1ペテロ2:11.12 肉の欲を避けなさい
2:11愛する者たちよ。あなたがたに勧める。あなたがたは、この世の旅人であり寄留者であるから、たましいに戦いをいどむ肉の欲を避けなさい。
2:12異邦人の中にあって、りっぱな行いをしなさい。そうすれば、彼らは、あなたがたを悪人呼ばわりしていても、あなたがたのりっぱなわざを見て、かえって、おとずれの日に神をあがめるようになろう。(口語訳)
「愛する者たちよ」は、ペテロが手紙を送った当時のキリスト者にペテロがラブコールを送ったというだけではなく、ペテロの内にいます神である聖霊がすべてのキリスト者に対して「愛する者たちよ」と語りいでているのだと思います。
私は、嘗て、エペソ5:1.2の「ですから、愛されている子どもらしく、神にならう者となりなさい。また、愛のうちに歩みなさい。」という箇所を読んだ時に、突然、「あなたは愛されていんですよ。私はあなたを愛しているんですよ。あなたも愛する者になりなさいね。」という具合に優しく優しく語りかけられたのです。この語りかけは、ただの語りかけではなく、御霊様が働かれて私の心を溶かし、私を変えたのです。
この箇所は、神様が、「わたしはあなたを愛していますよ。救われる前の古き人の肉の欲を避けなさい。救われた後は、新しい霊の内におられる御霊の導きに従って生きるのですよ。」と語っておられるかのようです。
よく考えてみれば、キリスト者は、永遠の命を頂いていますから、この世の生活は、極めて短いものです。キリスト者の国籍は天にあり、この地上では旅人であり、寄留者なのです。だから我慢しなさい、というのではありません。肉を楽しませる生き方ではなく、霊的な楽しさ、神様を喜ばせる生き方、神様が崇められる生き方をしなさいね、と言われているのです。
そうすれば、キリスト者に悪口雑言をいっている人に神様が臨んで〔神様がその人を救うために訪れた日に〕、そのような人が救われたとしたら、救われた時に神様を崇めるようになるというのです。
主イエス様は、山上の垂訓で、「あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」(マタイ5:16)と言われました。
<お祈り>
天のお父様
あなたの御名を賛美します。
あなたは、あなたの御旨に叶う歩みをすることが出来るように、御霊様を私たちの霊に遣わしてくださり、御霊様が住んで下さっておられますから感謝します。
御霊様に従ってあなたの御旨を歩んでいくことが出来ますように。
主イエス・キリスト様の御名によってお祈りします。
アーメン
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