1ペテロ5:8.9 悪魔には立ち向かえ
“5:8身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている。
5:9この悪魔にむかい、信仰にかたく立って、抵抗しなさい。あなたがたのよく知っているとおり、全世界にいるあなたがたの兄弟たちも、同じような苦しみの数々に会っているのである。”(口語訳)
同じような内容のことをパウロもヤコブも以下のように記しています。
(ヤコブ4:7)
「ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。」(新改訳)
(エペソ6:11-18)
「悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。
私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊〔悪の諸霊(新共同訳)〕に対するものです。
ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。
では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け〔真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け(新共同訳)〕、
足には平和の福音の備えをはきなさい〔平和の福音を告げる準備を履物としなさい(新共同訳)〕。
これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。
救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい〔救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい(新共同訳)〕。
すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。」(新改訳)
またヨハネは、信仰を守ることは肉体の命よりも大切であることを主イエス様から教えて頂いて次のように記しています。
黙示録12:11では、「兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。」(新改訳)と記し、
黙示録2:10では、「あなたは、受けようとしている苦難を決して恐れてはいけない。見よ、悪魔が試みるために、あなたがたの何人かを牢に投げ込もうとしている。あなたがたは、十日の間苦しめられるであろう。死に至るまで忠実であれ。そうすれば、あなたに命の冠を授けよう。」(新共同訳)と記しています。
悪魔(サタン)は、いつもいつも誰かを信仰から落とそうと狙っています。
私たちの戦いは、肉体の命が取られる取られないということではなく、霊に関するものなのです。地上の肉体は一時的であり、霊は永遠に続くものだからです。パウロは、2コリント4:16-18で、そのことを「だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます。わたしたちの一時の軽い艱難は、比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます。わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(新共同訳)と記しています。
次にローマ8:31-39を記します。
「もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。
わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか。
だれが神に選ばれた者たちを訴えるでしょう。人を義としてくださるのは神なのです。
だれがわたしたちを罪に定めることができましょう。死んだ方、否、むしろ、復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです。
だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。
『わたしたちは、あなたのために/一日中死にさらされ、/屠られる羊のように見られている』と書いてあるとおりです。
しかし、これらすべてのことにおいて、わたしたちは、わたしたちを愛してくださる方によって輝かしい勝利を収めています〔勝ち得て余りあり(文語訳)〕。
わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。」(新共同訳)
<お祈り>
天のお父様
あなたの御名を崇めて感謝します。
サタンは世界中を闊歩し、政治家を動かし、経済界の多くの人達を動かし、キリスト様に対抗する宗教家を用い、メディアをも用い、即ちまことの神を信じない人達を用いてキリスト者を引きずり落とそうとし、キリスト様を信じようとする者たちの邪魔をしています。時にはキリスト者も騙されてサタンの手先に使われてしまうこともあります。
日本でも、多くの国々でも、サタンの働きは目に見えて顕著になって来ているように感じられます。
私たちは、主の御再臨を待ち望んでいます。
また、主の空中再臨の日までに祈っている方々が救われるようにとも願っています。万が一、空中再臨までに間に合わないような場合、殉教しても主のもとに帰ってくることを願っています。どうか助けてください。
サタンに対しては、主に教えられているように戦っていくことが出来ますように。
主の守りと助けを頼みとしながら、主イエス様の御名によってお祈りします。
アーメン
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