イエスがキリストであることの預言
聖書の中には非常に多くの預言があります。
いくつあるのか、私は知りません。
多くの預言は、神様にとって大切な出来事があるとき、それに集中しているように思えます。
それ故、ある時期に該当する預言は、極めて少なく、それと反対に、重要なときや出来事に関連するときの預言は、数多く聖書に記載されているように思えます。
キリストの地上への誕生に関しての預言は、多く存在しています。
キリストの十字架と復活なくしては、神の前に、人間が救われる方法がないのですから、キリストが十字架にかかることができるために、神のひとり子の御子に肉体が与えられて地上に存在するようになることはとても重要なことでした。その肉体によって罪の贖いを成し遂げるのですから。
キリストの地上降誕に関する預言や、この方こそメシヤ(キリスト)である、という預言が次々となされたことを福音書から見ることができます。
今まで、ルカの福音書を少し眺めて来ましたが、その中には特筆すべき者がありますし、マタイの福音書の中にもあります。
少し箇条書きにしてみます。
①マリヤに対する天使ガブリエルのことば(ルカ1:26-35)
②聖霊に満たされたエリサベツの預言(ルカ1:41-44)
③聖霊に満たされた祭司ザカリヤの預言(ルカ1:67-75)
④キリスト誕生を羊飼いたちに告げる御使いのことば(ルカ2:8-14)
⑤御使いの語られたことが事実であったことを告げる羊飼いたちの証言(ルカ2:15-20)
⑥キリストを見るまでは死なない、と神に約束されていたシメオンが受けていたキリストについての聖霊のお告げ(ルカ2:25-35)
⑦女預言者アンナによるキリストについての預言(ルカ2:36-38)
⑧マリヤの胎に宿っているのはキリストであると、マリヤの夫ヨセフへの御使いによる啓示(マタイ1:20-24)
⑨キリストを拝するために来た東方の博士たちのエルサレム訪問(マタイ2:1-12)
⑩キリスト降誕についての旧約聖書の預言を証言する学者たち(マタイ2:4-6)
Etc.
まだイエス・キリストを信じておられない方の参考になれば幸いです。