民の指導者たちはエルサレムに住んでいたが、それ以外の民はくじを引いて、十人のうちから一人ずつ、聖なる都エルサレムに来て住むようにし、あとの九人をほかの町々に住まわせた。
2 民は、自分から進んでエルサレムに住もうとする人々をみな祝福した。”(2017)とあります。

 1節について、新聖書注解は、“一般の民は経済的理由からであろうが他の町々に住み、農耕地に近い所に住むことを選んだ。しかし城壁完成後は首都防衛上の必要(7:1-14)から、そして安全性が高まったことでもあり、住民増加をはかって、くじによる移住という政策が実施された。”述べています。

 2節を読むと、くじで当たった人以外にも自分から進んでエルサレムに住んだ人々がいたことが分かります。文面からするとエルサレムに住みたいと思う人は少なかったのでしょう。

 3-19節には、エルサレムの居住者リストが次のように記されています。
“3 エルサレムに住んだこの州のかしらたちは次のとおりである。ユダの町々には、イスラエルの人々、祭司、レビ人、宮のしもべたち、ソロモンのしもべたちの子孫が、それぞれ自分たちの町の自分の所有地に住んだ。
〔リビングバイブルは次のように意訳しています。“エルサレムに転居した地方の役人の名は、次のとおりです。しかし、大半の指導者、祭司、レビ人、神殿奉仕者、ソロモン臣下の子孫などは、故郷のユダの町々に住んでいました。”とあります。(筆者挿入)〕
 〔ユダ部族は4b-6節、ベニヤミン部族は7-9節、祭司の指導者では10-14節、レビ人は15-17節、門衛は19節に、エルサレムに住んだ人たちのリストが次のように記されています。(筆者挿入)〕
 4 エルサレムには、ユダ族とベニヤミン族のうちのある者が住んだ。
 ユダ族では、まずウジヤの子アタヤ。ウジヤはゼカリヤの子、ゼカリヤはアマルヤの子、アマルヤはシェファテヤの子、シェファテヤはマハラルエルの子、マハラルエルはペレツの子孫の一人である。5 次にバルクの子マアセヤ。バルクはコル・ホゼの子、コル・ホゼはハザヤの子、ハザヤはアダヤの子、アダヤはエホヤリブの子、エホヤリブはゼカリヤの子、ゼカリヤはシロ人の子孫である。6 エルサレムに住んだペレツの子孫は合計四百六十八人の勇士であった。
 7 ベニヤミン族では次のとおりである。まずメシュラムの子サル。メシュラムはヨエデの子、ヨエデはペダヤの子、ペダヤはコラヤの子、コラヤはマアセヤの子、マアセヤはイティエルの子、イティエルはエシャヤの子である。8 彼の次にガバイとサライで、九百二十八人。9 ジクリの子ヨエルが彼らの監督者であり、セヌアの子ユダがこの町の副監督者であった。
 10 祭司のうちでは、エホヤリブの子エダヤと、ヤキン、11 ヒルキヤの子セラヤであった。ヒルキヤはメシュラムの子、メシュラムはツァドクの子、ツァドクはメラヨテの子、メラヨテはアヒトブの子である。セラヤは神の宮のつかさであった。12 彼らの同族で宮の務めをする者は八百二十二人。また、エロハムの子アダヤ。エロハムはペラルヤの子、ペラルヤはアムツィの子、アムツィはゼカリヤの子、ゼカリヤはパシュフルの子、パシュフルはマルキヤの子である。13 アダヤの同族で一族のかしらたちは二百四十二人。また、アザルエルの子アマシュサイ。アザルエルはアフザイの子、アフザイはメシレモテの子、メシレモテはイメルの子である。14 彼らの同族の勇士たちは百二十八人。彼らの監督者はハゲドリムの子ザブディエルであった。
 15 レビ人のうちでは、ハシュブの子シェマヤ。ハシュブはアズリカムの子、アズリカムはハシャブヤの子、ハシャブヤはブンニの子である。16 また、レビ人のかしらのうちシャベタイとエホザバデは、神の宮の外まわりの仕事をつかさどっていた。17 また、ミカの子マタンヤ。ミカはアサフの子のザブディの子である。マタンヤは祈りの時に感謝の歌を歌い始める指導者、バクブクヤはその同族の副指導者であった。また、シャムアの子アブダ。シャムアはエドトンの子のガラルの子である。18 聖なる都にいるレビ人は合計二百八十四人であった。
 19 門衛では、アクブとタルモン、および門の見張りをする彼らの同族で、百七十二人であった。”(2017)とあります。

 1歴代誌9:1-3には、
“1 全イスラエルは系図に記載された。それは『イスラエルの王の書』にまさしく記されている。ユダは、その不信の罪のゆえに、バビロンに捕らえ移されていた。
2 彼らの所有地である彼らの町々に戻って来て最初に住みついたのは、イスラエルの人々、祭司たち、レビ人および宮のしもべたちであった。
3 エルサレムには、ユダ族、ベニヤミン族、エフライムおよびマナセ族の者が住んだ。”(2017)と記され、 
1歴代誌9:4-34には、捕囚からの期間後に、エルサレムに住んだ人々のリストが記されています。

 20.25-36節には、ユダ(この時代はペルシアのユダ州)の居住地リスト、及び一部の居住者について次のように記されています。
“20 そのほかのイスラエルの人々、祭司、レビ人たちは、ユダのすべての町で、それぞれ自分の相続地にいた。
 〔21-24節は、19節に続くものとして読んだ方が良さそうです(筆者挿入)〕
 21 宮のしもべたちはオフェル〔宮殿地区とダビデの町の間の場所でエルサレムの城内(筆者挿入)〕に住み、ツィハとギシュパは宮のしもべたちをつかさどっていた。
22 エルサレムにいるレビ人の監督者は、バニの子ウジであった。バニはハシャブヤの子、ハシャブヤはマタンヤの子、マタンヤはミカの子である。ウジはアサフの子孫の歌い手の一人で、神の宮の礼拝を指導していた。23 歌い手たちには王の命令が下っていて、日課が定められていた。
24 また、ユダの子ゼラフの子孫の一人で、メシェザブエルの子ペタフヤは、〔ペルシア帝国の使者として(筆者挿入)〕民に関するすべての事柄について王〔ペルシア帝国の王(筆者挿入)〕を助ける役を務めた。
 〔25-30節は、ユダ族の居住地リスト(筆者挿入)〕
 25 農地がある村々で、ユダの子孫の一部が住んだのは、キルヤテ・アルバとそれに属する村々、ディボンとそれに属する村々、エカブツェエルとその村々、26 ヨシュア、モラダ、ベテ・ペレテ、27 ハツァル・シュアル、ベエル・シェバとそれに属する村々、28 ツィクラグ、メコナとそれに属する村々、29 エン・リンモン、ツォルア、ヤルムテ、30 ザノアハ、アドラムとそれらに属する村々、ラキシュとその農地、アゼカとそれに属する村々であった。こうして彼らは、ベエル・シェバからヒノムの谷までの一帯に住みついた。
 〔31-36節は、ベニヤミン族の居住地リスト(筆者挿入)〕
 31 ベニヤミンの子孫は、ゲバから、ミクマス、アヤ、ベテルとそれに属する村々、32 アナトテ、ノブ、アナネヤ、33 ハツォル、ラマ、ギタイム、34 ハディデ、ツェボイム、ネバラテ、35 ロデとオノ、および職人の谷に住んだ。36 レビ人のうち、ユダにいたある組はベニヤミンに加わった。”(2017)とあります。

 余談になりますが、
キリスト者の永遠不変の国籍は御父の王国です(ピリピ3:20)。
キリスト者一人一人は、そこから地上のどこかへ遣わされているのです。そしてその場において、使節として祭司として労するのです。
パウロは、「私はこの福音のために、鎖につながれながらも使節の務めを果たしています。宣べ伝える際、語るべきことを大胆に語れるように、祈ってください。」(エペソ6:20・2017)とのべ、
ペテロは、「あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです。」(1ペテロ2:9・2017)と述べています。
イエス様のたとえ話の中に、終末後の時代についての話ですが、御父の御国に返った者について、イエス様は、「そのとき、正しい人たちは彼らの父の御国で太陽のように輝きます。」(マタイ13:43・2017)と語られました。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
私たちキリスト者の一人一人は天のあなたの王国の名簿に名が記されていますことを感謝します。
あなたからこの世に遣わされたものとして、御霊に導かれ力を与えられて、祭司としてあなたをほめたたえ、人々とあなたとの間のとりなしの祈りをし、使節としてみことばを様々な方法を用いて伝えて行くことができますように。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

2021年9月30日 (木)

ネヘミヤ記9:38-10:39{新改訳、口語訳、リビングバイブル訳(ヘブライ語聖書、新共同訳、聖書協会共同訳、岩波訳は。ネヘミヤ記10:1-40)} 誓約/新約の聖徒は御霊によって歩む

 押印して誓約を結んだ者たち(高官たち、レビ人たち、祭司たち)のリストが、9:38-10:27に次のように記されています。
“9:38 これらすべてのことのゆえに、私たちは文書をもって盟約〔誓約(新共同訳)〕を結んだ。そして、私たちの高官たち、レビ人たち、祭司たちはそれに印を押した。
10:1 印を押した者は次のとおりである。
 ハカルヤの子の総督ネヘミヤ、およびゼデキヤ、〔38節に高官たちと複数形なので、ゼデキヤは祭司ではなく高官なのでしょう(筆者挿入)〕
 2 セラヤ、アザルヤ、エレミヤ、3 パシュフル、アマルヤ、マルキヤ、4 ハトシュ、シェバンヤ、マルク、5 ハリム、メレモテ、オバデヤ、6 ダニエル、ギネトン、バルク、7 メシュラム、アビヤ、ミヤミン、8 マアズヤ、ビルガイ、シェマヤ。以上は祭司たち〔2-8節は祭司たち(筆者挿入)〕であった。
 9 レビ人では、アザンヤの子ヨシュア、ヘナダデの子らのうちのビヌイ、カデミエル、10 および彼らの親類で、シェバンヤ、ホディヤ、ケリタ、ペラヤ、ハナン、11 ミカ、レホブ、ハシャブヤ、12 ザクル、シェレベヤ、シェバンヤ、13 ホディヤ、バニ、ベニヌ。
 14 民のかしらでは、パルオシュ、パハテ・モアブ、エラム、ザト、バニ、15 ブンニ、アズガデ、ベバイ、16 アドニヤ、ビグワイ、アディン、17 アテル、ヒゼキヤ、アズル、18 ホディヤ、ハシュム、ベツァイ、19 ハリフ、アナトテ、ネバイ、20 マグピアシュ、メシュラム、ヘジル、21 メシェザブエル、ツァドク、ヤドア、22 ペラテヤ、ハナン、アナヤ、23 ホセア、ハナンヤ、ハシュブ、24 ハ・ロヘシュ、ピルハ、ショベク、25 レフム、ハシャブナ、マアセヤ、26 アヒヤ、ハナン、アナン、27 マルク、ハリム、バアナ。”(2017)とあります。

 押印にはよらず、誓約に加わった人々について28.29節に次のように記されています。
“28 このほかの民、祭司、レビ人、門衛、歌い手〔詠唱者(聖書協会共同訳)、聖歌隊員(リビングバイブル)〕、宮のしもべたち〔神殿奉仕者(リビングバイブル)〕、また、諸国の民と関係を絶って神の律法についた者全員、その妻、息子、娘たち、すべて理解できるまでになった者は、29 彼らの親類のすぐれた人々と歩調を合わせつつ、神のしもべモーセを通して与えられた神の律法に歩み、私たちの主、主のすべての命令、その定めと掟を守り行うという、次のような、のろいの誓いに加わった。”(2017)とあります。

 誓約の内容は30-39節に次のように記されています。
“30 「私たちの娘をこの地の民に与えず、また、彼らの娘を私たちの息子の妻としない。
31 諸国の民が安息日に商品、あるいはどんな穀物を売りに持って来ても、私たちは安息日や聖なる日には彼らから買わない。
また、私たちは七年目には土地を休ませ、あらゆる負債を免除する。
32 私たちは、自分たちの神の宮での礼拝のために、毎年シェケルの三分の一を献げる義務を自らに課す。33 これは、並べ供えるパンと常供の穀物のささげ物のため、常供の全焼のささげ物のため、安息日、新月の祭り、例祭、聖なるささげ物のため、そしてイスラエルの宥めを行う罪のきよめのささげ物のため、および私たちの神の宮のすべての用途のためである。
34 また私たち、祭司とレビ人と民は、薪のささげ物について、毎年定められた時に、父祖の家ごとに神の家に携えて来ることを、くじによって決める。律法に記されているとおり、私たちの神、主の祭壇の上で燃やすためである。
35 また、私たちの土地の初なりと、あらゆる木の初なりの果実をすべて、毎年、主の宮に携えて来ることに決める。36 また、律法に記されているとおり、私たちの子どもと家畜の初子、私たちの牛や羊の初子を、私たちの神の宮に、私たちの神の宮で仕えている祭司たちのところに携えて来ることに決める。37 また、私たちの初物の麦粉と奉納物、およびあらゆる木の果実、新しいぶどう酒と油を祭司たちのところに、私たちの神の宮の部屋に携えて来る。また、私たちの土地の十分の一はレビ人たちのものとする。レビ人は、私たちの耕作するすべての町から十分の一を受け取る者たちである。
38 レビ人が十分の一を集めるとき、アロンの子孫である祭司が、そのレビ人とともにいなければならない。レビ人は、その十分の一の十分の一を私たちの神の宮へ携え上り、宝物倉の部屋に納めなければならない。
39 この部屋に、イスラエルの子らとレビ人たちは、穀物、新しいぶどう酒、油の奉納物を携えて来るようになっているからである。そこには聖所の用具があり、また、当番の祭司や門衛や歌い手たちもいる。このようにして私たちは、自分たちの神の宮をなおざりにはしない。」”(2017)とあります。

 誓約内容のまとめ
1.雑婚をしないこと(30)
2.安息日に物を買わないこと(31)
3.安息年(七年目)の規定を守ること(31)
4.神殿祭儀を維持するための責任を果たすこと(32.33)
5.祭壇用の薪のささげものをすること(34)
6.各種の初なりのものを奉献すること(35-37前半)
7.十分の一のささげ物規定を守ること(37後半-38)

 雑婚禁止に関連する律法は、申命記7:3に、
“彼ら〔ヒッタイト人、ギルガシ人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、およびエブス人(申命記7:1)及びその他の異国人(筆者挿入)〕と姻戚関係に入ってはならない。あなたの娘をその息子に嫁がせたり、その娘をあなたの息子の妻としたりしてはならない。”(2017)と記されています。

 安息日に関する律法は、申命記5章に、
“12 安息日を守って、これを聖なるものとせよ。あなたの神、主が命じたとおりに。
13 六日間働いて、あなたのすべての仕事をせよ。
14 七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはいかなる仕事もしてはならない。あなたも、あなたの息子や娘も、それにあなたの男奴隷や女奴隷、牛、ろば、いかなる家畜も、また、あなたの町囲みの中にいる寄留者も。そうすれば、あなたの男奴隷や女奴隷が、あなたと同じように休むことができる。
15 あなたは自分がエジプトの地で奴隷であったこと、そして、あなたの神、主が力強い御手と伸ばされた御腕をもって、あなたをそこから導き出したことを覚えていなければならない。それゆえ、あなたの神、主は安息日を守るよう、あなたに命じたのである。”(2017)と記され、
 エレミヤ書17章には、
“21 主はこう言われる。あなたがた自身、気をつけて、安息日に荷物を運ぶな。また、それをエルサレムの門の内に持ち込むな。
22 また、安息日に荷物を家から出すな。いかなる仕事もするな。安息日を聖なるものとせよ。”(2017)と記されています。

 安息年に関する律法は、
七年目は地の全き休みのための安息、主の安息となる。あなたの畑に種を蒔いたり、ぶどう畑の刈り込みをしたりしてはならない。”(レビ25:4・2017)と記され、
七年目には、その土地をそのまま休ませておかなければならない。民の貧しい人々が食べ、その残りを野の生き物が食べるようにしなければならない。ぶどう畑、オリーブ畑も同様にしなければならない。”(出エジプト23:11・2017)と記されています。

 神殿祭儀を維持するための責任に関する律法には、
“11 主はモーセに告げられた。
12 「あなたがイスラエルの子らの登録のためにその頭数を調べるとき、各人はその登録にあたり、自分のたましいの償い金を主に納めなければならない。これは、彼らの登録にあたり、彼らにわざわいが起こらないようにするためである。
13 登録される者がそれぞれ納めるのは、これである。 聖所のシェケルで半シェケル。一シェケルは二十ゲラで、半シェケルが主への奉納物である。
14 二十歳またそれ以上の者で、登録される者はみな、主にこの奉納物を納める。
15 あなたがたのたましいのために宥めを行おうと、主に奉納物を納めるときには、 富む人も半シェケルより多く払ってはならず、 貧しい人もそれより少なく払ってはならない。
16 イスラエルの子らから償いのための銀を受け取ったなら、それを会見の天幕の用に充てる。”(出エジプト30章・2017)と記されています。

 祭壇の火を絶やしてはいけないという律法は、
“12 祭壇の火はそのまま燃え続けさせ、それを消してはならない。祭司は朝ごとに、その上に薪をくべ、その上に全焼のささげ物を整え、その上で交わりのいけにえの脂肪を焼いて煙にする。
13 火は絶えず祭壇の上で燃え続けさせなければならない。消してはならない。”(レビ記6章・2017)と記されています。

 初穂のものを主にささげるということについての律法は、
あなたの土地の初穂の最上のものを、あなたの神、主の家に持って来なければならない。”(出エジプト23:19)と記され、
あなたの土地から取れる初穂の最上のものを、あなたの神、主の家に持って来なければならない。”(出エジプト34:26・2017)と記されています。

 十分の一の規定についての律法は、
“24 イスラエルの子らが奉納物として主に献げる十分の一を、わたしが相続のものとしてレビ人に与えるからである。
26 「あなたはレビ人に告げなければならない。わたしがあなたがたに相続のものとして与えた十分の一をイスラエルの子らから受け取るとき、あなたがたはその十分の一の十分の一を、主への奉納物として献げなさい。
27 これは、打ち場からの穀物や、踏み場からの豊かなぶどう酒と同じように、あなたがたの奉納物と見なされる。
28 こうして、あなたがたもまた、イスラエルの子らから受け取るすべての十分の一の中から、主への奉納物を献げなさい。その中から主への奉納物を祭司アロンに与えなさい。
29 あなたがたへのすべての贈り物のうち、それぞれの最上の部分で聖別される分から主へのすべての奉納物を献げなさい。
”(民数記18章・2017)と記されています。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
捕囚後帰還したイスラエルの民は、主が与えられた律法に従って歩むということを心に定めた様子が記されています。
私たちキリスト者には、あなたは、「御霊によって(or御霊に従って)歩みなさい」とガラテヤ5:16で命じられ、また「御霊に従って歩む私たちのうちに、律法の要求が満たされる」とローマ8:4で教えてくださっておられます。
イエス様を信じた時に与えられた御聖霊との交わりが深くされて、あなたの御言葉のように、常に御霊によって歩み続けることができますようお整え下さい。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

2021年9月29日 (水)

ネヘミヤ記9:1-37 罪の告白

 仮庵の祭の二日後に、イスラエルの民は、罪の告白をし、礼拝をしたことが1-5節に次のように記されています。
“1 その月の二十四日〔仮庵の祭が終わって二日後(筆者挿入)〕に、イスラエルの子らは集まって断食をし、粗布をまとって土をかぶった〔悲しみと謙遜、悔い改めの表現(筆者挿入)〕。
2 イスラエルの子孫はすべての異国の人々と関係を絶ち〔異邦人との雑婚、及び異教的慣習から身を聖別した、の意(注解付新改訳聖書の注)〕、立ち上がって、自分たちの罪と先祖の咎を告白した。
3 彼らはそれぞれ所定のところに立って、昼の四分の一は、彼らの神、主のみおしえの書を朗読し、次の四分の一は、彼らの神、主に告白をして礼拝した。
4 ヨシュア、バニ、カデミエル、シェバンヤ、ブンニ、シェレベヤ、バニ、ケナニはレビ人の台の上に立ち、彼らの神、主に向かって大声で叫んだ。
5 レビ人のヨシュア、カデミエル、バニ、ハシャブネヤ、シェレベヤ、ホディヤ、シェバンヤ、ペタフヤは言った。
「立ち上がって、あなたがたの神、主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕をほめたたえよ。
とこしえからとこしえまで。
あなた〔ヤハウェ(筆者挿入)〕の栄光の御名はほむべきかな。すべての祝福と賛美の上に高く上げられて。〔すべての祝福と賛美を越えるあなたの栄光の御名はほむべきかな。(第三版)〕」”(2017)とあります。

 告白の祈りが6-31節に次のように記されています。
“6 「ただ、あなただけが主です。〔申命記5:6.7、6:4への応答(筆者挿入)〕
あなたは天と、天の天と、その万象を、地とその上のすべてのものを、海とその中にあるすべてのものを造られました。〔創世記1章への応答(筆者挿入)〕
あなたはそのすべてを生かしておられます。〔申命記32:39等への同意(筆者挿入)〕
天の万象〔「軍勢」(新共同訳、口語訳、第三版)〕はあなたを伏し拝んでいます。
〔余談になりますが、御使いたちがヤハウェ(主)の御前に伏して、ヤハウェ(主)を礼拝しているのを見ることができるのは黙示録7:11.12です。(筆者挿入)〕
 7 あなたこそ神である主〔ヤハウェ(筆者挿入)〕です。あなたはアブラムを選んでカルデア人のウルから連れ出し、その名をアブラハムとされました。〔創世記11:31、12:4、17:5(筆者挿入)〕
 8 彼の心が御前に忠実であるのを見て、あなたは彼と契約を結び〔創世記17:4.5(筆者挿入)〕、カナン人、ヒッタイト人、アモリ人、ペリジ人、エブス人、ギルガシ人の地を彼の子孫に与えるとされました。〔創世記15:18-21(筆者挿入)〕
そしてその約束を果たされました。あなたは正しい方だからです。」〔ヨシュア記(筆者挿入)〕
 9 あなたはエジプトで私たちの先祖の苦難を見て、葦の海のほとりで、その叫びを聞かれました。〔出エジプト1.2章。エジプト全体から見るとイスラエル人が住んでいたゴシェンの地は葦の海に近い(筆者挿入)〕
 10 ファラオとそのすべての家臣、その国のすべての民に対して、数々のしるしと不思議を行われました。〔出エジプト7-12章(筆者挿入)〕
彼らが私たちの先祖に対して傲慢にふるまったのを、あなたがみこころに留められたからです。こうして、今日あるとおり、あなたは名をあげられました。
 11 あなたは私たちの先祖の前で海を裂き、彼らは海の真ん中の乾いた地面を渡りました。追っ手は、奔流に呑み込まれる石のように、あなたが海の深みに投げ込まれました。〔出エジプト14:16-30(筆者挿入)〕
 12 昼は雲の柱の中にあって彼らを導き、夜は火の柱の中にあってその行くべき道を照らされました。」〔出エジプト13:21.22(筆者挿入)〕
 13 あなたはシナイ山の上に下り、天から彼らと語り、正しい定めと、まことのみおしえ、良き掟と命令を彼らにお与えになりました。〔出エジプト19:18-31:18(筆者挿入)〕
 14 あなたの聖なる安息を彼らに教え、あなたのしもべモーセを通して、命令と掟とみおしえを彼らに命じられました。」〔中心的内容は、出エジプト20:1-17(筆者挿入)〕
 15 彼らが飢えたときには、天からパンを与え、渇いたときには、岩から水を出し、〔出エジプト16-17:7(筆者挿入)〕
彼らに与えると誓われたその地に入ってそこを所有するよう、彼らに命じられました。」〔民数記13:2、33:51-53、申命記1:8(筆者挿入)〕
 16 しかし彼ら、私たちの先祖は傲慢にふるまい、うなじを固くし、あなたの命令に聞き従いませんでした。17 彼らは聞き従うことを拒み、彼らの間で行われた奇しいみわざを思い出さず、かえってうなじを固くし、かしらを立てて、逆らって奴隷の身に戻ろうとしました。〔民数記13:31-14:4(筆者挿入)〕
それにもかかわらず、あなたは赦しの神であり、情け深く、あわれみ深く、怒るのに遅く、恵み豊かであられ、彼らをお捨てになりませんでした。」
 18 彼らが自分たちのために鋳物の子牛を造り、『これが、あなたをエジプトから導き上ったあなたの神だ』と言って、ひどい侮辱を加えたときでさえ、19 あなたは大きなあわれみをかけ、彼らを荒野に見捨てられませんでした。昼は雲の柱が彼らから離れず、道中を導き、夜は火の柱が、行くべき道を照らしました。〔出エジプト32章、40:38(筆者挿入)〕
 20 あなたは、彼らを賢くしようと、ご自分の良き霊を与え〔民数記11:16.17(筆者挿入)〕、彼らの口からあなたのマナを絶やさず〔出エジプト16:14-35、民数記11:7-9(筆者挿入)〕、彼らが渇いたときには水を与えられました〔出エジプト17:1-6、民数記20:1-11(筆者挿入)〕。
 21 四十年の間、あなたは彼らを養われました。彼らは荒野で何も不足することなく、上着はすり切れず、足も腫れませんでした。」〔申命記2:7、8:4(筆者挿入)〕
 22 あなたは諸王国と諸民族を彼らに渡し、それらを領地として割り当てられました。彼らはシホンの地、ヘシュボンの王の地と、バシャンの王オグの地を所有しました。〔民数記21:21-35(筆者挿入)〕
 23 あなたは彼らの子孫を空の星のように増やし〔申命記1:10(筆者挿入)〕、彼らの先祖たちに、『入って行って所有せよ』と言った地に、彼らを導き入れられました。24 その子孫は入って行って、その地を所有しました。あなたは、この地の住民、カナン人を彼らの前に屈服させて、その手に渡し、王たちとその地の人々を、彼らの思いのままに扱わせました。25 こうして、彼らは城壁のある町々と肥えた土地を攻め取り、あらゆる良い物に満ちた家、掘り井戸とぶどう畑、そしてオリーブと果樹を、豊かに手に入れました。彼らは食べて満腹し、肥え太って、あなたの大いなる恵みを楽しみました。」〔ヨシュア記(筆者挿入)〕
 26 「しかし、彼らはあなたに逆らい、反逆して、あなたの律法をうしろに投げ捨て、あなたに立ち返らせようとして彼らを戒めたあなたの預言者たちを殺し、数々のひどい侮辱を加えました。27 そこであなたは彼らを敵の手に渡され、敵が彼らを苦しめました。彼らがその苦難の時にあなたに叫び求めると、あなたは天からこれを聞き入れ、あなたの大いなるあわれみによって救う者たちを彼らに与え、敵の手から救われるようにしてくださいました。28 しかし、一息つくと、彼らはまたあなたの前に悪事を行いました。あなたは彼らを敵の手に捨て置き、敵が彼らを支配しました。彼らが再びあなたに叫び求めると、あなたは天からこれを聞き入れ、あわれみによって、たびたび彼らを救い出されました。」
〔26-28節は、概ね(おおむね)士師記。26節の「彼らを戒めたあなたの預言者たちを殺し」という内容に合致する聖書箇所は王国時代の1列王記18:4、19:10、2歴代誌24:20-22(筆者挿入)〕
 29 「あなたは彼らを戒めて、あなたの律法に立ち返らせようとされました。しかし、彼らは傲慢にふるまい、あなたの命令に聞き従わず、その命令を行う人は、それによって生きるというあなたの定めに背いて罪を犯し、肩を怒らして、うなじを固くし、聞き入れようとはしませんでした。30 それでも、あなたは何年も彼らを忍び、あなたの霊により、あなたの預言者たちを通して彼らを戒められましたが、彼らは耳を傾けませんでした。そのため、あなたは彼らを地のもろもろの民の手に渡されました。31 しかし、あなたはその大いなるあわれみにより、彼らを滅ぼし尽くすことはせず、お見捨てにもなりませんでした。あなたは、情け深くあわれみ深い神です。」
〔29-31節は、全イスラエルからなる王国が、10部族と2部族に分裂した後の王国時代からここで祈られている時代までを大まかに述べています(筆者挿入)〕
”(2017)とあります。

 憐れみを求める祈りが32-37節に次のように記されています。
“32 私たちの神、大いなる神よ。力強く恐るべき方、契約と恵みを守られる方よ。
今、アッシリアの王たちの時代〔イスラエルへのアッシリアの侵攻の時代(筆者挿入)〕から今日〔B.C.445年第7の月の24日{ネヘミヤ2:1、6:15、8:2、9:1等を参照}(筆者挿入)〕まで、私たちと私たちの王たち、高官たち、祭司、預言者、私たちの先祖、また、あなたの民全体に降りかかった困難をみな、どうか小さなことと見なさないでください。
33 私たちに降りかかったすべてのことにおいて、あなたは正しくあられます。あなたは真実を行われましたが、私たちは悪を行ったのです。
34 私たちの王、高官、祭司、先祖たちはあなたの律法を守らず、あなたがお与えになった命令と警告にも、耳を傾けませんでした。35 彼らは自分たちの王国の中で、あなたが下さったその大きな恵みの中で、また、あなたが彼らの前に置かれた、広くて肥えた土地にいても、あなたに仕えず、また自分たちの悪い行いから立ち返ることもありませんでした。
36 ご覧ください。私たちは今、奴隷です〔ネヘミヤの時代、ユダ州を治めているのはアケメネス朝ペルシア(筆者挿入)〕。私たちが実りと良い物を食べられるようにと、あなたが先祖に与えてくださった、この地で。ご覧ください。私たちは奴隷です。
37 私たちの罪のゆえに、この地の豊かな産物は、あなたが私たちの上に立てられた王たちのものとなっています。彼らは私たちのからだを支配し、家畜も彼らの思いのままです。私たちは大きな苦しみの中にいます。」”(2017)とあります。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
イスラエルの時代を俯瞰すると、指導者があなたに従った時々もありましたが、背教の時代も多く、特に国が滅ぼされ前の時代は背教の程度もひどい状態であったことを覚えます。
あなたは、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約の故に、あなたご自身の御性質の故に、契約を反故にすることはなく、あなたに背教し続けた民を裁いて滅ぼし尽くしてしまうことをせず、矯正し、あなたのみ前に立つことができるようにさせてくださっておられることを覚えます。
私たちキリスト者も、私たちの行いに対して、あなたが対処したとしたら、「義人はいない。一人もいない。」とある通り、すべての者が滅ぼされてしまうことです。
しかし憐れみ豊かなあなたは、イエス・キリストの贖いの故に、私たち主キリスト・イエスを信じた者を救ってくださいました。
救われた後にも罪を犯すことはたびたびありますが、義なるあなたは、イエス・キリストの贖いの故に、私たちが罪を告白すれば、きよめてくださる恵みを与えてくださっておられます。
私たちは、キリスト・イエスを通してあなたに見られている存在とされておりますことを感謝します。
願わくは、日々、あなたに喜ばれる歩みをしていくことができますようお整え下さい。
あなたの御名を崇め、私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。
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 “事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。”(エペソ2:8・新共同訳)
 “あなたがたは、神によってキリスト・イエスのうちにあるのです。キリストは、私たちにとって、神の知恵となり、また、義と聖めと、贖いとになられました。”(1コリント1:30・2017)
 “私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。”(1ヨハネ1:9・2017)

2021年9月28日 (火)

ネヘミヤ記7:72後半-8:18 律法の朗読と仮庵の祭/キリストの千年王国、新天新地、花婿と花嫁の結婚

 エルサレム城壁の完成は、エルルの月すなわち第6の月の25日でした(ネヘミヤ6:15)。
第7の月の第1日の規定として、レビ23:23-25には、
“23 主はモーセにこう告げられた。
24 「イスラエルの子らに告げよ。第七の月の一日はあなたがたの全き休みの日であり、角笛を吹き鳴らして記念する聖なる会合を開く。25 あなたがたは、いかなる労働もしてはならない。食物のささげ物〔原語は「イシャー」で「焼いた献げもの」の意で(筆者挿入)、新共同訳はその後の文も含めて「燃やして主にささげる献げ物を携えなさい」と訳し、第三版は「火によるささげ物」と訳しています。(筆者挿入)〕を主に献げなさい。」”(2017)と記されています。
 
 7:72後半部分-8:1前半部分には、おそらく第7の月の1日に、イスラエルの民全体がエルサレムの水の門(ギホンの泉の近く)に集まってきたことが次のように記されています。
“7:72 ・・・。イスラエルの子らは自分たちの町々にいたが、第七の月が来たとき、
8:1前半 民全体が、一斉に水の門の前の広場に集まって来た。”(2017)とあります。

 8:1後半には、イスラエルの民が、エズラに律法の書を持ってくるように願ったことが次のように記されています。
“そして彼らは、主がイスラエルに命じたモーセの律法の書を持って来るように、学者エズラに言った。”(2017)とあります。

 エズラによる律法の朗読が行われました。そして律法の御言葉を聞いた民は耳を傾け、かつ理解し、主をほめたたえて礼拝すると共に、自分たちの罪に悲しみの涙も流したこと、その後に主との交わりの食事を楽しんだことが、1-12節に次のように記されています。
“2 そこで、第七の月の一日に祭司エズラは、男、女、および、聞いて理解できる人たちすべてからなる会衆の前に律法を持って来て、3 水の門の前の広場で夜明けから真昼まで、男、女、および理解できる人たちの前で、これを朗読した。
民はみな律法の書に耳を傾けた。
4 学者エズラは、このために作られた木の壇の上に立った。
彼のそばには、右手にマティテヤ、シェマ、アナヤ、ウリヤ、ヒルキヤ、マアセヤが立ち、左手にペダヤ、ミシャエル、マルキヤ、ハシュム、ハシュバダナ、ゼカリヤ、メシュラムが立った。
5 エズラは民全体の目の前で、その書〔書は巻物になっています(筆者挿入)〕を開いた。
彼は民全体よりも高いところにいたのである。
彼がそれを開くと、民はみな立ち上がった。
6 エズラが大いなる神、主をほめたたえると、民はみな両手を上げながら「アーメン、アーメン」と答え、ひざまずき、顔を地に伏せて主を礼拝した。
7 ヨシュア、バニ、シェレベヤ、ヤミン、アクブ、シャベタイ、ホディヤ、マアセヤ、ケリタ、アザルヤ、エホザバデ、ハナン、ペラヤなどレビ人たちは、民に律法を解き明かした。その間、民はその場に立っていた。8 彼らが神のみおしえの書を読み、その意味を明快に示したので、民は読まれたことを理解した。
〔7.8節を、リビングバイブルは次のように意訳しています。“エズラが巻物を読み上げると、レビ人のヨシュア、バニ、シェレベヤ、ヤミン、アクブ、シャベタイ、ホディヤ、マアセヤ、ケリタ、アザルヤ、エホザバデ、ハナン、ペラヤなどが人々の中に入って行き、その個所の意味を説明しました。”とあります。(筆者挿入)〕
 9 総督であるネヘミヤと、祭司であり学者であるエズラと、民に解き明かすレビ人たちは、民全体に向かって言った。
「今日は、あなたがたの神、主にとって聖なる日である。悲しんではならない。泣いてはならない。」
民が律法のことばを聞いたときに、みな泣いていたからである。
〔民が泣いた理由について、新共同訳スタディ版の注は、“自分たちが律法を守って来なかったことを知ったからである。”と述べています。(筆者挿入)〕
10 さらに、彼は彼らに言った〔「そして彼らに言った」(口語訳)、ヘブライ語聖書には「彼は」の語はありません。「彼は」の箇所を→新共同訳、聖書協会共同訳は、「彼らは」と訳しています。(筆者挿入)〕。「行って、ごちそう〔原語は「マシュマーン」で、脂身、こってりとした料理、ごちそうの意(筆者挿入)〕を食べ、甘いぶどう酒を飲みなさい。何も用意できなかった人には食べ物を贈りなさい。今日は、私たちの主にとって聖なる日である。悲しんではならない。主を喜ぶことは、あなたがたの力だからだ。」
〔「主を喜ぶことは、あなたがたの力です。」(口語訳)という訳が直訳ですが、新共同訳は、「主を喜び祝うことこそ、あなたたちの力の源である。」と訳し、岩波訳は、「ヤハウェにある喜びこそがあなたがたの力の源泉である。」と訳しています。(筆者挿入)〕
11 レビ人たちも、民全体を静めながら言った。
「静まりなさい。今日は聖なる日だから。悲しんではならない。」
12 こうして、民はみな帰って行き、食べたり飲んだり、ごちそうを贈ったりして、大いに喜んだ。教えられたことを理解したからである。”(2017)とあります。

 イスラエルの民が律法に従い仮庵の祭を行ったことが13-18節に次のように記されています。
“13 二日目に、民全体の一族のかしらたちと、祭司たち、レビ人たちは、律法のことばをよく調べるために、学者エズラのところに集まって来た。
14 そして彼らは、主がモーセを通して命じた律法に次のように書かれているのを見出した。
すなわち、「イスラエルの子らは第七の月の祭りの間、仮庵の中に住まなければならない〔レビ23:33-36参照(筆者挿入)〕。
15 また、『山へ出て行き、オリーブの葉、野生のオリーブの木の葉、ミルトスの葉、なつめ椰子の葉、また茂った枝木などの枝を取って来て、書かれているとおりに仮庵を作るように』と、自分たちのすべての町とエルサレムに通達を出して、知らせなければならない」とあった。
16 そこで民は出て行き、枝を取って来て、それぞれ自分の家の屋根の上や庭の中、また神の宮の庭、水の門の広場、エフライムの門の広場に、自分たちのために仮庵を作った。
17 捕囚から帰って来た全会衆は仮庵を作り、その仮庵に住んだ。ヌンの子ヨシュアの時代から今日まで、イスラエルの子らはこのようにしていなかったので、それは非常に大きな喜びであった。
18 神のみおしえの書は、最初の日から最後の日まで毎日朗読された。祭りは七日間祝われ、八日目には定めにしたがって、きよめの集会が行われた。”(2017)とあります。

 レビ23章には次のように記されています。
“33 主はモーセにこう告げられた。
34 「イスラエルの子らに告げよ。この第七の月の十五日には、七日間にわたる主の仮庵の祭りが始まる。
35 最初の日には、聖なる会合を開く。あなたがたは、いかなる労働もしてはならない。
36 七日間、あなたがたは食物のささげ物を主に献げなければならない。八日目も、あなたがたは聖なる会合を開かなければならない。あなたがたは食物のささげ物を主に献げる。これはきよめの集会であり、いかなる労働もしてはならない。/
39 特に、あなたがたがその土地の収穫をし終える第七の月の十五日には、七日間にわたる主の祭りを祝わなければならない。最初の日は全き休みの日であり、八日目も全き休みの日である。
40 最初の日に、あなたがたは自分たちのために、美しい木の実、なつめ椰子の葉と茂った木の大枝、また川辺の柳を取り、七日間、あなたがたの神、主の前で喜び楽しむ
41 年に七日間、主の祭りとしてこれを祝う。これはあなたがたが代々守るべき永遠の掟であり、第七の月に祝わなければならない。
42 あなたがたは七日間、仮庵に住まなければならない。イスラエルで生まれた者はみな仮庵に住まなければならない。
43 これは、あなたがたの後の世代が、わたしがエジプトの地からイスラエルの子らを導き出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを知るためである。わたしはあなたがたの神、主である。」”(2017)とあります。

 余談になりますが、
仮庵の祭は、ヤハウェ(主)がエジプトの地からイスラエルの子らを導き出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを記念し、感謝し、ヤハウェ(主)をほめたたえるときでもありますが、また収穫の感謝の時でもあり、更には、キリストの千年王国の予型でもあります。
 レビ23:42には、“あなたがたは七日間、仮庵に住まなければならない。”とあります。
「七日間」の「七」は完全数で、予型としては、キリストの千年王国の全期間を表しています。
 「仮庵」は、ヤハウェ(主)が、永遠に存続する新天新地(イザヤ65:17、黙示録21:1-22:5参照)を新たに創造なさる前段階の時代の予型でもあります。
 キリストの千年王国時代には、悪魔(サタン)悪霊は地上にはいません。悪魔用の牢獄に入れられています(黙示録20:1-3a)。
そして、キリスト様が、イスラエルの中心のエルサレムにおられるのです。
イスラエルの中心に神が臨在されるのです。創世記3章のエデンの園におけるアダムとエバの堕罪前の状態に似ています{しかし違いはあります(イザヤ2:1-4、ゼカリヤ14:16-31、エゼキエル40-48章、その他参照)}。
 キリストの千年王国に入る前に、天において、花婿キリスト・イエス様と花嫁教会(キリスト者の総体)の婚礼の儀が天において行われます(黙示録19:6-9)。
天における花婿キリスト・イエス様と花嫁教会の婚礼の儀は、花嫁教会を構成するキリスト者が霊の体を頂いた後のことですが、地上にあっても、キリスト者は霊において御子キリストの霊と一つとされています。これはキリストとの霊における結婚です。
1コリント6:17には、“主と交わる者は、主と一つの霊となるのです。”(聖書協会共同訳)と記されています。
主とはキリストの霊です。
ローマ8:9には、「神の霊があなたがたの内に宿っているなら、あなたがたは肉の内にではなく霊の内にあります。キリストの霊を持たない者は、キリストに属していません。」(聖書協会共同訳)と記されています。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
あなたからの驚くべき恵みを感謝します。
あなたの御厚意を踏みにじるようなことをせず、あなたの御厚意に叶った歩み、霊の人としての歩みをし続けることができますよう祝福してください。
御名を崇め感謝して、私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

2021年9月27日 (月)

ネヘミヤ記7:1-72前半 帰還した人々の人数リスト他

 エルサレム城壁の完成、ヤハウェ(主)に仕える者たちの任命、エルサレムの警備について1-4節には次のように記されています。
“1 城壁が築き直され、私が扉を取り付けたとき、門衛、歌い手、レビ人が任命された。
2 私は兄弟ハナニとこの城の長〔要塞の長(新共同訳)〕ハナンヤに、エルサレムを治めるように命じた。これは、ハナンヤが誠実な人であり、多くの人にまさって神を恐れていたからであった。
3 私は彼らに言った。「太陽が高く昇って暑くなるまでは、エルサレムの門を開けてはならない。そして彼らが警備に立っている間に、門をしっかりと閉じておきなさい。エルサレムの住民を、それぞれ物見のやぐらか自分の家の前に、見張りとして立てなさい〔またエルサレムの住民の中から番兵を立てて、おのおのにその所を守らせ、またおのおのの家と向かい合う所を守らせよ(口語訳)〕。」
4 この町は広々としていて大きかったが、その中の住民は少なく、家もまだ十分に建てられていなかった。”(2017)とあります。

  城壁が築き直され、扉が取り付けた(1)ところで、城壁再建が終了しました。
その後ネヘミヤは、門衛、歌い手、レビ人を任命しました(1)。
ネヘミヤは、自分の兄弟のハナニと要塞の長ハナンヤにエルサレムの行政を託しました(2)。
ハナンヤを用いた理由は、ハナンヤが誠実で、だれよりも神を畏れる人物であったからでした(2)。

 3節に、「太陽が高く昇って暑くなるまでは、エルサレムの門を開けてはならない。そして彼らが警備に立っている間に、門をしっかりと閉じておきなさい。エルサレムの住民を、それぞれ物見のやぐらか自分の家の前に、見張りとして立てなさい。」とあります。
普通城門は、日の出に開門し、日没に閉門します。しかし、防衛の働きをする人数がまだ少なかったので、開門時間を短くしたのでしょう。それ故、警備のためにエルサレムの住民の力も必要とされました。

 防衛の働き人が少なかったのは、4節に、“この町は広々としていて大きかったが、その中の住民は少なく、家もまだ十分に建てられていなかった。”(2017)とあることからも分かります。

 新共同訳スタディ版の注は、当時の人口を次のように述べています。
“ユダ王国の滅亡以後、町の人口は激減し、捕囚後の当初は2万人に満たなかったとも言われる。”とあります。

 ダビデ王の晩年のレビ人に関係する記述が1歴代誌23:3-5節に次のように記されています。
“3 レビ人のうち、三十歳以上の者を数えたところ、その男子の頭数は三万八千人であった。4 「そのうち、主の宮の務めを指揮する者は二万四千人、つかさとさばき人は六千人、5 四千人は門衛となり、四千人は私が賛美するために作った楽器を手にして、主を賛美する者となりなさい。」”(2017)とあります。
 ところが、ネヘミヤ7:45には、“門衛は、シャルム族、アテル族、タルモン族、アクブ族、ハティタ族、ショバイ族、百三十八人”とあり、
7:44には、“歌い手は、アサフ族、百四十八人。”とあり、
7:43には、“レビ人は、ホダウヤ族のヨシュアとカデミエルの二族、七十四人。”(2017)と記されています。
 上記の人数を見ると、3節のネヘミヤの次の言葉の背景が分かります。
エレミヤ時代のエルサレムの図を見ると門は12あります。東の門、ミカフデ(召集)の門、馬の門、羊の門、水の門、泉の門、糞門、谷の門、隅の門、エフライムの門、ミシュネの門、魚の門の12です。

 捕囚から帰還した人々の系図の一覧人数、及び奴隷の人数、家畜の数等が、5-68節に次のように記されていますが、本文に入る前に、注意点を新聖書注解から抜粋します。
“この記事と参照のリストとの比較は、帰還初期と城壁建設時との変化の様子の幾分かを推察させる。後者に記される町の名で前者にないもの、ベテ・ツル、テコア、ケイラなどは、エルサレムからずっと南方にあり、帰還初期にはまだ人が住んでいなかったと解される。
はるかに複雑な問題は、エズラ2章との比較である。本質的には両者は同じものであるが、所々に小さな差異がある。人名の差異については、両リストの書かれた時期の相違を理由にする解釈もあるが、筆写の時の写し違いであろう。”と述べています。
<以下、本文>
 “5 私の神は私の心に示して、私に有力者たちや、代表者たちや、民衆を集めて、彼らの系図を記載させた
 私は最初に上って来た人々の系図を発見し、その中に次のように書かれているのを見つけた。
6 バビロンの王ネブカドネツァルが引いて行った捕囚の民で、その捕囚の身から解かれてエルサレムとユダに上り、それぞれ自分の町に帰ったこの州の人々は次のとおりである。
7 彼らは、ゼルバベル、ヨシュア、ネヘミヤ、アザルヤ、ラアムヤ、ナハマニ、モルデカイ、ビルシャン、ミスペレテ、ビグワイ、ネフム、バアナと一緒に帰って来た。
 イスラエルの民の人数は次のとおりである。
8 パルオシュ族、二千百七十二人。9 シェファテヤ族、三百七十二人。10 アラフ族、六百五十二人。11 ヨシュアとヨアブの二族からなるパハテ・モアブ族、二千八百十八人。12 エラム族、一千二百五十四人。13 ザト族、八百四十五人。14 ザカイ族、七百六十人。15 ビヌイ族、六百四十八人。16 ベバイ族、六百二十八人。17 アズガデ族、二千三百二十二人。18 アドニカム族、六百六十七人。19 ビグワイ族、二千六十七人。20 アディン族、六百五十五人。21 ヒゼキヤ族、すなわちアテル族、九十八人。22 ハシュム族、三百二十八人。23 ベツァイ族、三百二十四人。24 ハリフ族、百十二人。25 ギブオン族、九十五人。26 ベツレヘムとネトファの人々、百八十八人。27 アナトテの人々、百二十八人。28 ベテ・アズマウェテの人々、四十二人。29 キルヤテ・エアリムとケフィラとベエロテの人々、七百四十三人。30 ラマとゲバの人々、六百二十一人。31 ミクマスの人々、百二十二人。32 ベテルとアイの人々、百二十三人。33 別のネボの人々、五十二人。34 別のエラム族、一千二百五十四人。35 ハリム族、三百二十人。36 エリコ人、三百四十五人。37 ロデ人とハディデ人とオノ人、七百二十一人。38 セナア人、三千九百三十人。
 39 祭司は、ヨシュアの家系のエダヤ族、九百七十三人。40 イメル族、一千五十二人。41 パシュフル族、一千二百四十七人。42 ハリム族、一千十七人。
 43 レビ人は、ホダウヤ族のヨシュアとカデミエルの二族、七十四人。
 44 歌い手〔詠唱者(新共同訳)〕は、アサフ族、百四十八人。
 45 門衛は、シャルム族、アテル族、タルモン族、アクブ族、ハティタ族、ショバイ族、百三十八人。
 46 宮のしもべは、ツィハ族、ハスファ族、タバオテ族、47 ケロス族、シア族、パドン族、48 レバナ族、ハガバ族、シャルマイ族、49 ハナン族、ギデル族、ガハル族、50 レアヤ族、レツィン族、ネコダ族、51 ガザム族、ウザ族、パセアハ族、52 ベサイ族、メウニム族、ネフィシェシム族、53 バクブク族、ハクファ族、ハルフル族、54 バツリテ族、メヒダ族、ハルシャ族、55 バルコス族、シセラ族、テマフ族、56 ネツィアハ族、ハティファ族。
 57 ソロモンのしもべたちの子孫は、ソタイ族、ソフェレテ族、ペリダ族、58 ヤアラ族、ダルコン族、ギデル族、59 シェファテヤ族、ハティル族、ポケレテ・ハツェバイム族、アモン族。60 宮のしもべたちと、ソロモンのしもべたちの子孫は、合計三百九十二人。
 61 次の人々はテル・メラフ、テル・ハルシャ、ケルブ、アドン、イメルから引き揚げて来たが、自分たちの先祖の家系と血統がイスラエル人であったかどうかを証明できなかった。62 デラヤ族、トビヤ族、ネコダ族、六百四十二人。
 63 祭司の中では、ホバヤ族、ハ・コツ族、バルジライ族。このバルジライは、ギルアデ人バルジライの娘の一人を妻にしたので、その名で呼ばれていた。64 これらの人々は自分たちの系図書きを捜してみたが、見つからなかったので、彼らは祭司職を果たす資格がない者とされた。65 そのため総督は彼らに、ウリムとトンミムを使える祭司が起こるまでは、最も聖なるものを食べてはならないと命じた。
 66 全会衆の合計は四万二千三百六十人であった
 67 このほかに、彼らの男女の奴隷が七千三百三十七人いた。
また、彼らには男女の歌い手が二百四十五人いた。
 68 らくだは四百三十五頭。ろばは六千七百二十頭であった。”(2017)とあります。

 ささげものの一覧が69-71節に次のように記されています。
“69 一族のかしらの何人かは、工事のためにささげ物をした。
総督は資金として金一千ダリク、鉢五十、祭司の長服五百三十着を献げ、
70 また、一族のかしらのある者は、工事資金として金二万ダリク、銀二千二百ミナを献げた。
71 そのほかの民の献げたものは、金二万ダリク、銀二千ミナ、祭司の長服六十七着であった。”(2017)とあります。

 新聖書注解は、“69-72上は、エズラ記との相違が目立つが、本質的な矛盾はない。”と述べています。

 72節前半には、“こうして、祭司、レビ人、門衛、歌い手、民のある者たち、宮のしもべたちが、すなわち、全イスラエルが自分たちの元の町々に住んだ。”(2017)と記されています。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
エルサレムの城壁が完成しましたが、住んでいる人々の人数が少なかったので、開門時間に注意が払われています。
その時、その時に置かれている状況を鑑みつつ、適切な対応をしていくことの大切さを覚えます。
常にあなたに相談しつつ、導きを頂いて事を進めて行くことができますように。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

2021年9月26日 (日)

ネヘミヤ記6章 敵の攻撃とネヘミヤの祈り、エルサレム城壁の完成

 1.2節には、敵がネヘミヤを暗殺しようとして(推測)、ネヘミヤに会見を申し込んできたことが次のように記されています。
“1 さて、サンバラテ、トビヤ、アラブ人ゲシェム、その他の私たちの敵に、私が城壁を築き直し、破れ口が残っていないことが伝えられたときのこと、ただし、まだ門には扉を取り付けていなかったときのことである。
2 サンバラテとゲシェムは私のところに使いをよこして言った。
「さあ、オノの平地のケフィリムで会見しよう。」
彼らは私に危害を加えようと企んでいたのである。”(2017)とあります。

 1節のサンバラテ(新共同訳は「サンバラト」)について、新共同訳スタディ版の注は、“ユダの北にあるサマリアの長官。エフライム山地南西部のベト・ホロンあるいはヨルダン川東岸のホロナイム出身といわれる。”と述べています。
 
 トビヤについて、聖書辞典は次のように述べています。
アモン人〔アンモン人(2017){筆者挿入}〕の役人で,サマリヤの総督サヌバラテ〔サンバラテ(2017){筆者挿入}〕のもとで,ネヘミヤによる城壁修復工事に反対し,妨害した(ネヘミヤ2:10,19,4:3,7,6:1)。彼自身シェカヌヤの娘と結婚し,彼の息子のヨハナンもベレクヤの子メシュラム〔エルサレムの城壁を修理した人(ネヘミヤ3:4,30){筆者挿入}〕の娘と結婚していたので(ネヘミヤ6:18),ユダの重立った人々とトビヤとの間に情報交換がなされていたし(ネヘミヤ6:17,19),ネヘミヤを脅すこともできた。ネヘミヤにとってはトビヤは第一の敵であって,サヌバラテよりも強敵と思われたに違いない(ネヘミヤ6:14)。祭司エルヤシブはトビヤと親しい関係にあったので,ネヘミヤが留守の間に祭司のための奉納物がかつて保管されていた部屋をトビヤに提供したほどであった(ネヘミヤ13:4‐5)が,ネヘミヤはトビヤを追い出し,その部屋を聖別した。”とあります。

 アラブ人ゲシェムについて、新共同訳スタディ版の注は、“ペルシアの庇護を受け、アラブの多くの部族を治めていた。アラブの部族はユダの南や東のエドム(イドマヤ)に住んでいた。”と述べています。

 2節には、「オノの平地のケフィリムで会見しよう。」とあります。
「オノのケフィリム」は、エルサレムの北西約50km、現テルアビブの南にあるヤッファから南東に10kmほど入ったところです。

 ネヘミヤは、「彼らは私に危害を加えようと企んでいたのである。」と述べていますが、ネヘミヤのいうことはその通りだと思います。

 サンバラテとゲシェムがエレミヤのところに使いを送って、「さあ、オノの平地のケフィリムで会見しよう。」と言ってきたこと(2)に対し、ネヘミヤは次のように答えました。3節には次のように記されています。
“3 そこで、私は彼らのところに使者たちを遣わして言った。「私は大工事をしているから、下って行けない。私が工事をそのままにして、あなたがたのところへ下って行ったために、工事が止まるようなことがあってよいものだろうか。」”(2017)とあります。

 ネヘミヤは仕事を理由に断ったのですが、サンバラテとゲシェムは、諦めるということを知らないのか、執拗に使いを送ってきました。4節には次のように記されています。
“4 彼らは同じようなことを、四度も私のところに言ってよこした。それで私も同じことを彼らに答えた。”(2017)とあります。

 ネヘミヤは幾度誘われても同じように断りました。
敵は方針を変えて、ネヘミヤには覚えのない事柄を捏造して手紙とし、さらに開封された状態の手紙として持参して脅迫し、ネヘミヤをおびき出そうとする手を使いました。5-7節には次のように記されています。
“5 サンバラテは五度目にも同じようにして、若い者を私のところによこした。その手に一通の開封された手紙を持っていた。
6 それには次のように書いてあった。「諸国民の間で言いふらされ、また、ゲシェム〔ゲシェムについては1節を参照(筆者挿入)〕も言っていることには、あなたとユダヤ人たちは反逆を企んでいて、そのために、あなたは城壁を築き直している。このうわさによれば、あなたは彼らの王になろうとしている。
7 また、あなたは預言者さえ立てて、ここユダには王がいると、自分についてエルサレムで宣言させようとしている。今にこのことは王に聞こえるであろう。さあ、来なさい。一緒に相談しよう。」”(2017)とあります。

 ネヘミヤは、エルサレムで、王になろうとは全く思ってもいないにもかかわらず、敵はありもしないことを手紙に書き、その内容を誰でも読むことが出来るようなあり様で、即ち手紙を封印することなく使いの者に持たせたのです。
手紙に関連して、新共同訳スタディ版の注は、“手紙はパピルスや羊皮紙に書かれた。パピルス紙は葦で作られ、羊皮紙は動物の皮を乾燥させて表面を削り、紙状にしたもの。手紙は開封されないように巻いてひもで結び、場合によっては蝋や粘土に印を押して封印した。サンバラトが手紙を封印しなかったのはネヘミヤがペルシアへの反逆で非難されていることを広く知らしめるためであった。”と述べています。

 ネヘミヤは、敵のいいようにやられるだけではなく、反論しました。8節には、次のように記されています。
“8 そこで、私は彼のところに人を遣わして言った。「あなたが言っているようなことは、なされていない。それはあなたが心の中で勝手に考え出したことだ」と。”(2017)とあります。

 ネヘミヤは敵に対し、人を遣わして反論しただけではなく、敵の目的を考察すると共に、敵の攻撃から守られるようヤハウェ(主)に祈りました。9節には次のように記されています。
“9 これらのことはみな、「彼らの工事に対する気力が落ち、工事は中止されるだろう」と考えて、私たちを脅すためであった。ああ、今、どうか私を力づけてください。”(2017)とあります。

 ネヘミヤに対するサタンの巧妙な誘惑等をネヘミヤが切り抜けた様子が10-14節に次のように記されています。
“10 私がメヘタブエルの子デラヤの子シェマヤの家に行ったところ、彼は引きこもっていた。そしてこう言った。
「神の宮、神殿の中で会い、神殿の戸を閉じておこう。彼らがあなたを殺しにやって来るから。きっと夜分に殺しにやって来る。」
11 そこで私は言った。「私のような者が逃げてよいものか。私のような者で、だれが神殿に入って生き続けるだろうか。私は入らない。」
12 私には分かった。今、彼を遣わしたのは、神ではないと。彼がこの預言を私に伝えたのは、トビヤとサンバラテが彼を買収したからだと。
13 私が恐れて、言われるがままにして罪を犯し、私の悪評が立って、私がそしられるようにするために、彼は買収されたのだった。
14 わが神よ。トビヤやサンバラテのこれらのしわざと、また、私を恐れさせようとした女預言者ノアデヤや、その他の預言者たちのしわざを覚えていてください。”(2017)とあります。

 10節の「デラヤの子シェマヤ」について、新共同訳スタディ版の注は、“歴代誌に出てくる祭司デラヤの子ばらば、シェマヤも祭司である。”と述べています。
1歴代誌24:1.18には、“1 アロンの子らの組分け。18 第二十三はデラヤ・・・に当たった。”と記されています。
シェマヤの誘惑は、「敵が刺客を放っても、神殿の中に隠れれば、安全ですよ。」というものでした。
それに対してネヘミヤは、「私のような者が逃げてよいものか。私のような者で、だれが神殿に入って生き続けるだろうか。私は入らない。」と答えています。
神殿の聖所の中に入れるのは祭司だけであり、特に至聖所の中に入れるのは大祭司だけであり、それも1年に1回だけでした(ヘブル9:6.7)。

 余談になりますが、至聖所は、最も聖なるところで、大祭司であっても第7の月の10日の贖罪日に入れるだけであったのです(レビ16:29-34、23:27、ヘブル9:7)が、イエス様が十字架上で贖いを成し遂げられたとき、神殿の聖所と至聖所を隔てる幕が上から下へと真っ二つに裂けたのです。
マタイ27:51には、“すると見よ、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。”(2017)と記されています。
イエス・キリストによる贖いが成就したので、イエス様を信じる者は誰でも至聖所に入れるようになったのです。至聖所は神の臨在の場所でした。
新約の恵みは驚嘆するほどに素晴らしい恵みです。
イエス様を信じる者は、イエス様の内に置かれたのです。そしてイエス様がその人の心の内、特に霊の内に住んでくださるのです。
1コリント1:30には、“あなたがたは、神によってキリスト・イエスのうちにあるのです。キリストは、私たちにとって、神の知恵となり、また、義と聖めと、贖いとになられました。”(第三版)と記され、
コロサイ1:27には、“この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト”(2017)と記されています。
霊的に体験して実感している人は幸いです。
パウロはテモテへの手紙Ⅱの最後の祝祷に、「主があなたの霊とともにいてくださいますように。」(4:22・2017)と記しています。

 話を元に戻します。
ネヘミヤは、デラヤの子シェマヤの言葉を聞き、シェマヤの助言の出どころをすぐに察知しました。
12.13節に、“12 私には分かった。今、彼を遣わしたのは、神ではないと。彼がこの預言を私に伝えたのは、トビヤとサンバラテが彼を買収したからだと。13 私が恐れて、言われるがままにして罪を犯し、私の悪評が立って、私がそしられるようにするために、彼は買収されたのだった。”と記されています。

 真相を察知するや否や、ネヘミヤはヤハウェ(主)に祈りました。
「わが神よ。トビヤやサンバラテのこれらのしわざと、また、私を恐れさせようとした女預言者ノアデヤや、その他の預言者たちのしわざを覚えていてください。」(14)と。

 エルサレムの城壁の完成と周辺諸国民の驚きと恐れが15.16節に次のように記されています。
“15 こうして、城壁は五十二日かかって、エルルの月〔ヘブライ歴では第6の月、太陽暦では8-9月(筆者挿入)〕の二十五日に完成した〔B.C.445年のことでした(筆者挿入)〕。
16 私たちの敵がみなこれを聞いたとき、周囲の国々の民はみな恐れ、大いに面目を失った。この工事が私たちの神によってなされたことを知ったからである。”(2017)とあります。

 城壁の完成は、ネヘミヤが遣わされてから、1年以内、それも着工してから52日間で完成したのです。

 ユダの有力者たちと神の敵・ネヘミヤの敵であるトビヤとがどの様に通じていたのか、その理由は何か、ということとトビヤがネヘミヤに脅迫の手紙をしばしば送って来ていたことが17-19節に次のように記されています。
“17 またそのころ、ユダの有力者たちはトビヤのところにひんぱんに手紙を送っていて、トビヤも彼らに返事をしていた。
18 それは、トビヤがアラフの子シェカンヤの婿であり、また、トビヤの子ヨハナンもベレクヤの子メシュラムの娘を妻に迎えていたので、彼に誓いを立てていた者がユダの中に大勢いたからである。
19 さらに、彼らは私の前でトビヤの善行を語り、彼に私の言うことを筒抜けにしていた。トビヤは私を脅すために、たびたび手紙を送って来た。”(2017)とあります。

 トビヤについては1節の説明の箇所に解説してあります。
ここには記されていませんが、ネヘミヤは、トビヤからの手紙を読むたびにヤハウェ(主)に祈りをささげていたことでしょう。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
何があっても、いかなる環境に置かれても、いつでもどこでもあなたにお祈りさせて頂けますことを感謝します。
敵の脅迫、敵の陰謀に対して、ネヘミヤはすぐに祈りを献げましたが、私たちも思い煩いそうになった時には、直ちにあなたに祈ることができますように。
しっかりと長く祈ることにも、短祈にも習熟させて頂けますように。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ピリピ4:6.7)「何も思い煩わないで〔何事も思い煩ってはならない(口語訳)〕、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって〔直訳:「キリスト・イエスの中で」(筆者挿入)〕守ってくれます。」(2017)
(1ペテロ5:7)「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。」(口語訳)
(詩篇50:15)「悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、あなたはわたしをあがめるであろう」(口語訳)

2021年9月25日 (土)

ネヘミヤ記5章 同胞間の問題の処理

 2-5節には、困窮しているユダの民とその妻たちからの、同胞のユダヤ人に対する抗議の内容が述べられています。1-5節には次のように記されています。
“1 さて、民とその妻たちから、同胞のユダヤ人たちに対して強い抗議の声があがった。
2 ある者は、「私たちには息子や娘がいて、大人数だ。食べて生きるために穀物を手に入れなければならない」と言い、
3 またある者は、「私たちの畑も、ぶどう畑も、家も抵当に入れなければならない。この飢饉に際して穀物を手に入れるために」と言った。
4 またある者は言った。「私たちは、畑やぶどう畑に課された王の税金を支払うために、金を借りなければならなかった。
5 現に、私たちの血肉は私たちの同胞の血肉と同じだし、私たちの子どもも彼らの子どもと同じだ。それなのに、今、私たちは息子や娘を奴隷に売らなければならない。実際、もう娘が奴隷にされている者もいる。ところが、私たちの畑もぶどう畑も他人の所有となっているので、私たちにはどうする力もない。」”(2017)とあります。

 1節に、「同胞のユダヤ人たち」(新共同訳は、「同胞のユダの人々」という訳)というグループが登場します。
「同胞のユダの人々」について、新共同訳スタディ版の注は、“ペルシアの官吏と共に働いていた少数の特権階級がいたと思われる。食糧不足と重税によって民の多くは飢え(5:2)、貧しいものは借金を抱えていた(5:3.4)。この状況を利用して、特権階級は高利で金を貸した(5:10.11)。”と述べています。

 困窮しているユダの民とその妻たちからの、同胞のユダヤ人に対する抗議の内容は悲惨なものでした。
1.飢饉による食糧不足に陥っているという者、食糧の確保が難しいという者(2.3)
2.飢饉による食糧不足に際し、穀物を入手するためには、自分たちの畑も、ぶどう畑も、家も抵当に入れなければならないという者(3)
3.畑やぶどう畑に課された王の税金を支払うために、金を借りなければならないという者(4)
4.すでに畑もぶどう畑も他人の所有となっているので、支払いに困窮し、すでに娘を奴隷として売った者、或いは息子や娘を奴隷として売らなければならないという者(5)
たちからの切実な抗議があったのでした。

 上記の抗議内容を聞いたネヘミヤは、“私は彼らの抗議と、これらのことばを聞いて、激しく腹を立てた”(6)と述べています。
 そしてネヘミヤは熟考した上で、有力者たちや代表者たちである同胞のユダヤ人たちの悪行を叱責し、彼らに、自分がどの様なことを行っているのか、また行おうとしているのかということについて話し、更にネヘミヤは、彼らに対し、自分に見習うように命じました。7-11節には次のように記されています。
“7 私は十分考えたうえで、有力者たちや代表者たちを非難して言った。
「あなたがたはみな、自分の同胞たちに、利子をつけて金を貸している。」
そして大集会を開いて彼らを責め、8 彼らに言った。
「私たちは、異邦の民に売られた同胞のユダヤ人を、できる限り買い取った。それなのに、あなたがたはまた自分の同胞を売ろうとしている。彼らはまた私たちに売られなければならなくなる〔彼らは私たちに売られることになるのに(聖書協会共同訳)〕。」
すると彼らは黙ってしまい、一言も言えなかった。
9 私は続けた。
「あなたがたのしていることは良くない。あなたがたは、私たちの敵である異邦の民から侮辱を受けることなく、私たちの神を恐れつつ歩むべきではないか。10 私も、私の親類の者も、私の配下の若い者たちも、彼らに金や穀物を貸してやったが、私たちはその負債を帳消しにしよう。11 だから、あなたがたも今日、彼らの畑、ぶどう畑、オリーブ畑、家、それに、あなたがたが彼らに貸していた金や穀物、新しいぶどう酒、油などの利息分を彼らに返してやりなさい。」”(2017)とあります。

 7節には、「有力者たちや代表者たちである同胞のユダヤ人たちが、自分の同胞たちに、利子をつけて金を貸している。」とあります。
利子について律法には次のように記されています。
金銭の利息であれ食物の利息であれ、すべて利息をつけて貸すことのできるものの利息を、あなたの同胞から取ってはならない。異国人からは利息を取ってもよいが、あなたの同胞からは利息を取ってはならない。それは、あなたが入って行って所有しようとしている地で、あなたの神、主があなたのすべての手のわざを祝福されるためである。”(申命記23:19.20・2017)とあります。
というわけで、有力者たちや代表者たちは律法違反を行っていたのです。

 8節に、「私たちは、異邦の民に売られた同胞のユダヤ人を、できる限り買い取った。」と記されています。
これについて新共同訳スタディ版の注は、“ネヘミヤは異邦人に売られた同胞を買い戻すよう捕囚から帰還した人々に促してきた。しかし特権階級にある人々は逆に同胞を売るに等しい行為をしており、ネヘミヤと側近たちがそれらの人々を買い戻さなければならなくなった。”と述べています。

 7-11節をリビングバイブルは次のように意訳しています。
“7 しばらく考えたのち、裕福な官僚たちをきびしく責めることにしました。「いったい、あなたがたのやってることは何だ。イスラエル人を助ける条件として、抵当を取るなど、そんなことがよくもできたものだ。」そして彼らの処分を決めるため、みなの前で裁判を開きました。
8 私はその法廷で、彼らを告発しました。「私たちはみな、遠い国での奴隷生活から引き揚げて来た者たちを援助しようと、できるだけのことをしてきた。それに対して、あなたがたはむりやり彼らを奴隷に戻そうとしている。私はいったい何度、彼らを買い戻せばよいのか。」彼らは、全く反論することができませんでした。
9 さらに私は続けました。「あなたがたのしていることは、実に恐ろしいことだ。いったい、神を恐れる気持ちがあるのか。回りには、私たちを滅ぼそうとすきをうかがう敵がうごめいているではないか。10 あなたがた以外のものはみな、同胞のユダヤ人には、利子も取らずに金や穀物を貸してやっているのだ。こうした高利貸しのようなまねはやめなさい。11 畑、ぶどう園、オリーブ園、家をみな返し、証文を破りなさい。」”とあります。

 12節には、“すると彼らは、「私たちは返します。彼らから何も要求しません。私たちはあなたの言われるとおりにします」と言った。そこで私は祭司たちを呼んで、この約束を実行する誓いを立てさせた。”(2017)とあり、ユダヤ人の裕福な官僚たちは、ネヘミヤの要求を受け入れ、かつ神の前で約束を守ると誓ったのです。

 ネヘミヤは、誓いを守らなかった場合、神が呪ってくださるようにと祈りました。13節には次のように記されています。
“13 私はまた、衣の裾を振って言った。「この約束を果たさない者はだれでも、神がこのように、その人の家から、また、その人の勤労の実から振り落としてくださいますように。このように振り落とされて、無一文になりますように。」すると全会衆は、「アーメン」と言って主をほめたたえた。こうして民はこの約束を実行した。”(2017)とあります。

 14-19節には、総督任期中のエレミヤのありようが次のように記されています。
“14 また、私がユダの地の総督として任命された日から、すなわち、アルタクセルクセス王の第二十年から第三十二年まで〔B.C.445-B.C.433年(筆者挿入)〕の十二年間、私も私の親類も総督としての手当てを受けなかった。
15 私の前任の総督たちは民の負担を重くし、銀四十シェケルのほかにパンとぶどう酒を民から取り立てた。しかも、彼らに仕える若い者たちは民にいばりちらした。しかし、私は神を恐れて、そのようなことはしなかった。
16 また、私はこの城壁の工事に力を注ぎ、私たちは農地を買わなかった。私の配下の若い者たちはみな工事に集まっていた。
17 ユダヤ人と代表者たち百五十人、また私たちの周囲の国々から来る者〔ネヘミヤに対する訪問客(注解付新改訳聖書の注)〕が、私の食卓に着いていた。
18 そのため、一日に牛一頭、選り抜きの羊六頭が料理され、私のためには何羽かの鳥が料理された。それに、十日ごとに、あらゆる種類のぶどう酒がたくさん用意された。それでも私は、この民に重い負担がかかっていたので、総督としての手当を要求しなかった。
19 私の神よ。どうか私がこの民のためにしたすべてのことを覚えて、私をいつくしんでください。”(2017)とあります。

 14-19節について、新聖書注解は、“この部分はネヘミヤの任期の終了以後に回顧的に記したものであることは明らか。この記事がここに入れられたことは、ネヘミヤが前記の改革を断行し得た秘訣が、彼のこの無欲廉潔な人格にあったことを明らかにする意味で適切。”と述べています。
新聖書注解は、“ネヘミヤが前記の改革を断行し得た秘訣が、彼のこの無欲廉潔な人格にあった”と述べているのは、その通りであると思いますが、ネヘミヤは総督としての手当てを受け取らなくても、上記のような生活ができたということもまた事実です。

 ネヘミヤの総督の期間は、アルタクセルクセス王の第二十年から第三十二年まで〔B.C.445-B.C.433年(筆者挿入)〕の十二年間とありました。
エズラがエルサレムに遣わされてエルサレムに到着したのは、エズラ7:8に、“エズラは王〔アルタクセルクセス王(筆者挿入)〕の第七年〔B.C.458年(筆者挿入)〕の第五の月にエルサレムに着いた。”(2017)と記されています。

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
ネヘミヤは内憂外患の中で、あなたに祈りながら、そして貪欲に陥ることなく、事を進めていっていることを覚えます。
私たちキリスト者も地上に置かれている間、常に何かしらの問題を抱えながら歩むことになりますが、常に祈り、あなたの導きと助けを頂きながら、また感謝をもって歩み続けることができますよう祝福してください。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

2021年9月24日 (金)

ネヘミヤ記4章{(新改訳、口語訳、リビングバイブル訳、文語訳は1-23節)、(ヘブライ語聖書、新共同訳、聖書協会共同訳、岩波訳はネヘミヤ3:33-4:17)} 城壁の再建を妨害する人たち 

 1-3節には、城壁を建てさせまいとする敵からの言葉の攻撃が次のように記されています。
“サンバラテは私たちが城壁を築き直していることを聞くと、怒り、非常に憤慨して、ユダヤ人たちを嘲った。
2 彼はその同胞とサマリアの有力者たちの前で言った。「この哀れなユダヤ人たちは、いったい何をしているのか。あれを修復して、いけにえを献げようというのか。一日で仕上げようというのか。焼けてしまった石を瓦礫の山の中から拾って、生き返らせようというのか。」
3 彼のそばには、アンモン人トビヤがいて、彼も「彼らが築き直している城壁など、狐が一匹上っただけで、その石垣を崩してしまうだろう」と言った。”(2017)とあります。

 1-3節は、2:19の箇所の言い換えのようなものです。時系列的には、その箇所に入るのだと思います。ですから時系列的には、ネヘミヤ4章はネヘミヤ3章の一部の記載よりも前にきます。

 なおネヘミヤ2:17-20には次のように記されています。
“17 私は彼らに言った。「私たちが直面している困難は見てのとおりだ。エルサレムは廃墟となり、その門は火で焼き払われたままだ。さあ、エルサレムの城壁を築き直し、もうこれ以上、屈辱を受けないようにしよう。」
18 そして、私に恵みを下さった私の神の御手のことと、また王が言ったことばを彼らに告げた。すると彼らは「さあ、再建に取りかかろう」と言って、この良い仕事に着手した。
19 ところが、ホロン人サンバラテと、アンモン人でその部下のトビヤ、およびアラブ人ゲシェムは、これを聞いて私たちを嘲り、蔑んで言った。「おまえたちのしているこのことは何だ。おまえたちは王に反逆しようとしているのか。」
20 私は彼らにことばを返して言った。「天の神ご自身が私たちを成功させてくださる。それで、そのしもべである私たちは、再建に取りかかっているのだ。あなたがたには、エルサレムのうちに何の取り分も、権利も、ゆかりもない。」”(2017)とあります。

 4.5節の祈りはネヘミヤによるものだと思いますが、次のように記されています。
“4 「お聞きください、私たちの神よ。私たちは軽蔑されています。彼らの侮辱を彼ら自身の頭上に返し、彼らが捕囚の地でかすめ奪われるようにしてください。5 彼らの咎をおおい隠すことなく、彼らの罪を御前から消し去らないでください。彼らが、建て直している者たちを憤慨させたからです。」”(2017)とあります。

 ネヘミヤは、短祈(短い祈り)が得意であったようです。ネヘミヤ2:4.5を読むと、アルタクセルクセス王との会話の中で短祈を用いている箇所が記されています。王に質問されるや否や、ネヘミヤはヤハウェ(主)に祈ってから王に答えています。ですから、ネヘミヤは、敵の言葉の攻撃に、自分の言葉をもって直ちに反撃したのではなく、先ずヤハウェ(主)に祈りをささげたのではないかと思います。その上で、ネヘミヤ2:20に記されているように、「天の神ご自身が私たちを成功させてくださる。それで、そのしもべである私たちは、再建に取りかかっているのだ。あなたがたには、エルサレムのうちに何の取り分も、権利も、ゆかりもない。」と答えたのではないかと私は思います。

 敵からの言葉の攻撃にもかかわらず、城壁再建者たちは仕事をしました。6節には次のように記されています。
“こうして私たちは城壁を築き直し、城壁はすべて、その半分の高さまでつなぎ合わされた。民に働く気があったからである。”(2017)とあります。

 城壁再建工事を止めないユダヤ人たちに対して、敵は言葉と武力を用いて、再建工事を阻止しようと陰謀を企てました。7.8節には次のように記されています。
“7 サンバラテ、トビヤ、アラブ人、アンモン人、アシュドデ人たちは、エルサレムの城壁の修復がはかどり、割れ目もふさがり始めたことを聞いたとき、激しく怒り、8 皆でエルサレムに攻め入って混乱を起こそうと、陰謀を企てた。”(2017)とあります。

 敵の陰謀に対して、ネヘミヤは先ず祈り、対策を立て、対処しました。9節には次のように記されています。
“そこで私たちは、私たちの神に祈り、彼らに備えて昼も夜も見張りを置いた。”(2017)とあります。

 ユダの民の疲弊と混乱、敵の策略、それらに対する対処とその効果について10-15節には次のように記されています。
“10 ユダの人々は言った。「荷を担ぐ者の力は弱り、瓦礫は山をなしている。城壁を築き直すことなど、私たちにできはしない。」
11 私たちの敵は言った。「彼らが気づかないうちに、見つけないうちに、彼らの真ん中に入り込み、彼らを殺して、その工事をやめさせよう。」
12 そのため、彼らの近くに住んでいたユダヤ人たちはやって来て、四方八方から十回も私たちに言った。「私たちのところに戻って来てください。」
13 そこで私は、民をその家族ごとに、城壁のうしろの低い場所の空地に、剣や槍や弓を持たせて配置した。
14 私は彼らの様子を見て立ち上がり、有力者たちや代表者たち、およびその他の人たちに言った。「彼らを恐れてはならない。大いなる恐るべき主を覚え、自分たちの兄弟、息子、娘、妻、また家のために戦いなさい。」
15 私たちの敵が、自分たちの企みが私たちに悟られたこと、神がそれを打ち壊されたことを聞いたとき、私たちはみな城壁に戻り、それぞれ自分の工事に当たった。”(2017)とあります。

 10-15節をリビングバイブルは次のように意訳しています。
“10 ところが指導者の中にも、不満をもらす者が現れてきました。彼らは言いました。「働く者が疲れてきてしまった。瓦礫が多すぎて、自分たちだけでは処理することなど出来ない。」
11 敵はその間、力ずくで工事を止めさせようと、奇襲をしかけて私たちを皆殺しにする〔「皆殺しにする」は言い過ぎで、原語は、「彼らを殺す」の意です。リビングバイブルの文脈の中では「私たちを殺す」(筆者挿入)〕計画を着々と進めていました。
12 敵はまた、近くの町や村から来た者〔「敵の近くに住んでいるユダヤ人たち」のこと(筆者挿入)〕が自分たちの町や村に戻るたび、エルサレムには行かないようにそそのかしました。
13 私は、城壁のうしろの空地に、各家族ごとに武装した者を配置しました。
14 そしてこのような状況を踏まえ、指導者や民を集めて、こう言いました。「恐れてはなりません。神様は偉大で、恵み深いお方ではありませんか。さあ戦うのです。友のため、家族のため、家のために。」
15 敵は、陰謀が神によってあばかれて私たちに知らされ、失敗に終わったことを知りました。今や、私たちは一丸となって城壁工事を再開しました。”とあります。

 敵に対する対抗策を施しながら城壁の再建工事を続行していった様子が16-23節に次のように記されています。
“16 その日以来、私の配下の若い者の半分は工事を続け、もう半分は、槍、盾、弓、よろいで身を固めていた。隊長たちがユダの全家を守った。
17 城壁を築く者たち、荷を担いで運ぶ者たちは、片手で仕事をし、片手に投げ槍を握っていた。
18 築く者はそれぞれ剣を腰にして築き、角笛を吹き鳴らす者は私のそばにいた。
19 私は有力者たち、代表者たち、およびそのほかの人々に言った。「この工事は大きく、また範囲は広い。私たちは城壁の上で互いに遠く離れ離れになっている。
20 どこででも、角笛が鳴るのを聞いたら、私たちのところに集まって来なさい。私たちの神が私たちのために戦ってくださるのだ。」
21 こうして私たちはこの工事を進めたが、その半分の者は、夜明けから星が現れるまで槍を手にしていた。
22 そのときまた、私は民に言った。「それぞれ自分の配下の若い者と一緒に、エルサレムの内側で夜を明かすようにしなさい。そうすれば、夜には見張りがいて、昼には働くことができる。」
23 私も、私の親類の者も、私の配下の若い者たちも、私を守る見張りの人々も、私たちの中のだれも服を脱がず、水場でもそれぞれ投げ槍を持っていた。”(2017)とあります。

 私たちキリスト者も、敵の攻撃を受ける場合があります。敵とは、悪魔(サタン)悪霊です。
悪魔悪霊は人を介して攻撃してくる場合も多々あります。
しかし、私たちキリスト者の敵は、人ではありません。敵対してくる人のためには祈らなければなりません。人とではなくその背後にいる悪しき霊と戦うのです(エペソ6:12)。
悪しき霊は、主なる神様の許可の範囲内でしか私たちに攻撃を仕掛けることは出来ません。
キリスト者の誰もが経験する事柄としては、聖書を読むのが億劫であるとか、祈る気になれない、などというものでしょう。
キリストの御名によって、それらの働きをしてくる悪しき霊を追い払えば、それらはいなくなります。
また御言葉によって対処する場合もあります。
悪しき霊が関与する事故や病気に遭遇する人もいるかも知れません。しかし、主はそれ以上の恵みを与えてくださいます。
また成功させて高慢にさせるという手を使うこともあれば、落ち込ませるという手を使う場合もあります。
その他、色々ありますが、キリスト者はキリストの御名によって、また神のことばによって悪しき霊に対処することができます。
私たちの主は、「天においても地においても、すべての権威が与えられてい」るお方です。(マタイ28:18)

<お祈り>
天のお父様。
あなたの御名を崇めます。
悪魔悪霊に対しても私たちはキリストの御名によって勝利を得させて頂けますから感謝します。
霊を見分ける霊的力を豊かにしてくださり、悪しき霊に直ちに対処していくことができますように。
栄光は主に在ります。
決して自分に栄光を帰することがありませんように。
私たちの主キリスト・イエス様の御名で祈ります。アーメン。

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